火の用心

拍子木の音が街に流れる・・・・

東京に来てから聞くようになりました。

しかし・・・今日は、その火の用心・・・



拡声器で、言っていた




おばちゃんの声で、『火の用心！』


うるさい！と怒ってやろうと思ったら・・・

その声に続き、子供の声で微かに『火の用心！』



卑怯だ・・・何もいえない・・

夜の８時くらいの事で、ご苦労様である。



今のアパートに住み始めの頃、

言われた事がある。

『夜にゴミを出さないで下さい』

それまでは、暗いうちにゴミを出せるところに住んでた

しかし、ここでは・・・・

理由を聞くと・・・『放火されないように』


うそっ・・・・と思ったが

２週間ぐらいしたら近所のアパートの壁が

黒く焦げていた・・・放火されたのである。

それを目の当たりにして、朝しかゴミを出さなくなった。

故に・・・夜型の生活の私の部屋は

ゴミを捨てるタイミングを逃し

どんどんゴミが溜まることが多くなった。

すると、暖かい季節には

しょうちゃんが、大量発生することが増えた

しょうちゃんとは、勿論、ショウジョウバエである。



あいつらは、部屋を全開にしてても出て行かない

行動範囲を勝手に決めていて、自由になれるのに

出て行かないのである。

こんな狭い部屋で、クルクルと回り続けるのである。



風水では、部屋を綺麗に掃除するのが前提だったりするが

しょうちゃんのような生き物を、こんな狭い部屋に

生まれさせたりするのも大きな罪かもしれない

殺生ではないにしろ・・・むしろ残酷かもしれない



火種なんて、すさんだところにしか生まれない

こんなごみごみした街も、キレイならば

すさんで放火などする人も減るだろう


この部屋もキレイに掃除して

いい空気を流れるようにして

残酷な運命をたどるショウちゃんを

発生させないようにしようとおもいます。