木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

覚悟

2010年05月01日 | 日常雑感
ある人が言っていた。
「覚悟の問題ですよ」

覚悟。
辞書を引いてみて少なからず驚いた。

あきらめて心を決めること。
好ましくないこと、または最大の努力を払わなければならない時が来るのをさとって、心を決めること。
もと、迷いを去り道理をさとること。さとり。


こんなにもネガティブなニュアンスだったのか。
努力が報われない人間は、覚悟が足りないのかも知れない。
この道で生きる、ということは、他の道を捨てること。この道で駄目だったら、こっちの道、それでも駄目だったら別の道、と考えているようでは、覚悟が足りない。

努力の量が多ければ誰でも成功するのであれば、長く努力した人は必ず成功する。
会社でも、もっとも残業が多い人が、もっとも出世するはずである。
要領だとか、工夫だとか、色々な要因もあるのだろうが、「この道」と覚悟を決めていない人は、どれだけ努力しても成功しないのではないかと思う。

私の知り合いで年もあまり変わらない社長がいるのだけど、彼が十年前、工場を新設するために億単位の借金をこさえたときは、心労で血尿が出たという。
これが、覚悟の重さなのだろう。

翻って、自分はどれだけ「覚悟」を持っているだろうか。
全然、足りないような気がする。


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