ここ2週間ブログを書いてない。それは、弟(臼杵市在住)の死という悲しい現実に直面していたことによる。葬儀などで時間もなかったが、投稿する心の余裕もなかった。
しかし、机上に並ぶ9年に及ぶブログの歴史を眺めていて、この冷厳な事実を書き残しておく必要もあると思った。
・昨年(2014年)の春、健康診断で肺ガンが見つかる。
放射線治療で、このガンは退治されたと聞き喜んでいた
・今年4月初旬、母の7回忌を取り仕切り、その健在ぶりを見せた
・ところが5月中旬、再発して大分のアルメイダ病院に入院
高校傘寿同窓会で帰省して病院に見舞うが、急激に衰えていた
・以降、入退院を繰り返す
・10月主治医の「何とか年を越すように頑張りましょう」の発言あり
・11月10~12日帰省して見舞う。私の旧友S君を加え河豚を食べる
遺作となった「冬のブナ」に筆を入れる姿に、「年は越せる」と確信
したのだが…
・11月18日午後5時過ぎ死亡、享年75歳。
直接の死因は動脈瘤破裂。ステント、誤嚥などで喉周辺は痛んでいた
・11月20日通夜、21日葬儀。2日間で延500人以上の会葬を受ける
私は男ばかり5人兄弟の長男、淳はその3弟であったが、子供のころから5人の中で一番明るく元気であった。人の命のはかなさを、これほど感じたことはなかった。
最後の筆画…遺作「冬のブナ」に筆を入れる(11月11日午前9時半頃)
描き終えて床に就く主を、愛猫イツクが見舞う
…充実した生を生きられたことに敬意を表します。
生前のご厚誼、ありがとうございました。
80歳になっても心安らぐときはないものです。お互いに体に注意して、よいお年を迎えましょう。