人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

東海道中膝車 ーー41 宮ーー

2016-01-30 16:50:31 | 旅行

2015年10月某日。岐阜県恵那市にある墓参りのついでに名古屋に一泊し、翌日宮宿から鳴海宿まで歩きました。距離は7.7キロ。1月から5月にかけて京都の三条大橋から桑名までの旅の再開です。

宮の七里の渡し跡には、名古屋駅からは名鉄熱田駅で降り、熱田神宮の中を抜けて向かいます。広重の宮宿の絵も熱田神宮の馬の塔という神事を描いていますが、昔の旅人も必ず熱田神宮に参拝したことと思います。今では七里の渡し跡に訪ねる人はあまりなく、すぐ近くにある鰻のひつまぶしで有名な蓬莱軒に行く人の方が多いのではないでしょうか。宮の七里の渡しは蓬莱軒から歩いて3分ほどのところにありますので、折角なので是非訪ねてみてはいかがですか。常夜灯のある公園として整備されています。

 

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東海道中膝車 ーー42 桑名ーー

2016-01-26 12:47:39 | 旅行

15時過ぎに桑名宿の七里の渡し跡に到着。都合よく隣にある銭湯で道中の埃や汗を洗い流しました。江戸時代ならここから船に乗って宮宿に行くのですが、この時代渡し船はなく、かといって国道1号線沿いを名古屋市熱田区にある宮宿まで歩く元気もなく、残念ながら伊勢湾上の点線で諦めることにしました。

今回チャレンジした京都からの東海道歩きの旅は、三条大橋から桑名宿までの123.6キロを昔の旅人なら3~4日の行程を6日もかけて歩いたことになります。残りの距離を考えるといつ終わることやら。それでも箱根峠も越えたいし、薩埵峠から富士山も見たい。ということで、次回以降の東海道歩きは西は宮から、東はすでに日本橋から戸塚までは歩いていますので、戸塚からスタートしようと考えています。

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東海道中膝車 ーー43 四日市ーー

2016-01-26 10:54:49 | 旅行

石薬師宿から四日市宿までは11キロ。庄野宿の最寄駅であるJR関西線加佐戸駅を朝7時30分にスタートし、8時に石薬師寺、杖衝坂に9時20分、伊勢参宮道との分岐である日永の追分に着いたのは10時。ここには日永の名水?が湧き出ており、地元の人が持ち帰っていました。聞くとそのまま飲めるとのことで、暫しの休憩、のどを潤しました。11時ころに四日市の繁華街にある諏訪神社に到着。写真は諏訪神社を写したものです。

ここから桑名の七里の渡しまでは15.6キロ。関西線の富田駅近くの富田一里塚跡(日本橋より98里目)に13時。員弁川手前の縄生一里塚跡に14時。桑名宿に入ると街道筋に浄土真宗のお寺が目立ちます。どのお寺も大きくきれいで信仰の深さを感じました。5月末にしては暑い一日で道中日陰を求めながら歩くのが精一杯。それでも何とか15時20分に桑名の七里の渡し跡に着くことができました。庄野からここまで30.7キロ。ほぼ8時間歩き通しの一日でした。

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東海道中膝車 ーー44 石薬師ーー

2016-01-25 21:02:46 | 旅行

東海道歩き一泊二日の旅の二日目。昨日は亀山駅の近くのホテルに泊まり、フロントで紹介された居酒屋で食事をしました。初めての土地で暖簾をくぐるのは勇気がいりますが、これも旅の楽しみの一つ。店の方も親切で美味しい料理を堪能しました。特にジビエ料理のイノシシのスペアリブは最高。30キロ歩いた疲れも吹っ飛びました。

今日の行程は桑名まで。京都を起点とした東海道歩きは桑野の七里の渡しでひとまず完結。次は宮から始める予定にしています。亀山から庄野へは鈴鹿川に沿って歩いてきましたが、庄野から石薬師宿までは近く4キロほど、丘陵地帯を歩きます。途中、真言宗の古刹石薬師に参拝して道中の安全を祈願。石薬師から木田町大谷までは、家々の軒先にかけられた歌人で国文学者である佐々木信綱の歌を詠みながら歩くことになりますが、気持ちのよい道でした。

   「ありがたし今日の一日もわが命 めぐみたまへり 天と地と人と あめ・つち」

采女一里塚を過ぎると杖衝坂という急坂を一気に下ります。この坂は日本武尊が剣を杖代わりにして越えたとの言い伝えがある坂で、芭蕉も「歩行(かち)ならば 杖つき坂を 落馬かな」(笈の小文)と発句しており、「馬かりて杖つき坂上るほど、荷鞍うちかへりて、馬より落ちぬ」との説明が添えられています。確かに芭蕉も馬から落ちるほどの急坂でした。次は四日市頑張ります。

 

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東海道中膝車 ーー45 庄野ーー

2016-01-25 17:23:21 | 旅行

亀山から今日の終着地である庄野までは9キロ弱。暗くなる前に着きたいという気持ちが先でただひたすら歩きました。JR関西線加佐戸駅に着いたのは17時30分。土山宿からの31.5キロを8時間、平均時速4キロで歩いたことになります。途中の休憩もほとんどとらず、ほぼ歩きっぱなし。まだまだいけるとちょっと自信がつきました。

広重の庄野宿の絵はいいですね。夕立のなか先を急ぐ旅人の姿がよく描かれています。一方私の写真は庄野西の角で撮ったもの。宿場の雰囲気も表現できず、平凡な写真になりました。

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