弘前に行った時のちょっとした話題をご紹介。
秋田から奥羽本線で20分ほど、秋田市を抜けると左手に広大な水田とその向こうに男鹿半島(の寒風山・真山・本山)が見える。八郎潟の次の鯉川の直前まで、所々集落にさえぎられるが、そうした光景が断続的に続く。
その最後の部分は、線路がやや上り坂で視点が高くなり、数百メートル先の田んぼの中に今まで見えなかった川のようなものが見える。
これは、かつて日本で2番目に大きかった湖、八郎潟の名残の東部承水路。水路の向こうは、かつての湖を干拓してできた、大潟村。鯉川の次、鹿渡(かど)まで水路と数百メートルの間隔で並走するが、林があり線路からは見づらい。したがって、この一瞬が、車窓から八郎潟の名残を見られるほぼ唯一のチャンス。
弘前駅に到着。以前の記事で取り上げた駅名標、弘前駅の少なくとも屋根のある部分は、秋田支社オリジナルのリンゴの絵入りでなく、JR東日本共通の首都圏と同じタイプのものだった(下写真・左)。
文字が上詰めで余白が多いせいか、ずいぶん長い感じがした。下にローマ字が小さく書かれていた。
そして、夏はにぎやかだった駅構内の装飾、今の時期は控えめで拍子抜け(下写真・右)。
手作りの模型のうち、左の旧図書館はそのままで、右にあった弘前城は待合室前に移動、変わりにD51の模型が置かれていた(未確認だが秋田駅にあるのと同タイプの土崎工場製と思われる)。そして、背景のダンボール製の岩木山が、以前は紅葉していたのに、今回はその上に雪が積もっている。
上からスプレーをかけたようだ。ということは、今年の秋は使い回しができないわけで、今後が楽しみ。
文字だけだが、夏に続いて電光掲示板の裏側を有効利用して新年のごあいさつ。
※1月8日に来月の「弘前城雪燈籠まつり」に向けて、駅員手作りの雪燈篭の模型が設置されたようだ。
改札を出て、駅ビル「アプリーズ」へ行く通路の一部が、1メートル四方ほど仕切られて、下に布が敷かれていた。
おそらく、雪や氷で雨どいがふさがり、融けた水が漏ってくる“すが漏り”(秋田弁かと思ったら建築用語らしい)のようだ。特に天井が高い部分だから、修理が大変そう。バブル期の斬新な構造の建物は、メンテナンスに難があることが多く苦労することが多いようだが、築4年の弘前駅舎はどうなのだろう。弘前駅舎は屋根が平らで秋田駅舎よりも雪が積もりやすい構造に見える。
駅舎の西側からビルの間に岩木山が見える。これを見ると弘前に来たと思う。
10分間隔の運行が便利な土手町循環100円バスで弘前城址・弘前公園へ。
弘南バスの一般路線バスは、12月に初乗り160円に値上げされ、公園までは190円になったようだ。100円バスは据え置きだったので、半額近い料金で移動できるのはうれしいくて、つい乗ってしまう。
ただ、乗客が100円バスに流れて一般路線の経営が余計に苦しくなるかもしれないし、100円バスのない早朝に、大学病院(公園の1つ手前)へ通院するような乗客にとっては負担増になったりとちょっと気になる点もあるが、この規模の街でこれほど利便性の高い交通手段が存在しているのはありがたく、うれしい。秋田市にもほしい。
弘前公園は冬期間は有料区域に無料で入れるが、天守閣などは閉鎖される。前に積もった雪が硬くなったり凍ったりしている園内を歩く。秋田市の久保田城跡千秋公園よりもアップダウンは少ないが、面積はやや広い感じがし、結構疲れる。
記念撮影の定番、天守閣前の下乗橋。
花見シーズンは人がいっぱいになるが、今は時折地元の人が通るくらい。
本丸からの岩木山。これも定番の風景。
気温はプラスだが、下の蓮池や内堀は凍っていた。
弘前駅の反対側、「西濠」は見事な桜のトンネルになる。
雪道に冬の長い影
木は全部桜です
3か月少し後には暖かくなって、桜が咲き乱れるはず。
秋田から奥羽本線で20分ほど、秋田市を抜けると左手に広大な水田とその向こうに男鹿半島(の寒風山・真山・本山)が見える。八郎潟の次の鯉川の直前まで、所々集落にさえぎられるが、そうした光景が断続的に続く。
その最後の部分は、線路がやや上り坂で視点が高くなり、数百メートル先の田んぼの中に今まで見えなかった川のようなものが見える。
これは、かつて日本で2番目に大きかった湖、八郎潟の名残の東部承水路。水路の向こうは、かつての湖を干拓してできた、大潟村。鯉川の次、鹿渡(かど)まで水路と数百メートルの間隔で並走するが、林があり線路からは見づらい。したがって、この一瞬が、車窓から八郎潟の名残を見られるほぼ唯一のチャンス。
弘前駅に到着。以前の記事で取り上げた駅名標、弘前駅の少なくとも屋根のある部分は、秋田支社オリジナルのリンゴの絵入りでなく、JR東日本共通の首都圏と同じタイプのものだった(下写真・左)。
文字が上詰めで余白が多いせいか、ずいぶん長い感じがした。下にローマ字が小さく書かれていた。
そして、夏はにぎやかだった駅構内の装飾、今の時期は控えめで拍子抜け(下写真・右)。
手作りの模型のうち、左の旧図書館はそのままで、右にあった弘前城は待合室前に移動、変わりにD51の模型が置かれていた(未確認だが秋田駅にあるのと同タイプの土崎工場製と思われる)。そして、背景のダンボール製の岩木山が、以前は紅葉していたのに、今回はその上に雪が積もっている。
上からスプレーをかけたようだ。ということは、今年の秋は使い回しができないわけで、今後が楽しみ。
文字だけだが、夏に続いて電光掲示板の裏側を有効利用して新年のごあいさつ。
※1月8日に来月の「弘前城雪燈籠まつり」に向けて、駅員手作りの雪燈篭の模型が設置されたようだ。
改札を出て、駅ビル「アプリーズ」へ行く通路の一部が、1メートル四方ほど仕切られて、下に布が敷かれていた。
おそらく、雪や氷で雨どいがふさがり、融けた水が漏ってくる“すが漏り”(秋田弁かと思ったら建築用語らしい)のようだ。特に天井が高い部分だから、修理が大変そう。バブル期の斬新な構造の建物は、メンテナンスに難があることが多く苦労することが多いようだが、築4年の弘前駅舎はどうなのだろう。弘前駅舎は屋根が平らで秋田駅舎よりも雪が積もりやすい構造に見える。
駅舎の西側からビルの間に岩木山が見える。これを見ると弘前に来たと思う。
10分間隔の運行が便利な土手町循環100円バスで弘前城址・弘前公園へ。
弘南バスの一般路線バスは、12月に初乗り160円に値上げされ、公園までは190円になったようだ。100円バスは据え置きだったので、半額近い料金で移動できるのはうれしいくて、つい乗ってしまう。
ただ、乗客が100円バスに流れて一般路線の経営が余計に苦しくなるかもしれないし、100円バスのない早朝に、大学病院(公園の1つ手前)へ通院するような乗客にとっては負担増になったりとちょっと気になる点もあるが、この規模の街でこれほど利便性の高い交通手段が存在しているのはありがたく、うれしい。秋田市にもほしい。
弘前公園は冬期間は有料区域に無料で入れるが、天守閣などは閉鎖される。前に積もった雪が硬くなったり凍ったりしている園内を歩く。秋田市の久保田城跡千秋公園よりもアップダウンは少ないが、面積はやや広い感じがし、結構疲れる。
記念撮影の定番、天守閣前の下乗橋。
花見シーズンは人がいっぱいになるが、今は時折地元の人が通るくらい。
本丸からの岩木山。これも定番の風景。
気温はプラスだが、下の蓮池や内堀は凍っていた。
弘前駅の反対側、「西濠」は見事な桜のトンネルになる。
雪道に冬の長い影
木は全部桜です
3か月少し後には暖かくなって、桜が咲き乱れるはず。