【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

琉球放浪2023正月 『 久米島キャンプで雨漏れテントからーのSLJ大作戦 』

2023年01月07日 | 旅三昧!釣り三昧!
2023年正月休暇〜

僕は関空から那覇行きのフライトを待っている。

今回は35年来の親友ナカとの久米島雑魚釣りキャンプである。滞在3日間の内の海況がマシな2日間を遠藤くんの大洋丸チャーターとし、残りの1日はショアジギングを目論んでいる。




今回の釣行のために世の中ではSLJと呼ばれるスーパーライトジギングタックルを準備してきた。海況悪く深場に進めない時に細いラインで軽いジグしゃくり魚を狙うタックルである。

このタックルで今年は僕のベースの南紀白浜でもイサキや甘鯛といったコレまでのジギングではなかなか狙えない魚もターゲットに考えているのだ。またSLJではショアジギングに使用するスピニングリールを活用出来るのである。

今回持ち込む自身のタックルは常のジギング用ロッド、ショアジギング用ロッド、SLJ用ロッド、電動ジギングロッドである。リールは常のジギングベイトリールにPE3x2とPE2.5、ショアジギング&SLJ用スピニングリールにPE1.2、電動ジギングリールにPE4をセットしている。

オフショアキャスティングタックルは冬の海という事もあり今回は割愛した。

ドカットボックスはいつも同様に事前にナカの自宅に発送してある。そして今回からナカも自身のジギングタックルを購入準備して僕との三日間を休日にしてくれている。

昨年は3回通った久米島だが、今年は中年バックパック1人旅を考えているので行けても2回となろう。

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那覇空港は気温20℃との事で、今回も関西空港に停めたクルマにてダウンをGジャンに着替えて正解であった。

暖かい那覇空港よりナカのオススメでいつもの空港食堂で沖縄そばを食べずにフェリーが出るトマリンの傍にある船員会館内『いかり屋食堂』にてオリオンビール生を2杯。ここの沖縄そばかなり美味い!満足満足




フェリーに乗って久米島へ。

相変わらずのナカが久米島のフェリー乗場に迎えにきてくれていた。

我々は先ずキャンプ場へ向かったのだが、前回よりナカ持参のキャンプ道具が充実しており驚いた。テントはソロテントが2基用意されておりタープの下にキャンプファイヤーが設置されていた。又、今回結局使用しなかったが調理用コンロなども備え付けられてあった。

この夜はナカの長年世話になっている知人ご家族の宴会に交ぜてもらい、ご家族が釣ってきた魚をご馳走になった。

その後テントに戻り、焚き火を囲みながらナカと酒を飲む。林の中から拾ってきた木をノコギリで切り、火に放り込む。夜は15℃ほどでそれほど寒いと感じない。




しかし夜中に雨が降り、僕のテントは雨漏りして床が水浸しになった。幸いテント内にベッドを用意してくれていたのでカラダは濡れずに済んだ。

翌朝、風が強い中から途中合流したミサキと3人で島陰となる儀間港の方でショアジギングをするもやはり冬の陸っぱり釣りは厳しくキャスト練習だけとなった。

この夜、ナカはまた宴会に参加。僕は昨年末からの暴飲で胃の調子がイマイチなので『亀吉』にて沖縄そばを食べて胃薬を買ってキャンプ場に戻った。

そして久米島遠征のメインである雑魚釣り釣行2日間の朝はコンビニで船で食べる弁当とビールを買込み遠藤くんの船に乗り込んだ。

今回の釣行は残念乍、冬の久米島の厳しい海にてパヤオを狙う事はあきらめ、風裏となる空港沖から儀間港沖の100-150メートル界隈の底を叩く釣りとなった。

2日を通して午前11時頃までは全く魚からのアプローチがなかったのだが、昼過ぎの干潮手前の1時間位よりボチボチとアタリがあり、個人的には色んな魚を釣る事が出来た。




















ヒレナガカンパチ、イソマグロ、ハタ、オジロバラハタ、カワハギの一種、タマガシラのような魚、巨大なキツネフエフキ、そしてサメにカイワリを横取りされたりもした。




僕自身は今回、取りきれない程大きな怪魚とは出会わなかったが、それでもやはり沖縄の魚は良く引くのである。ヒレナガカンパチやイソマグロ、キツネフエフキ、サメにはドラグをかなり出されたのであった。ナカやリョーマは怪魚を掛けてドラグが止まらず最後はリーダーを根切れされていた。

3日目の夜にどうしても食べたくなり訪れた焼肉『桐乃』は相変わらず美味かった。この店は滞在中に一度は訪れたいといつもながらに思う。

4日目の夜は『たか家』にて釣った魚を刺身としゃぶしゃぶにしてもらった。1日寝かせたカンパチは特に美味かった。この夜は遠藤くんも交えて釣り談義をしながら泡盛サワーをグングン飲んだ。








今回の久米島釣行で特筆すべきは、やはり遠藤くんに厳しい海の為に勧められて用意したSLJ(スーパーライトジギング)であった。水深50メートル程の浅瀬にて40-50gのジグと細いラインを用いて丁寧に海底を叩く釣りなのだが、魚が掛かるとロッドが大きな弧を描きドラグが心地よい音を立ててラインが出るこの釣りは大興奮なのであった。

SLJはタックルもリーズナブルであり、雑魚釣り釣行のサブとして、また沖に出れない海況の時に浅場にて楽しめると思う。

次回の釣行は、インリーフキャスティング&SLJとパヤオマグロジギングが出来る秋口にまた久米島にやって来たいと考えている。

今回の旅も大阪那覇間のフライトはマイレージを利用する事により無料、キャンプ場宿泊代4泊分と初日の買い物代を2人で割ると4泊で1人1万円程度と那覇久米島往復フェリー代6000円強が移動滞在に掛かった費用であり、世話になる分少し多めに船のチャーター代を負担しても驚く程リーズナブルに旅する事が出来、感謝感謝である。

今回自身のジギングタックルを買い求めたナカも次はSLJタックルも視野に入れるとの事。次回からも雑魚釣り隊久米島支部の正隊員としてリョーマとともに活躍していくのであろう。




本当に楽しい時間はあっという間であった。

釣りロマンを求めて〜 久米島万歳!



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