現在の秋田市内の中学校の修学旅行先は東京や沖縄らしい。僕たちの頃は札幌や函館を中心とした、北海道だった。
沖縄はともかく、東京なら今後何度も行く機会がある人が多いはずだが、秋田から近いとはいえ、北海道は行く機会が少ない人が多いだろう。実際、僕も海の向かいの青森に住んでいたこともあったのに、修学旅行後、20年間は北海道に行かなかった。
ところが、最近、20年ぶりに行った北海道がすばらしく、夏と冬、2度行ってしまった。札幌や函館などの「北海道にある街」ではなく、「北海道」自体が。えりも岬に行く途中の牧場の中を走る鉄道や、一面の流氷など、北海道以外の土地では体験できない。
秋田から北海道へ行くとなると、交通手段の選択肢とその値段の高さが問題になる。
秋田と札幌は東京と距離的には大差ないはずだが、航空機が1日2便しかなく、割引も充実していない。苫小牧までのフェリーもあるが、鉄道好きとしては、列車で行きたい。
通常、秋田から北海道(安いきっぷがある函館・札幌以外の各地)へ行くには、北海道の入口までの乗車券・特急券と、23400円の「北海道フリーパス」を使うのがいい。秋田から最低でもトータル3万6千円位になるが、北海道の全線の特急自由席が乗り放題で6回まで指定が取れる。乗り放題はうれしいが、東京発で3~4万円の「ぐるり北海道きっぷ」というのがあり、それと比べると、割高感がある。
以前、夏に行った時は「はなたび北海道フリーきっぷ」という大変おトクなきっぷが期間限定で出ていたのだが、最近は発売されていないのか・・・と思って弘前駅のパンフレットを見ていたら、3月末まで、名前は違うが、効力が同じきっぷが発売中!!
JR東日本のホームページにもひっそりとしか掲載されていないが、とにかくいいきっぷ。説明すると、
・名前は「北海道フリーきっぷ」
→上で出た「~フリーパス」や「ぐるり~」と似ていて紛らわしい
・出発地から北海道の往復と道内の特急の指定席に乗り放題
→「~パス」と違い、指定席の回数制限がない。釧路湿原のSLや流氷ノロッコ号もOK
・5日間有効
→出発から戻るまでが5日なので、道内だけで7日の「~パス」より短い
・出発地は「弘前~青森~大湊の各駅」「盛岡」「仙台市内」のみの設定
秋田発がないじゃないかと思われるだろうけれど、発売箇所は「秋田エリアの主な駅の~」とあり、前回僕が使ったときも秋田駅でちゃんと発券してくれた。弘前周辺が秋田支社管轄のおかげで買えるのだと思うが、それなら秋田発も設定してほしいが贅沢は言いません。秋田-弘前間の普通乗車券を買い足しても、現状で充分トクなので。
札幌と旭川を結ぶ特急「スーパーカムイ」
JR北海道の車両はカッコイイ。
お値段は、「弘前~青森~大湊の各駅」発着で23500円。秋田から弘前まで往復で特急でも約8000円、普通列車で約5000円なので、2万円台から3万円程度で秋田から北海道どこへでも行けてしまう! ちなみに飛行機のの秋田・千歳往復で4万4千円。宿はビジネスホテルやシーズンオフで安い温泉旅館を使えば、格安でそれなりの旅行ができる。
以前も真冬に行ったことがあるが、マイナス10度くらいでも、秋田の吹雪のように風が強くなかったので、それほど辛くはなかった。
長い列車の旅が苦手な方や寒いのがダメな方にはきついが、鉄道の旅好きには、行かない方が損と思えてしまう。
左:「SL冬の湿原号」、右:流氷のオホーツク海と「流氷ノロッコ号」。
どちらも全席指定だが、このきっぷなら追加支払い不要。
差し当たって、北端の稚内と東端の根室(行きやすい所に先に行っていたため、両端が残ってしまった)に行ってみたい。流氷が来ていれば見たいし、乗ってみたい列車もある。
ちょっと迷っているけど、行ってみようかな・・・
※実際に旅行した記事は、こちらの目次ページからご覧いただけます
沖縄はともかく、東京なら今後何度も行く機会がある人が多いはずだが、秋田から近いとはいえ、北海道は行く機会が少ない人が多いだろう。実際、僕も海の向かいの青森に住んでいたこともあったのに、修学旅行後、20年間は北海道に行かなかった。
ところが、最近、20年ぶりに行った北海道がすばらしく、夏と冬、2度行ってしまった。札幌や函館などの「北海道にある街」ではなく、「北海道」自体が。えりも岬に行く途中の牧場の中を走る鉄道や、一面の流氷など、北海道以外の土地では体験できない。
秋田から北海道へ行くとなると、交通手段の選択肢とその値段の高さが問題になる。
秋田と札幌は東京と距離的には大差ないはずだが、航空機が1日2便しかなく、割引も充実していない。苫小牧までのフェリーもあるが、鉄道好きとしては、列車で行きたい。
通常、秋田から北海道(安いきっぷがある函館・札幌以外の各地)へ行くには、北海道の入口までの乗車券・特急券と、23400円の「北海道フリーパス」を使うのがいい。秋田から最低でもトータル3万6千円位になるが、北海道の全線の特急自由席が乗り放題で6回まで指定が取れる。乗り放題はうれしいが、東京発で3~4万円の「ぐるり北海道きっぷ」というのがあり、それと比べると、割高感がある。
以前、夏に行った時は「はなたび北海道フリーきっぷ」という大変おトクなきっぷが期間限定で出ていたのだが、最近は発売されていないのか・・・と思って弘前駅のパンフレットを見ていたら、3月末まで、名前は違うが、効力が同じきっぷが発売中!!
JR東日本のホームページにもひっそりとしか掲載されていないが、とにかくいいきっぷ。説明すると、
・名前は「北海道フリーきっぷ」
→上で出た「~フリーパス」や「ぐるり~」と似ていて紛らわしい
・出発地から北海道の往復と道内の特急の指定席に乗り放題
→「~パス」と違い、指定席の回数制限がない。釧路湿原のSLや流氷ノロッコ号もOK
・5日間有効
→出発から戻るまでが5日なので、道内だけで7日の「~パス」より短い
・出発地は「弘前~青森~大湊の各駅」「盛岡」「仙台市内」のみの設定
秋田発がないじゃないかと思われるだろうけれど、発売箇所は「秋田エリアの主な駅の~」とあり、前回僕が使ったときも秋田駅でちゃんと発券してくれた。弘前周辺が秋田支社管轄のおかげで買えるのだと思うが、それなら秋田発も設定してほしいが贅沢は言いません。秋田-弘前間の普通乗車券を買い足しても、現状で充分トクなので。
札幌と旭川を結ぶ特急「スーパーカムイ」
JR北海道の車両はカッコイイ。
お値段は、「弘前~青森~大湊の各駅」発着で23500円。秋田から弘前まで往復で特急でも約8000円、普通列車で約5000円なので、2万円台から3万円程度で秋田から北海道どこへでも行けてしまう! ちなみに飛行機のの秋田・千歳往復で4万4千円。宿はビジネスホテルやシーズンオフで安い温泉旅館を使えば、格安でそれなりの旅行ができる。
以前も真冬に行ったことがあるが、マイナス10度くらいでも、秋田の吹雪のように風が強くなかったので、それほど辛くはなかった。
長い列車の旅が苦手な方や寒いのがダメな方にはきついが、鉄道の旅好きには、行かない方が損と思えてしまう。
左:「SL冬の湿原号」、右:流氷のオホーツク海と「流氷ノロッコ号」。
どちらも全席指定だが、このきっぷなら追加支払い不要。
差し当たって、北端の稚内と東端の根室(行きやすい所に先に行っていたため、両端が残ってしまった)に行ってみたい。流氷が来ていれば見たいし、乗ってみたい列車もある。
ちょっと迷っているけど、行ってみようかな・・・
※実際に旅行した記事は、こちらの目次ページからご覧いただけます