The Legend of Zelda: Link's Awakening
1993年6月6日に日本の任天堂から発売されたゲームボーイ用アクションアドベンチャーゲーム。
同社の『ゼルダの伝説シリーズ』第4作目。
主人公のリンクが「コホリント島」から脱出する事を目的としたストーリーになっている。
後にゲームボーイカラー対応版として『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』(1998年)が発売され、2011年にはニンテンドー3DS用のバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。
2019年にはNintendo Switch向けのリメイク版が同名タイトルで発売された。
Nintendo Switch版
- Switch向けにグラフィックが一新され、BGMもアレンジされている。また、一部イベントでは新規BGMが追加されている。
- データ作成時、被ダメージが2倍になり、ハートが出現しない「辛口モード」を選択できるようになった(一度選択すると変更不可)。
- 主人公にデフォルト名の「リンク」が設定された。
- わらしべアイテムのうち「ピンクのブラジャー」が「ネックレス」に変更された。
- フィールドではシームレスに遷移するようになった(ダンジョンの扉または狭い通路で行き来する場所はGB版同様)。
- ブーメランの交換に使用したアイテムを300ルピーで買い戻せるようになった。ただし買い戻さない限り再入手できない。
- 妖精を捕獲し、使用することで体力を回復できるセレクトアイテム「妖精のビン」が追加された(最大3個)。
- Lv2の剣に「コホリントの剣」という固有名称が追加された。
- Aボタンにパワーブレスレット系、Bボタンに剣、Rボタンに盾、Lボタンにペガサスのくつが、それぞれ自動的に割り当てられる。その他のセレクトアイテムはX・Yボタンに割り当てて装備する。また、その他の操作もSwitchのボタンに合わせて変更された。
- ハートの最大値、ヒミツの貝がらの報酬が変更。これに伴いハートのかけらやヒミツの貝がらの総数が増加。
- DX版の「写真屋」が「ダンペイの小屋」に置き換えられ、「パネルダンジョン」のシステムが追加された。ダンジョンの各1画面をパネルにし、パネルを組み合わせてオリジナルのダンジョンを作ることができる。ソフトと同時発売の夢をみる島版リンクを含む、ゼルダの伝説シリーズのamiiboに対応し、読み取ることでパネルが入手できたり、作ったダンジョンを書き込みし、他のプレーヤーとの交換等も可能。なお、同時発売の夢をみる島版リンクのamiiboによって、シャドウリンクをダンジョンに配置することができる。
- 敵キャラクターに「フォールマスター」が追加された。
- 一度ヒントを聞いたフクロウの像は目が光るようになった。
- クレーンの景品としてマリオシリーズに登場するキャラクターのフィギュアが追加された。入手したフィギュアはメーベの村の各家の中にある台座に飾ることができる。
- 一部の敵の攻撃パターンや弱点を変更。
- 「力のかけら」と「まもりの木の実」の効果が3回被弾しても解除されなくなった代わりに、一定時間経過で解除されるようになった。
- ワープの穴が「ワープポイント」に変更された。新たなワープポイントも追加され、マンボウのマンボを奏でることでこれまでに発見したワープポイントへワープできるようになった。
ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では、9・8・9・9の合計35点(満40点)でプラチナ殿堂を獲得、レビュアーからはグラフィックに関して称賛する声が多く挙げられ、ジゴロ☆芦田は「フィギュアのような質感のかわいらしいグラフィックもナイス」と称賛した他、ストーリー展開や任天堂の別作品のキャラクターが登場する点、新要素である「パネルダンジョン」などに関して肯定的に評価、戸塚伎一は「表現がリッチになったことにより、逆にとぼけた味わいが増した画面エフェクト」とグラフィック表現を高く評価、くしだナム子はスピンオフ的な要素や謎解きアクションが適度な難易度であると評価、卵を守る雨宮は「ジオラマ風のグラフィックやコミカルな動きも、他作品からゲストが多数出演する本作ならではの世界観にマッチ」と評価した他、パネルダンジョンに関して肯定的に評価した。一方で、戸塚は操作性や敵の行動が旧来のアクションゲームを感じさせると指摘、雨宮は説明やヒントが少ないため昨今のゲームになれている場合は一部の謎が分かりにくいと指摘した。
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