田口頼和の公式ブログ|陶芸日記

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海外でも大人気「清水焼」を紹介します

2023年05月03日 | 陶芸日記
陶芸講師の田口頼和です。

清水焼は、日本の陶磁器の一つで、主に静岡県の清水市周辺で生産されている焼き物です。清水焼は、江戸時代に始まり、現在でも伝統的な製法で作られています。以下に、清水焼の特徴について説明します。



清水焼の特徴

色合い
清水焼は、黒、白、赤、青、緑など、多彩な色合いが特徴的です。中でも、深い黒色が特徴的で、鉄分を多く含んだ土を使用して焼き上げるため、黒色が強く現れます。また、青色や緑色は、銅分を使用して作られており、自然な色合いが美しく、清涼感のある印象を与えます。

細部の美しさ
清水焼は、細部にまで美しさが詰まっています。職人の手によって、丁寧にデザインが施され、緻密な彫刻や絵付けが施されています。このような細部の美しさは、清水焼の特徴の一つであり、職人の技術力の高さが伺えます。

焼き上がりの味わい
清水焼は、独特の焼き上がりの味わいがあります。素朴な風合いがある一方で、表面に細かいクラック(ひび割れ)が入るのが特徴的です。このクラックは、職人の技術力によって、適度な温度管理を行い、均一に焼き上げた証でもあります。

機能性
清水焼は、耐久性が高く、水に強い特徴があります。そのため、食器や花器など、日常的に使うものとしても適しています。また、清水焼の製法により、熱を均等に伝える性質もあり、急激な温度変化にも強く、料理を美味しく仕上げる効果が期待できます。

以上のように、清水焼は、多彩な色合いや細部の美しさ、独特の焼き上がりの味わい、そして機能性など、多くの魅力を持った日本の伝統的な陶磁器です。これらの要素が、清水焼を世界中で愛されるものにしています。

陶芸講師
田口頼和


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