公立美術館150館と読売新聞のオンライン企画「美術館女子」が論議を呼んでいます。
「初回はAKB48チーム8の小栗有以さんが東京都現代美術館を訪れた」とあります。
サイトを拝見しましたが、美術館は単なる背景で、小栗有以さんのプロモーションですね。
雑誌「美術手帖」オンラインでは、
- 「〇〇女子」という言葉に含まれるジェンダーバランスへの意識の欠如
- 美術館がいわゆる「映え」のみの場所としてとらえられかねない見せ方
に批判が集まったと指摘しています。
女子、という言い方は昔からありました。
女子ゴルフ、女子テニス、女子アナウンサー…。
名詞の前に女子がつく「女子〇〇」も今の時代、ジェンダー的に「なし」と思いますが、「〇〇女子」よりはまだ主体が「〇〇」に置かれているだけマシな気がします。
「女子性」が主体である言葉の登場はここ10~20年でしょうか。
カープ女子、腐女子、大人女子、リケジョ、歴女、山ガール…。もうそろそろやめませんか。
インスタ映えは英語で「instagrammable」ですが、そもそもはphotogenic ですね。