2月18日21時頃、秋田市保戸野原の町(道路向かいは泉南三丁目)にある、スーパーマーケット「秋田生鮮市場 保戸野店」で火災が発生した。
消防車のサイレンを聞いて、秋田市消防本部のテレホンガイドにかけて、原の町の火事であることは分かった。1キロ弱離れた所から、原の町の方向を見ると、煙や火は見えなかったが、臭いはした。
ツイッターを見ると、生鮮市場が火元ながら、外観は無傷で激しく燃えるような状態ではないことは知ることができた。全焼とか半焼とかには及ばない、ボヤ程度といったところか。
19日朝の新聞には、少なくとも魁なら第一報レベルなら間に合う時間だと思うが、掲載なし。
秋田放送(ABS)のニュースで詳細が分かった。他のテレビ局は報道せず。秋田魁新報はホームページに19日14時44分になって、やっと「秋田市「生鮮市場保戸野店」で火事 200平方メートル焼く」を写真付きでアップ。
2社の報道内容はおおむね同じで矛盾はない。
19時半に閉店して無人で、けが人等なし。
火災報知器の鳴動がきっかけ。約1000平方メートルのうち200平方メートルを焼いた。消防車が10台(魁。ABSでは9台)出て、約2時間半で鎮火。
青果売り場の燃え方が激しく、原因を調査中。
火事の報道では「現場は一時、騒然としました」が決まり文句だが、今回はなし。
駐車場が広いし、時間が時間で車通り・人通りもなかったことがあるだろう。
営業時間中だったら大変だったし、すぐ裏は秋田大学附属学校・園だから、周囲への影響もあって、それこそ騒然としたかもしれない。
もちろん、19日・金曜日は臨時休業。
昼前後時点では、従業員が水を掃き出すなど後片付けをしたり、冷蔵機器会社や東北電気保安協会の車が来たりしていたとのこと。
でも、火事を知らずに、買い物しようと店に来てしまった客もいたに違いない。
なぜなら、報道がほとんどなかったこともあるし、運営会社のホームページにも情報がない(19日19時時点)し、さらに運が悪いことに、毎週金曜日の新聞にチラシが折りこまれるから。
火災以前に、すでに金曜分のチラシはセット済みだろうから、配達直前に抜くのは無理なはずで仕方ない。さらに、運悪く、
19日の折り込みチラシより
「リニューアルオープン2周年祭」のセールが始まる日だった。いつもは青1色刷りなのが、赤と2色刷りで気合が入っていたのに。
19日はまぐろ解体販売、盛岡の福田パンの特別販売、メロンパンの移動販売が予定されていたのに。
そのメロンパン屋さんのツイッターで「都合によりお休み」と朝の時点で告知があり、それが数少ない生鮮市場臨時休業を予感させる投稿。福田パンには、盛岡を出る前に連絡することができただろうか…
あと、建物内(入口は別)のくめかわクリーニングの被害はなかっただろうか。同社公式ホームページには「火災復旧工事のため本日2月19日は臨時休業とさせて頂きます。」と掲載され、20日以降は時間変更ながら営業する由。
理髪店やコインランドリーは、敷地内ながら離れた別棟なので影響はないはず。
チラシの通り、生鮮市場は2年前=2019年2月22日にリニューアルされている(この記事後半)。
ただ、建物全体や売り場の基本的なレイアウトは、2000年11月の新築オープン時から変わっていないから、電気系統や暖房などは古いものもあったかもしれない。
燃え方が激しかったという、青果売り場は、入口を入ってすぐ、まっすぐの左右。右には青果のバックヤードがある。照明や配線以外では、冷蔵ケースくらいしか火の気がなさそうだけど。
トイレやレジもその近くなので、火や水でやられていないか。
クリーニング屋さんは再開し、水を掃き出す作業をしていたくらいだから、被害は多くはなく、営業再開は遠くないのだろうか。でも青果売り場は直さないと営業できないでしょうし。
高齢者も多く、スーパーが少ないエリアだけに、早期の営業再開を期待。
秋田生鮮市場は、JR東日本系列。かつては「ジェイアールアトリス」、現在は「JR東日本東北総合サービス」が運営。
(昔は土崎店もあったが)保戸野店が唯一であり、今の本社は仙台と遠く、ホームページなどでの営業状況の告知がうまくできないのかもしれない。だからと言って、JR東日本トップページに載せるほどでもないですが。
生鮮市場保戸野店は、開店から間もない頃(2000年代中頃か?)に、泥棒が入って金庫ごと持ち去られたことがあり、それに次ぐ災難。
JR東日本東北総合サービス秋田支店としては、2018年の土崎駅の火災で、(火元かどうかは不明)運営するそば店がダメージを受けたのに続く、火難。
お見舞い申し上げますとともに、情報提供と早めの復旧・再開もお願いしますよ。
【追記】19日夜になって、店の前には「当面の間 休業」との掲示が出たとのこと。
20日昼には、ガラス業者やプロパンガス業者らしき車が来ていた。
22日になって、JR東日本東北総合サービスホームページ内に、ひっそりと「営業休止中のお知らせ」がアップ。「2/18の店内火災により2/19から営業を休止しております。」などで、今後の見込み等新しい情報はなし。
3月始めには、中の冷蔵ケースなどが前の駐車場に出されたほか、工事現場事務所のようなコンテナが置かれた。本格的な復旧工事に入りそうだが、再開に時間がかかりそうでもある。
7日時点で店頭に新たな看板が置かれた。コンテナは工事現場事務所ではなかった。
「営業再開までには、今しばらくお時間をいただかなくてはならないため、」「店頭等にて3月8日(月)~しばらくの間」「臨時販売」をするとのこと。
火災で生じた在庫処分品を、詰め合わせなどで格安販売、各日9時30分から(その日分の?)販売品がなくなるまで営業。
コンテナは商品の保管や作業場所として使われ、臨時販売は建物本体の軒先~駐車場で行っているとのこと。青果類も多少あるらしい。
【3月31日・水曜日から店舗での営業再開】3月31日の新聞に、A4版両面の「大変ご不便・ご迷惑おかけいたしました。」とのお詫びと告知のチラシが折りこまれた。
3月31日から(店前の臨時営業でなく、改修を終えた店舗内での)営業を再開。土曜の「生鮮朝市」や随時の出張販売も再開。しかし「冷蔵陳列棚等が揃わず仮オープン」「仮営業」との言葉もある。
4月16日・金曜日に、やっと従来同様の折込チラシが再開。火災への言及はなし。
【5月15日・土曜日 グランドオープン】5月10日~14日に「店舗改装」のため休業し、冷蔵機器を本格的に設置したようだ。火災から3か月で完全復活。
【2021年10月7日追記】本格営業再開後の店内は、火災前と一部売り場配置は変わったが、大筋は同じ。建材のにおいが漂い、火災の痕跡は一掃されている。レジ類は無地だったようで、火災前と同じ構成のもよう。ただ、古くなっていたSuicaリーダーはいつの間にか新しくされ(従来通り2つのレジのみ)、薄れていたSuica対応を示す天井からの表示も新しく(布だったのが紙に)された。
※2022年には生鮮市場の敷地内にドラッグストアができた。
消防車のサイレンを聞いて、秋田市消防本部のテレホンガイドにかけて、原の町の火事であることは分かった。1キロ弱離れた所から、原の町の方向を見ると、煙や火は見えなかったが、臭いはした。
ツイッターを見ると、生鮮市場が火元ながら、外観は無傷で激しく燃えるような状態ではないことは知ることができた。全焼とか半焼とかには及ばない、ボヤ程度といったところか。
19日朝の新聞には、少なくとも魁なら第一報レベルなら間に合う時間だと思うが、掲載なし。
秋田放送(ABS)のニュースで詳細が分かった。他のテレビ局は報道せず。秋田魁新報はホームページに19日14時44分になって、やっと「秋田市「生鮮市場保戸野店」で火事 200平方メートル焼く」を写真付きでアップ。
2社の報道内容はおおむね同じで矛盾はない。
19時半に閉店して無人で、けが人等なし。
火災報知器の鳴動がきっかけ。約1000平方メートルのうち200平方メートルを焼いた。消防車が10台(魁。ABSでは9台)出て、約2時間半で鎮火。
青果売り場の燃え方が激しく、原因を調査中。
火事の報道では「現場は一時、騒然としました」が決まり文句だが、今回はなし。
駐車場が広いし、時間が時間で車通り・人通りもなかったことがあるだろう。
営業時間中だったら大変だったし、すぐ裏は秋田大学附属学校・園だから、周囲への影響もあって、それこそ騒然としたかもしれない。
もちろん、19日・金曜日は臨時休業。
昼前後時点では、従業員が水を掃き出すなど後片付けをしたり、冷蔵機器会社や東北電気保安協会の車が来たりしていたとのこと。
でも、火事を知らずに、買い物しようと店に来てしまった客もいたに違いない。
なぜなら、報道がほとんどなかったこともあるし、運営会社のホームページにも情報がない(19日19時時点)し、さらに運が悪いことに、毎週金曜日の新聞にチラシが折りこまれるから。
火災以前に、すでに金曜分のチラシはセット済みだろうから、配達直前に抜くのは無理なはずで仕方ない。さらに、運悪く、
19日の折り込みチラシより
「リニューアルオープン2周年祭」のセールが始まる日だった。いつもは青1色刷りなのが、赤と2色刷りで気合が入っていたのに。
19日はまぐろ解体販売、盛岡の福田パンの特別販売、メロンパンの移動販売が予定されていたのに。
そのメロンパン屋さんのツイッターで「都合によりお休み」と朝の時点で告知があり、それが数少ない生鮮市場臨時休業を予感させる投稿。福田パンには、盛岡を出る前に連絡することができただろうか…
あと、建物内(入口は別)のくめかわクリーニングの被害はなかっただろうか。同社公式ホームページには「火災復旧工事のため本日2月19日は臨時休業とさせて頂きます。」と掲載され、20日以降は時間変更ながら営業する由。
理髪店やコインランドリーは、敷地内ながら離れた別棟なので影響はないはず。
チラシの通り、生鮮市場は2年前=2019年2月22日にリニューアルされている(この記事後半)。
ただ、建物全体や売り場の基本的なレイアウトは、2000年11月の新築オープン時から変わっていないから、電気系統や暖房などは古いものもあったかもしれない。
燃え方が激しかったという、青果売り場は、入口を入ってすぐ、まっすぐの左右。右には青果のバックヤードがある。照明や配線以外では、冷蔵ケースくらいしか火の気がなさそうだけど。
トイレやレジもその近くなので、火や水でやられていないか。
クリーニング屋さんは再開し、水を掃き出す作業をしていたくらいだから、被害は多くはなく、営業再開は遠くないのだろうか。でも青果売り場は直さないと営業できないでしょうし。
高齢者も多く、スーパーが少ないエリアだけに、早期の営業再開を期待。
秋田生鮮市場は、JR東日本系列。かつては「ジェイアールアトリス」、現在は「JR東日本東北総合サービス」が運営。
(昔は土崎店もあったが)保戸野店が唯一であり、今の本社は仙台と遠く、ホームページなどでの営業状況の告知がうまくできないのかもしれない。だからと言って、JR東日本トップページに載せるほどでもないですが。
生鮮市場保戸野店は、開店から間もない頃(2000年代中頃か?)に、泥棒が入って金庫ごと持ち去られたことがあり、それに次ぐ災難。
JR東日本東北総合サービス秋田支店としては、2018年の土崎駅の火災で、(火元かどうかは不明)運営するそば店がダメージを受けたのに続く、火難。
お見舞い申し上げますとともに、情報提供と早めの復旧・再開もお願いしますよ。
【追記】19日夜になって、店の前には「当面の間 休業」との掲示が出たとのこと。
20日昼には、ガラス業者やプロパンガス業者らしき車が来ていた。
22日になって、JR東日本東北総合サービスホームページ内に、ひっそりと「営業休止中のお知らせ」がアップ。「2/18の店内火災により2/19から営業を休止しております。」などで、今後の見込み等新しい情報はなし。
3月始めには、中の冷蔵ケースなどが前の駐車場に出されたほか、
7日時点で店頭に新たな看板が置かれた。コンテナは工事現場事務所ではなかった。
「営業再開までには、今しばらくお時間をいただかなくてはならないため、」「店頭等にて3月8日(月)~しばらくの間」「臨時販売」をするとのこと。
火災で生じた在庫処分品を、詰め合わせなどで格安販売、各日9時30分から(その日分の?)販売品がなくなるまで営業。
コンテナは商品の保管や作業場所として使われ、臨時販売は建物本体の軒先~駐車場で行っているとのこと。青果類も多少あるらしい。
【3月31日・水曜日から店舗での営業再開】3月31日の新聞に、A4版両面の「大変ご不便・ご迷惑おかけいたしました。」とのお詫びと告知のチラシが折りこまれた。
3月31日から(店前の臨時営業でなく、改修を終えた店舗内での)営業を再開。土曜の「生鮮朝市」や随時の出張販売も再開。しかし「冷蔵陳列棚等が揃わず仮オープン」「仮営業」との言葉もある。
4月16日・金曜日に、やっと従来同様の折込チラシが再開。火災への言及はなし。
【5月15日・土曜日 グランドオープン】5月10日~14日に「店舗改装」のため休業し、冷蔵機器を本格的に設置したようだ。火災から3か月で完全復活。
【2021年10月7日追記】本格営業再開後の店内は、火災前と一部売り場配置は変わったが、大筋は同じ。建材のにおいが漂い、火災の痕跡は一掃されている。レジ類は無地だったようで、火災前と同じ構成のもよう。ただ、古くなっていたSuicaリーダーはいつの間にか新しくされ(従来通り2つのレジのみ)、薄れていたSuica対応を示す天井からの表示も新しく(布だったのが紙に)された。
※2022年には生鮮市場の敷地内にドラッグストアができた。