A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

青山二郎の眼

2007年06月15日 18時33分21秒 | 家族行事
6月15日(金)
浅学のミスターマスダは知らなかったが
青山二郎と言う「文化人」が居たらしい。
家人に誘われ世田谷美術館青山二郎の眼と題する偉業展を見に行く。

世田谷美術館は砧公園内にあるが緑に囲まれた良い環境だ。
昔オランダに住んでいた次男家族を訪ねた時 
連れて行ってもらった森の中の美術館「クレラー・ミュラー美術館」に似ているかな。

美術館のアプローチにはブロンズの彫刻が飾ってあり
美術鑑賞の気分が盛り上がって来る。




今日のお目当ては「青山二郎の眼」。



ここの美術館は65歳以上はシニアー料金。



この展覧会では青山二郎が見出した中国古陶磁器や朝鮮白磁の名品。
日本の物では本阿弥光悦 織部 唐津
青山と交流のあった梅原龍三郎、加藤唐九郎、北大路魯山人の作品。

骨董に対する希代の目利きということで
益田鈍翁などのコレクションは彼の選定によるもの。

価値の有るものを見つけると言うより
人々が見向きもしなかった生活雑器から美を見出し価値を与える
千利休の再来かもしれぬ。

柳宗悦の民芸運動に参画したり
「青山学院」と名付けられたサロンには
小林秀雄、白洲正子、河上徹太郎、大岡昇平等が集い
日夜 文学論、骨董談義に花を咲かせていたそうだ。

青山二郎はあまり一般に知られていないせいか
展示会場は空いていてゆっくり、落ち着いた気分で
鑑賞出来て良かった。



ランチは美術館から廊下伝いにある「ル・ジャルダン」。
雰囲気も値段も良し。
ハウスワインはいただけない。
二杯目はビールにした。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hm)
2007-06-16 23:46:04
世田谷美術館はたたずまいも、企画も本当に良いですね。8月19日までと余裕があるので安心しました。今夏の楽しみの一つにしたいと思います。情報有難うございました。
返信する

コメントを投稿