BKK放浪2024新春 『 芋虫とコオロギをツマミにビアチャンを〜 』
例年であればあまり訪れないこの時期のBKKだがどうしても必要とされる商談をこなすべく週末を利用してやってきた。
30年来の付き合いであるSAMMYとは初日の夜にメシを共に。いつもなら一緒にやってくる2人の子供らが塾との事で今回はサシ飲みとなった。
記憶に残ってないのだが以前何度も訪れているスクンビットソイ31にあるイーサン料理店でビアチャンで乾杯である。
ソムタムやヤムウンセンにカオニャオが美味い!
そして食事が一段落した辺りでサミーが芋虫とコオロギを頼んだ。
かなりグロいのだがビールのツマミ的には大変美味いのである。未来の高タンパク質食材だとSAMMYは話す。SAMMYの仕事は相変わらず極めて好調の様子である。羨ましい。
2日目、カツンと仕事をこなしたこの夜はプロンポーンにあるCOCAへ。最近タイにやって来る時は必ず一度はタイスキを食べている。この美味さは仮にタイスキ用のソースを日本に持ち帰ってもきっとあまり美味しくない気がする。やはりこの蒸し蒸しした暑さの街からクーラーがキンキンの店に入り、更にキンキンに冷やされたタイビールと共に食べるから美味いような気がするのだ。備えて出される粗く切ったニンニクと青唐辛子とライムをタレに全入れして豚肉や野菜をそれに潜らせて食べるのである。
やはり日本のしゃぶしゃぶもそうなのだが鍋には牛肉でなく豚肉に限るのだ。
ここのところ滞在ホテルの近くにCOCAがあるからかMKよりも COCA派になっている。
翌日はサイアムパラゴンにある新規取引先のショールームにて打ち合わせ。昼はイムちゃんでガパオガイとビアチャンを頼んだつもりがカオマンガイを間違って頼んでいた事をテーブルに出されて初めて気づいた。まぁ美味いから良しとする。
最終夜は14年前にひょんなところで知り合いになったHYDEを誘い6年ぶりの乾杯となった。14年前はHYDEはまだBKKに赴任したばかりだったが14年の歳月が流れ、今や勤める会社の東南アジア全体を統括する現地法人社長に出世している。仲間の活躍は嬉しい限りだ。普段はInstagramでしか知らない近況を伝え合った。
初めて会ったあの頃は1杯30バーツ(BHT30x2.5円=¥75)だったバーミーが今や60バーツ(BHT60x4.1円=¥246)である。75円が250円と3倍近くになった。
もはやタイの物価高騰によりかつてはあったこの地への旅の魅力は失われてしまっている。僕のタイへのバックパック旅も今考えているチェンライとイーサン方面で一旦完了とし、その後はベトナム、ラオスといった方面を計画しようかと考えている。
しかし僕はこの街に何回訪れて来たのであろう…
初めて来たのは30年前、その頃はドンムアン空港しかなく、そこから市街へはスコールが降ると洪水になる悪路であった。もちろんBTSやMRTなどなく常に大渋滞の街であった。
この国のどれだけの人々と関わってきたのだろう…
もう会う事もない人々が今も笑顔でこの街にいてくれる事を願いたい。そして今尚僕と関わってくれている人々をこれからもずっと大切にしたい。そう思う今回の旅であった。
30年という月日で街は大きく変貌を遂げたが街の匂いと喧騒、そして半袖の肌に絡むヌルい空気はずっとあの頃のまま変わらない。
バンコク万歳!
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