中秋の名月は雲に隠れて見れませんでしたが、栗が手に入りましたので渋皮付きのマロングラッセ作りにチャレンジしました。栗ご飯のために外皮を全部むき渋皮が残った栗を使うことにしました。個数は11個。栗の重量は250グラムです。ともかく全く初めてなのでまずネットでレシピを検索。そのレシピに忠実に作ることにしました。レシピは10人分、栗1kgになっていますので、材料はすべて4分の1の分量で砂糖250グラム、ラム酒8cc、あとは水だけです。
1.渋皮の筋を取り除く
渋皮の筋を取りやすくするために、栗を入れた鍋に栗がかぶる程度水をいれ、まず煮たせます。煮立った火を弱火にして20分位煮ます。これを3~4回繰り返し、渋皮が柔らかくなったなら、筋や余分な渋皮をきれいに取ります。さらに栗の底面を水平にカットします。この作業は根気さえあれば2~3時間で完了します。
2.砂糖を加え、栗をじっくり煮る
この工程がポイントです。栗の入った鍋を火にかけ、煮立ったら火を弱め20分位煮て、用意した砂糖250グラムの1/5(50g)を入れ、砂糖が溶けるまで煮込みます。溶けたら火を止め、一晩寝かせます。この作業を5回(5日)繰り返します。この作業は栗の入った砂糖水の砂糖の量が飽和点になれば溶けきれず結晶化するので、結晶するまで繰り返すことになります。レシピには水の量は書いてなっかったので鍋の大きさ、水の分量がよく分かりませんでした。当然に水が多ければ投入する砂糖の重量も多くなるはずです。私の場合は、最初は中鍋でスタートしましたが、途中で小鍋に変えました。ただ結晶化する時には煮汁が殆どなくなり、次の工程に進むのに苦労しました。
3.栗をコーティングする
2の工程が終われば、栗の表面に塗るシロップを作ります。好みでラム酒(8cc)を入れ香りづけする。私の場合はこの工程が上手くいきませんでした。2の工程で煮汁が固まり、湯煎して溶かすのに苦労しました。それでもなんとかシロップを作り砂糖漬けの栗にコーティングして作業を終えました。
写真は出来上がったマロングラッセです。一つ試しに試食しましたが、栗は柔らかく、砂糖もほどよくしみて、思った以上の出来でした。密封容器に入れて冷蔵保存すればさらに美味しくいただけると思います。想像以上に時間と手間のかかる作業でした。