公然陳列容疑 児童ポルノとファイル共有ソフト

児童ポルノ：一斉摘発１７人逮捕…ファイル共有ソフト利用
　
警察庁は２８日、警視庁、北海道警、大阪府警、沖縄県警など２１都道府県警がファイル共有ソフトを利用した児童買春・ポルノ禁止法違反事件の一斉摘発を実施したと発表した。２７日から順次着手し、２８日午後０時半までに児童ポルノ公然陳列や同目的所持などの容疑で４７カ所を捜索、１７人を逮捕した。ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ事件の全国一斉摘発は初めて。
　逮捕容疑は、自らのパソコンに保存した児童ポルノ画像を、ファイル共有ソフトを使って不特定多数が閲覧できる状態にしたなどとしている。利用されたソフトは「イーミュール」「ウィニー」など。岩手県警は「シェアーザ」が利用されたケースを全国で初めて摘発した。
　インターネット上に流通する児童ポルノ画像については、政府が児童ポルノ排除対策を策定したのを受け、年度内にも強制的にアクセスを遮断する「ブロッキング」が導入される見通しだ。
　一方、ファイル共有ソフトで共有されるファイル情報はブロッキングによる遮断ができないため、「抜け道」として利用されるおそれが指摘されている。警察当局は、ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ犯罪が今後増える可能性が高いとみて、取り締まりを強化している。
（毎日jp）

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児童ポルノ、県職員逮捕　容疑で県警など　

「ウィニー」「シェア」といったファイル共有ソフトを利用して児童ポルノ映像をインターネット上に流したなどとして、県警を含む２１都道府県警は２８日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで、県北広域振興局土木部の男性容疑者（５１）＝久慈市天神堂＝ら男１８人を逮捕した。警察庁によると共有ソフトを利用した児童ポルノ事件の一斉捜査は初めてで、２７日から２８日にかけ、関係先として全国の５０カ所を家宅捜索した。
(2010/09/29)

ファイル共有ソフト
インターネットを通じて、多数のパソコン利用者が音楽や映像のファイルを直接やりとりできるソフトウエア。公開直後の映画や最新のヒット曲の違法コピーが出回り、業界団体が著作権侵害を助長すると批判している。１９９９年、無料で音楽データを交換できる「ナップスター」が米国で爆発的に人気を呼んだのが先駆け。日本では、同ソフト「ウィニー」の開発者が０４年５月、著作権法違反ほう助の罪で起訴されるなど、米国より取り締まりが進んでいる。（共同）

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ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノを一斉摘発、47カ所捜索、16人逮捕

警察庁は28日、警視庁や大阪府警など全国の21道府県警が児童買春・ポルノ禁止法違反（公然陳列、公然陳列目的所持）容疑で、「ウィニー」や「シェア」といったファイル共有ソフトを利用したインターネット上の児童ポルノ事件の一斉取り締まりを実施したと発表した。27、28の両日に47カ所を捜索、28日午前までに16人を逮捕したという。
警察庁によると、ファイル共有ソフトにしぼった児童ポルノ事件の一斉取り締まりは初めて。
政府の犯罪対策閣僚会議で、インターネットの接続業者がアクセスを遮断し閲覧できないようにする「ブロッキング」の導入が決定。これに伴い、“抜け道”になりかねない共有ソフトの利用事犯の増加が見込まれることから、児童ポルノの流通防止を図るため、一斉摘発に乗り出した。
　今年1～6月に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件は599件。うちインターネット利用は219件で、62件ではファイル共有ソフトが使われていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（産経新聞社）




児童ポルノ画像閲覧　共有ソフトで可能に　容疑の男逮捕　滋賀

　児童ポルノ画像をパソコンに保存し、ファイル共有ソフトを利用して不特定多数の人に閲覧できるようにしたとして、県警少年課などは２８日、児童買春・ポルノ禁止法違反（公然陳列目的所持）の疑いで、岐阜県北方町北方の契約社員、翠（みす）健太容疑者（２２）を現行犯逮捕したと発表した。県警によると、「平成１６年ごろから児童ポルノ画像を集めていた」と供述しているという。
　県警によると、ファイル共有ソフトを利用した同法違反容疑での逮捕は県内初。２７、２８の両日、警視庁や各道府県警とともに、ファイル共有ソフトを利用したインターネット上の児童ポルノ事件の一斉取り締まりを実施していた。
　逮捕容疑は、２７日午前９時４０分ごろ、自宅の部屋で、児童ポルノ画像や動画をパソコンに保存し、ファイル共有ソフト「シェア」を利用して、不特定多数のインターネット利用者に閲覧できるようにしたとしている。
　　

ネットに児童ポルノ、一斉摘発　１８人に公然陳列容疑

　警察庁は２８日、ファイル共有ソフトを利用して女児の性的画像をインターネット上で閲覧できるようにしたなどとする児童ポルノ事件を、岩手、群馬、千葉、愛知、滋賀、兵庫、沖縄、愛媛などの全国２１都道府県警で一斉に摘発したと発表した。同種の事件が多いことから、初の一斉摘発に踏みきったという。
　児童買春・児童ポルノ禁止法違反（児童ポルノ公然陳列など）やわいせつ図画公然陳列容疑で逮捕されたのは、２０～５２歳の会社員や大学生、医師、歯科医師、公務員２人ら計１８人。１６歳と１７歳の男子高校生も任意で摘発された。それぞれ、１８歳未満の女性の性的場面を撮影した動画などをファイル共有ソフトを使ってネット上で不特定多数の人が閲覧できるようにした疑いなどがもたれている。
　被害児童の中には、以前にも被害に遭った経験のある１１歳の女児もいたという

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交換ソフトで児童ポルノ公開、１５人逮捕

ファイル交換ソフト（Ｐ２Ｐ）を使ってインターネット上で児童ポルノを不特定多数に閲覧させたなどとして、警察庁は２７、２８の両日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反（公然陳列）容疑で２１都道府県の約５０か所を一斉捜索し、男１５人を逮捕したと発表した
　ネット上の児童ポルノ対策としては、違法画像への接続を強制遮断する「ブロッキング」の導入方針が決まっているが、Ｐ２Ｐでの画像交換はブロッキングでは防ぐことができないため、対策が急がれていた。
　逮捕されたのは、岩手県久慈市の県職員、八重樫富男（５１）、茨城県土浦市大和町、歯科医師中嶋祐（３２）の両容疑者ら５２～２０歳の男ら。使用されたソフトは、イーミュールが２１件と最多で、ライムワイヤーやウィニーなど６種類が確認された。
　公開された動画や画像のうち２５点は、一見して小学生以下の少年少女だったほか、中高生とみられる画像も１２点あった。中には３月からの約７か月間で約４０００件の流出が確認された画像もあった。また、奈良県警などが２００５年２月に販売会社を摘発した児童ポルノ事件で押収され、その後も別の事件で何度も押収された映像も含まれていた。
　政府は今年７月、ネット上の児童ポルノ対策としてブロッキングを年度内に導入する方針を決定。現在、接続事業者（プロバイダー）などと、遮断の手法や範囲について協議している。ブロッキングでは遮断できないＰ２Ｐ上の画像については、同庁が今年１月、監視システムを導入、今回の摘発に結びつけたという。
（2010年9月29日 読売新聞）

岩手県職員、児童ポルノ動画を公開容疑

全国２１都道府県警によるインターネットのファイル共有ソフトを使った児童ポルノ事件の一斉摘発で２８日、岩手県内では、県主査が児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで県警に現行犯逮捕された。
　児童ポルノの一斉摘発で、県警少年課などが、児童買春・児童ポルノ禁止法違反（公然陳列）の容疑で逮捕したのは、県北広域振興局土木部主査、八重樫富男容疑者（５１）（久慈市天神堂）。
　発表によると、八重樫容疑者は２８日午前８時４０分頃、自宅のパソコンからファイル共有ソフト「Ｓｈａｒｅａｚａ（シェアーザ）」を使って、１０歳代の女子のわいせつ動画１点を、不特定多数がネットで閲覧できるようにした疑い。シェアーザを使った同法違反事件の摘発は全国で初めてという。

（2010年9月29日 読売新聞)

marissa