広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

路肩の赤い雪山

2021-02-06 22:47:56 | 秋田の季節・風景
1月9日に積雪60センチになった秋田市。
その後、晴天、プラスの気温や雨もあって道路の雪はほとんど消えて(積雪量としては15センチ程度)2月に入った。

そして2月3日から再び厳しい寒さになり、4日には積雪42センチに。
4日の中古車販売店
秋田市付近に雪雲が停滞し、2月の12時間降雪量として観測史上最大の27センチ。
1月9日は観測史上最高の12時間に34センチ。それとさほど違わない新規積雪なわけで、街や道路は再び混乱するかと思いきや、それほどでもなかった。除雪がとても迅速だったわけでもないと思う。
平日なので動く車が多くて、うまく圧縮されたのか。路線バスの迂回も限定的。
4日午後の新国道「新川向」交差点。路面は白いが大きな支障なし、バスは平常レベル(?)の遅れ

その後、5日には気温が上がって雨。5日早朝に30センチあったのが、6日夜には9センチに激減。
その結果、大きな車道は路面が出たものの、小さい道はぐしゃぐしゃ。
6日。山王大通り南側の細道。向こうは山王第二街区公園

竿燈大通り
上の写真では、車線数が多く支障が少ないこともあるかとは思うが、やっぱり除排雪は充分ではなく、歩道側1車線が半分近く雪山でふさがれている。延々と続く山脈のよう。おそらく、ロータリー式の除雪車が路肩に吹き付けてできたもの。
歩道橋からみずほ銀行秋田支店・二丁目橋交差点付近
二丁目橋では、左右で雪山の色がきれいに違うのが分かる。歩道側はロードヒーティングで除雪不要なので、雪山の大部分は、車道由来の雪のはず。
歩道側はその上に新たに雪が降り積もってきれいに白いのか。
茶~黒っぽい車道側は、積もった雪にタイヤや路面の汚れが混ざった状態になってから除雪されたものだったり、除雪後に通行する車のしぶきがかかったりして、汚いのだろう。
昔(平成初期まで)、スパイクタイヤが使われていた頃は、もっと真っ黒だったのではないだろうか。

竿燈大通り・日銀前交差点付近
竿燈大通りや山王大通りなどの一部では、写真のように汚れた雪山が、黒とか茶色というより「赤い」。
山王大通り・裁判所仮庁舎前
これらの道路は、車道が「ワインカラー」と呼ぶはずだけど、赤茶色のような色で舗装されている。上の2つの写真では、歩道寄り車線がバスレーンの意味で着色されているのだが、色が薄れてしまっている。【7日補足・薄れたわりには雪への着色は濃く感じる。路面が色鮮やかだった頃は、雪ももっと赤かったのだろうか。】
舗装の塗料は、雪や水分に溶け出してしまうらしく、雪を赤くしてしまっている。夏場の雨でも少しずつ同じことになっていそうだし、環境への負荷がないのか、気になってしまう。
なお、全国的には、表面の見た目がツルツルで滑りやすそうなカラー舗装も存在するが、ここはそうではなさそうな表面。また、歩道のブロック・タイルは、色が落ちることはないようだ。
【7日追記】上で紹介した、二丁目橋~日銀前の雪山は、7日午後までには車道側が削られて、赤い雪がほぼなくなって車線が復活していた。

週明けはまた真冬日まで冷えこんで、週後半はまた緩む。今冬はめまぐるしい。
コメント (2)
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