木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

スコーピオンズ解散

2010年01月26日 | ロックマニア
昨日、ロックバンド・スコーピオンズが解散を発表した。

驚いたのはグーグルでの検索で一時的ではあったが、検索数急上昇のトップになったこと。
まだ、スコーピオンズの知名度というのはかなりのものがあるのだろう。
日本は、ブリティッシュハードロックやメタルという音楽が割りにまだ高い人気を誇っている国だろうが、先日のMSGも名古屋での集客力は700名程度。来月には「ヨーロッパ」も同じダイヤモンドホールでライブを行うがどれくらい集客できるのだろうか。
メタルも「メタリカ」あたりからスラッシュメタルという速いテンポのバンドが多くなり、ついていけなくなった(ついていく気もないのだが)。
詳しくは知らないのだが、「デトロイト・メタルシティ」などでかかる音も昔の「正式」なメタルではなかった。
そういった意味では、一番メタルメタルしていたのがスコピであったともいえる。
激しいけれどキャッチーな音と、ボーカルのクラウス・マイネの圧倒的な歌唱力にものすごいインパクトを感じた。
ルックス先行のバンドが多い時代にあって、スコピは決してビジュアル的に優れていたわけではなく(むしろ逆)、音で勝負したバンドであった。
後々、ずいぶんPOPSになってしまったり、アコースティックになってしまったりしたが、また原点に戻ったのだろう。

メタルにあって、ボーカルは楽器である、というのが私の持論である。
その意味はというと、メタルやハードロックにおいては歌詞が重視されない。
歌詞よりも歌唱力やシャウトする力が求められる。
お前の裸がみたいよー、とか、悪魔がどうたら、といった歌詞では共感するのが難しい。
ここに歌詞にメッセージ色を持ったパンクと決定的な違いがある。

スコピも60過ぎて「お前がいなけりゃ生きていけねえ」なんて歌っているのがつらくなったという部分もあるのではないだろうか。

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