歩道と車道の段差をなくす工事が行われ、低コスト信号機が設置された、保戸野と泉の境、泉いちょう通りと泉ななかまど通りの交差点。
その南西角にお屋敷があった。この道路ができて30年ほどだから、さほど古くはないのだろうけれど、塀で囲まれて周りと趣きがちょっと違った。
Googleストリートビューより。右奥が新国道。向かい側の茶色い塀の部分がそのお屋敷
それが現在、
こうなってしまった!
年明け前後に解体されて、跡に平屋の建物ができた。
これはコンビニ、しかも構造やデザインからして…と推測していたら、
「ローソン秋田保戸野千代田町店」「3月27日オープン」
典型的な造りのローソン。
スタッフ募集の連絡先は、ローソン秋田地区事務所の電話番号。
現時点では、公式サイトのオープン予定リストには掲載されていないが、Googleマップには既に誰かによって登録されて、あたかも既に営業しているかのようになっている。仲小路のセブンでもそうだったけれど、「オープン予定」という設定ができればいいのに。
ここにローソンというのは、驚いた。
なぜなら、ななかまど通りを200メートル強東進した同じ側には「秋田泉ななかまど通り店(2012年オープン)」、550メートル西進した向かい側・新国道と交わる新川向交差点角に「秋田泉南一丁目店(わりと最近オープン)」、さらにいちょう通りを南へ300メートル強進んだ向かい側には、1997年のローソン秋田進出一号店の1つである「秋田保戸野原の町店」と、既に3つもローソンがあるのだから。
なお、他のコンビニはファミリーマートが500メートル北、セブン-イレブンが西と東に600メートルほどのところに1つずつ。
公式サイト店舗検索の地図より。赤い★が保戸野千代田町店の位置
一方で、ある事情を知れば、ここにローソンというのは納得。
泉ななかまど通り店がある場所は、かつては地元不動産会社の経営者宅だった。その会社が破産して、売られてローソンができたということのようだ。
そして、今回解体された家も、その不動産会社に関係する人の家だったのだとか。どういうやり取りがあったのか分からないけれど、だとすれば、同じローソンができたというのも、分からなくもない。
フリーペーパーの広告に泉ななかまど店の従業員募集が出ており、「近くの新設店へ人を回すので、その代わりの人募集」的な内容だった。店舗名は出ていなかったが千代田町を指していると思われ、ローソンとしても無関係の店ではなさそう。
けど近すぎる。
住宅地の中にちらほら小規模なオフィスがあるようなここでは、ローソンが4つも必要な需要はない。
わりと近くにあったサンクスが、ファミマに転換せずに廃業してしまったので、代わりになるコンビニができて助かる人は多少いるかもしれないけれど、周りの3つの既存ローソンがあれば、ここにはいらないという人がほとんどではないだろうか。
だったら、せめて別のコンビニとか、もう少し離れた別の場所にできたら…
店側としても、客の奪い合い、人出不足と言われる中で従業員の奪い合いで、共倒れになってしまいそう。
誰からも必要とされないローソンではないだろうか…
セブン-イレブンは、出店場所について客層や需要を綿密に調査するそうで、そのせいかこのような極端に近い店はないと思う。
ファミリーマートではたまにあるが、それは既存店とサークルKサンクスが転換した店だったりする。(ゆくゆくはどちらかがなくなるかも)
ローソンは、秋田市では、このような近すぎる店舗がほかにもいくつか存在する。(2013年の記事)
セブン-イレブンはドミナント戦略として特定のエリア(地方とか県単位で)に集中的に出店していたけれど、秋田市内のローソンはものすごくピンポイントのドミナント戦略なんだろうか。町・丁目単位で土地を押さえて、客を囲いこんで、他社の出店を許さないという。
広小路から竿燈大通りにかけての一帯や秋田市役所裏手から旧国道一帯がそう。ただ、後者ではいちばん古くからあった秋田山王一丁目店が、わりと最近閉店したらしく(2017年7月ではまで営業中)、けやき通りと市役所内の2つになった。
ほかに2店が近接していた土崎港北三丁目では、前からあった自衛隊通り店が存続し、2013年にできた土崎港北三丁目店は既になくなってしまった。
保戸野と泉の境目でも、同じ結果になってしまわないだろうか。それで得をする人がいるのだろうか。
その南西角にお屋敷があった。この道路ができて30年ほどだから、さほど古くはないのだろうけれど、塀で囲まれて周りと趣きがちょっと違った。
Googleストリートビューより。右奥が新国道。向かい側の茶色い塀の部分がそのお屋敷
それが現在、
こうなってしまった!
年明け前後に解体されて、跡に平屋の建物ができた。
これはコンビニ、しかも構造やデザインからして…と推測していたら、
「ローソン秋田保戸野千代田町店」「3月27日オープン」
典型的な造りのローソン。
スタッフ募集の連絡先は、ローソン秋田地区事務所の電話番号。
現時点では、公式サイトのオープン予定リストには掲載されていないが、Googleマップには既に誰かによって登録されて、あたかも既に営業しているかのようになっている。仲小路のセブンでもそうだったけれど、「オープン予定」という設定ができればいいのに。
ここにローソンというのは、驚いた。
なぜなら、ななかまど通りを200メートル強東進した同じ側には「秋田泉ななかまど通り店(2012年オープン)」、550メートル西進した向かい側・新国道と交わる新川向交差点角に「秋田泉南一丁目店(わりと最近オープン)」、さらにいちょう通りを南へ300メートル強進んだ向かい側には、1997年のローソン秋田進出一号店の1つである「秋田保戸野原の町店」と、既に3つもローソンがあるのだから。
なお、他のコンビニはファミリーマートが500メートル北、セブン-イレブンが西と東に600メートルほどのところに1つずつ。
公式サイト店舗検索の地図より。赤い★が保戸野千代田町店の位置
一方で、ある事情を知れば、ここにローソンというのは納得。
泉ななかまど通り店がある場所は、かつては地元不動産会社の経営者宅だった。その会社が破産して、売られてローソンができたということのようだ。
そして、今回解体された家も、その不動産会社に関係する人の家だったのだとか。どういうやり取りがあったのか分からないけれど、だとすれば、同じローソンができたというのも、分からなくもない。
フリーペーパーの広告に泉ななかまど店の従業員募集が出ており、「近くの新設店へ人を回すので、その代わりの人募集」的な内容だった。店舗名は出ていなかったが千代田町を指していると思われ、ローソンとしても無関係の店ではなさそう。
けど近すぎる。
住宅地の中にちらほら小規模なオフィスがあるようなここでは、ローソンが4つも必要な需要はない。
わりと近くにあったサンクスが、ファミマに転換せずに廃業してしまったので、代わりになるコンビニができて助かる人は多少いるかもしれないけれど、周りの3つの既存ローソンがあれば、ここにはいらないという人がほとんどではないだろうか。
だったら、せめて別のコンビニとか、もう少し離れた別の場所にできたら…
店側としても、客の奪い合い、人出不足と言われる中で従業員の奪い合いで、共倒れになってしまいそう。
誰からも必要とされないローソンではないだろうか…
セブン-イレブンは、出店場所について客層や需要を綿密に調査するそうで、そのせいかこのような極端に近い店はないと思う。
ファミリーマートではたまにあるが、それは既存店とサークルKサンクスが転換した店だったりする。(ゆくゆくはどちらかがなくなるかも)
ローソンは、秋田市では、このような近すぎる店舗がほかにもいくつか存在する。(2013年の記事)
セブン-イレブンはドミナント戦略として特定のエリア(地方とか県単位で)に集中的に出店していたけれど、秋田市内のローソンはものすごくピンポイントのドミナント戦略なんだろうか。町・丁目単位で土地を押さえて、客を囲いこんで、他社の出店を許さないという。
広小路から竿燈大通りにかけての一帯や秋田市役所裏手から旧国道一帯がそう。ただ、後者ではいちばん古くからあった秋田山王一丁目店が、わりと最近閉店したらしく(2017年7月ではまで営業中)、けやき通りと市役所内の2つになった。
ほかに2店が近接していた土崎港北三丁目では、前からあった自衛隊通り店が存続し、2013年にできた土崎港北三丁目店は既になくなってしまった。
保戸野と泉の境目でも、同じ結果になってしまわないだろうか。それで得をする人がいるのだろうか。