広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

土崎駅工事

2010-10-17 22:56:51 | 秋田のいろいろ
先週行われた、秋田市楢山にあるJRの車両基地「秋田車両センター」の一般公開に続いて、昨日16日には、土崎港にある「秋田総合車両センター」(旧称・土崎工場)の一般公開が行われた。
ぜひ、行くつもりでいたのだが、諸般の事情により残念ながら行かれなかった。

行った方のブログなどを拝見すると、新潟から定期点検に来ていたと思われる「いなほ」用車両の運転席公開、楢山で見かけなかった検査測定用車両「East i-D」も点検に来ていたらしく、そのつり下げ実演、さらにリゾートしらかみ「くまげら」編成増結用車両の改造途中の車内公開など、昨年よりもおもしろそうだった。無理してでも行けばよかった…
【18日追記】昨年はただ見せていただけ感があった、京浜東北線209系電車の地方転用改造は、今年もまだ実施されていて公開されたが、「房総地区向けに改造…」などと詳しい解説表示があったそうだ。

これにより、前からどうするのか疑問だった、既存の「リゾートしらかみ」ブナ編成・くまげら編成への1両増車(現在の3両1組を4両1組にする)作業の手順が分かった。知らぬ間に改造作業が進んでいたんだ。
今回公開された「くまげら」編成用の増結分は、男鹿線を走っていた普通列車用車両(キハ48 1503)をベースに改造していたとのこと。もう一方の「ブナ」編成用は、鉄道情報サイト「ホビダス」(10月5日付)によれば、(ハイブリッド車両導入に伴い引退となる)現行「青池」編成の中間車両を外して改造して組み込むそうだ。
土崎工場公開の話から逸れるが、青池の2号車をブナへ組み込むとは意外。普通列車を一から改造するよりは手間がかからなそうだが、おそらく11月の青池編成としての運行終了後工場へ入り、車内の座席配置をがらりと変えて、塗装を塗り替えないといけない。
それに余る現青池の両端の車両はどうするんだろう。廃車? 2両で他用途へ転用?



ということで(?)、秋田総合車両センターそばの、JR奥羽本線土崎駅の話題をお送りします。
※現地へ行ったのは、先月から今月初めです。現在とは状況が異なっているかもしれません。

秋田駅から北へ1駅。7.1キロで190円。奥羽本線と男鹿線の普通列車が停車するので、1時間に2本程度列車がある。
「列車本数が少ない」と思う人もいるだろうが、地方都市はたいていこんなもんだ。でも、運賃と所要時間を考えれば、なかなか有効な移動手段だと思うのだが。
もっと多くの人が利用するようになれば、本数も増えるのだから、JR自身にも行政にも市民にも、公共交通機関を見なおしてもらいたい。

とはいえ、土崎駅の2009年度の1日平均乗車人員は2221人。JR東日本の駅(無人駅を除く)の中では482番目。秋田支社管内では秋田駅11556人(261番目)、弘前駅4231人に次いで3番目に多いはず。
4番目の大曲駅2153人よりわずかに多いが、普通列車しか停まらない地方都市の駅で、これだけ利用者がいるのは優秀な方だろう。珍しくキオスクと立ち食いそばもある(いずれも改札の外)。
1926(大正15)年築の駅舎
正面上部、時計の下には、なぜか3枚のステンドグラスがある。
何となくステキ
※キオスク、ステンドグラスについての続きはこちら

土崎駅の構内では、6月からホームの跨線橋の工事が行われているらしく、それに伴い7月からは下りの1番線の列車停止位置が変更になっている。
従来は、跨線橋の直前が先頭車で、その後方にある改札口へ行きやすかったが、工事開始後は、
矢印が改札口(9月10日)
改札口より後方の屋根が途切れた所に先頭車の停止位置が変わり、改札口まで少し遠くなった。
掲示(後述)によれば来年3月18日までとのことだが、雨や雪の日は大変になってしまった。
跨線橋から。従来はこの付近が先頭位置。奥の屋根が改札口(10月2日)
従来は改札口から跨線橋上り口まで屋根が付いていたが、今月初めに行ったら、その屋根を撤去して工事を行っていた。
2・3番線、秋田駅方向(9月10日=右端1番線の屋根は、上の写真の通り、後に撤去されている)
跨線橋を渡った2・3番線は、列車が停車しない、跨線橋より秋田駅側部分を封鎖して、穴を掘っていた。
※工事の様子の続きはこちら

駅を降りて改札口を出てまっすぐ進み、駅の外へ出ると、風雪よけの壁(ドアが無いので「風除室」とはちょっと違うかな)がある。
雪国らしい造り
そこに、4枚の「お知らせ」が土崎駅長名で掲示されていた。
4枚の掲示
真ん中の2枚は、上記の通り、土崎駅の跨線橋工事自体を知らせるものとそれに伴い1番線の停止位置が変わることについて。
そして、両端の2枚。左端は青森県の奥羽本線・碇ヶ関駅のホーム改良工事が10月まで行われることの掲示。さらに右端は
「千畳敷駅では…」!
青森県の五能線・千畳敷駅のホーム改良工事の告知だった。
秋田駅や弘前駅にも同様の掲示があるのかどうかは分からないけれど、親切といえば親切。
でも、これから列車に乗ろうとする人にとっては背中側だから、目に入りにくい。それに、土崎から乗車して碇ヶ関、ましてや(リゾートしらかみは土崎に停車しないので)乗り換えて千畳敷駅で下車する、「大変ご不便をおかけ」されるお客なんているかな~
コメント
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