※駅弁についての記事ですが、駅弁そのものの紹介はありません。
JR東日本の駅弁コンテスト「駅弁味の陣」が、2024年も10月に開催中。
昨2023年は、秋田県大館駅・花善の「忠犬ハチ公の故郷おおだて鶏めし」が、同社として3度目の総合1位・駅弁大将軍に輝いた。今年は「とても硬い親鳥の鶏めし」という、食べる人を選ぶ商品でエントリー。どうなるか。
近年の駅弁味の陣で楽しみだったのは、秋田駅ビル・トピコで、エントリー商品を中心とした、いわゆる駅弁大会・駅弁祭りをやってくれること。スーパーの駅弁祭りには出品しない業者、通常なら遠方ではまず手に入らない駅弁も多く、さすがJR東日本の威力だと思っていた。※2021年10月。秋以外、2022年5月開催もあった。
10月下旬の土日開催が恒例のようだが、ここ2年は行かないでしまっていた。2022年はJR東日本パスでの旅行直前でそれどころじゃなく、2023年は体調が悪くなりかけていたためか気乗りせず。
2024年はこちらとしては準備万端。月初め時点で、トピコ公式ホームページのイベント情報から「トピコ秋の駅弁まつり」の10月26・27日開催を把握。販売商品の告知を待った。
10月17日にチラシがアップされた【26日追記・新聞への折り込みはなし】。「55種類(うち10点程度は、26日または27日のみ販売)」とのことなのだが… ※2021年は45種類、2022年は79種類、2023年は81種類。
期待した商品がない。ラインナップを見せられると、気になる商品もなくはないのだが、どうしても買いに行きたいとは思えなくなってしまった。【28日追記・と言いつつ行ってしまいました。末尾リンク参照】
※以前からそうだったが、都道府県名と商品名が記載され、販売駅名や製造業者名の記載はなし。
羽田空港の「空弁」がトップに4点あるし、「ひっぱりだこ飯」など「兵庫(淡路屋)」の弁当がやたらと多いし、柿の葉寿司とか、崎陽軒・シウマイ弁当ならぬ「神奈川(東華軒)」の「シュウマイ弁当」、おぎのや・峠の釜めしならぬ「神奈川」の「天城峠の釜飯」があったりする。
昨年まではあった、新潟や(秋田駅で買えるのだから意味は薄いが)地元秋田や大館の商品はない。以前のチラシにはあった「駅弁味の陣」や新幹線で輸送する「はこビュン」の表示が、今年はない。
これでは、スーパーの駅弁祭り(イオン東北では最近はやらないな)で見慣れた顔ぶれを中心に、規模を大きくしたようなもので、JR東日本の駅弁まつりらしさがない。
また、鹿児島など九州各地からは来るのに、北海道のものは1つもないのも特徴。【25日補足・その影響もあり、海鮮の駅弁がとても少ない。】
強いて挙げれば、「岩手」として一ノ関駅(盛岡駅でも扱うはず)・斎藤松月堂から6点ほど来るのは珍しいかも。イベントを担当するのは、JR東日本クロスステーション 盛岡支店のはずだから、そのつながりか。
駅弁味の陣2024公式サイトの「催事販売情報」には、かつては秋田駅など地方駅開催分も掲載されていたはずだが今年はなく、大宮、仙台、立川、八王子各駅のみ。東日本エリア全体で、縮小されたのか。
理由としては、旅行需要回復で輸送してまで売る必要がなくなったこと、以前から続く食材や輸送費の高騰、さらに今年の米不足があるかもしれない。
そして、2023年9月の八戸駅・吉田屋の食中毒だろうか(その直後だった昨年は、おおむね通常開催だったようだが)。なお、吉田屋は駅弁は再開していて、味の陣2024にもエントリーあり。
原因は、炊飯の委託先業者【25日補足・自社炊飯でまかなえない分を外注していた】による、不適切な温度管理。すなわち、吉田屋自身のキャパシティを越えて大量生産に走った結果だと、とらえている。
裏を返せば、スーパーの駅弁大会常連の淡路屋や東華軒などは、徹底した品質管理を行った上で大量生産ができていて、そうでなければ全国各地に出荷できないのだと思う。淡路屋は東京都内にも工場がある。
しょうがないけれど、大消費地から離れた秋田では、輸送駅弁も駅弁味の陣も、遠い存在になってしまう。
今年は、崎陽軒のシウマイ弁当じゃない幕の内系(でもシウマイは入ってる)とか、根強い人気があるペラペラのトンカツが載った千葉の「トンかつ菜の花弁当」とか、食べてみたかった。
ところで、26日・土曜日には、秋田駅2階・改札外のNewDaysでも、輸送駅弁が販売される。
夏や繁忙期以外に毎月1回・金曜日に開催される「NewDays駅弁祭り(2024年5月の記事)」。
2024年10月は鉄道の日があるため、11日と26日・土曜日の2回開催。26日は、全国的には7種販売されることになっているが、例によって秋田駅では4種のみ。7つとも、駅弁味の陣エントリー商品ではない。
店舗前の告知
うち、淡路屋「ひっぱりだこ飯」がトピコと重複。
「松坂牛食べくらべ弁当」は、名古屋の松浦商店の商品なので「愛知」扱い。トピコのほうでは27日のみ「松坂牛焼肉弁当」や「松坂牛&飛騨牛 食べ比べ弁当(正しくは ~食べくらべ弁当)」というのが売られるが、同じ製造元の別商品。
秋田のNewDaysで売られない3点は、1号機関車、E7系、E8系の容器に入った弁当。トピコでも売られないが、貨物コンテナ、東海道・山陽新幹線、九州新幹線の容器の弁当は来る。
【27日追記・NewDaysの次回は、11月8日・金曜日であると、ホームページでの26日分の告知に記載されていた(26日終了後削除されて、再度分からない状態。もっと上手に告知するべき)。】
お求め予定のかたは、よく確認して悔いのないように。→当日の状況など。
JR東日本の駅弁コンテスト「駅弁味の陣」が、2024年も10月に開催中。
昨2023年は、秋田県大館駅・花善の「忠犬ハチ公の故郷おおだて鶏めし」が、同社として3度目の総合1位・駅弁大将軍に輝いた。今年は「とても硬い親鳥の鶏めし」という、食べる人を選ぶ商品でエントリー。どうなるか。
近年の駅弁味の陣で楽しみだったのは、秋田駅ビル・トピコで、エントリー商品を中心とした、いわゆる駅弁大会・駅弁祭りをやってくれること。スーパーの駅弁祭りには出品しない業者、通常なら遠方ではまず手に入らない駅弁も多く、さすがJR東日本の威力だと思っていた。※2021年10月。秋以外、2022年5月開催もあった。
10月下旬の土日開催が恒例のようだが、ここ2年は行かないでしまっていた。2022年はJR東日本パスでの旅行直前でそれどころじゃなく、2023年は体調が悪くなりかけていたためか気乗りせず。
2024年はこちらとしては準備万端。月初め時点で、トピコ公式ホームページのイベント情報から「トピコ秋の駅弁まつり」の10月26・27日開催を把握。販売商品の告知を待った。
10月17日にチラシがアップされた【26日追記・新聞への折り込みはなし】。「55種類(うち10点程度は、26日または27日のみ販売)」とのことなのだが… ※2021年は45種類、2022年は79種類、2023年は81種類。
期待した商品がない。ラインナップを見せられると、気になる商品もなくはないのだが、どうしても買いに行きたいとは思えなくなってしまった。【28日追記・と言いつつ行ってしまいました。末尾リンク参照】
※以前からそうだったが、都道府県名と商品名が記載され、販売駅名や製造業者名の記載はなし。
羽田空港の「空弁」がトップに4点あるし、「ひっぱりだこ飯」など「兵庫(淡路屋)」の弁当がやたらと多いし、柿の葉寿司とか、崎陽軒・シウマイ弁当ならぬ「神奈川(東華軒)」の「シュウマイ弁当」、おぎのや・峠の釜めしならぬ「神奈川」の「天城峠の釜飯」があったりする。
昨年まではあった、新潟や(秋田駅で買えるのだから意味は薄いが)地元秋田や大館の商品はない。以前のチラシにはあった「駅弁味の陣」や新幹線で輸送する「はこビュン」の表示が、今年はない。
これでは、スーパーの駅弁祭り(イオン東北では最近はやらないな)で見慣れた顔ぶれを中心に、規模を大きくしたようなもので、JR東日本の駅弁まつりらしさがない。
また、鹿児島など九州各地からは来るのに、北海道のものは1つもないのも特徴。【25日補足・その影響もあり、海鮮の駅弁がとても少ない。】
強いて挙げれば、「岩手」として一ノ関駅(盛岡駅でも扱うはず)・斎藤松月堂から6点ほど来るのは珍しいかも。イベントを担当するのは、JR東日本クロスステーション 盛岡支店のはずだから、そのつながりか。
駅弁味の陣2024公式サイトの「催事販売情報」には、かつては秋田駅など地方駅開催分も掲載されていたはずだが今年はなく、大宮、仙台、立川、八王子各駅のみ。東日本エリア全体で、縮小されたのか。
理由としては、旅行需要回復で輸送してまで売る必要がなくなったこと、以前から続く食材や輸送費の高騰、さらに今年の米不足があるかもしれない。
そして、2023年9月の八戸駅・吉田屋の食中毒だろうか(その直後だった昨年は、おおむね通常開催だったようだが)。なお、吉田屋は駅弁は再開していて、味の陣2024にもエントリーあり。
原因は、炊飯の委託先業者【25日補足・自社炊飯でまかなえない分を外注していた】による、不適切な温度管理。すなわち、吉田屋自身のキャパシティを越えて大量生産に走った結果だと、とらえている。
裏を返せば、スーパーの駅弁大会常連の淡路屋や東華軒などは、徹底した品質管理を行った上で大量生産ができていて、そうでなければ全国各地に出荷できないのだと思う。淡路屋は東京都内にも工場がある。
しょうがないけれど、大消費地から離れた秋田では、輸送駅弁も駅弁味の陣も、遠い存在になってしまう。
今年は、崎陽軒のシウマイ弁当じゃない幕の内系(でもシウマイは入ってる)とか、根強い人気があるペラペラのトンカツが載った千葉の「トンかつ菜の花弁当」とか、食べてみたかった。
ところで、26日・土曜日には、秋田駅2階・改札外のNewDaysでも、輸送駅弁が販売される。
夏や繁忙期以外に毎月1回・金曜日に開催される「NewDays駅弁祭り(2024年5月の記事)」。
2024年10月は鉄道の日があるため、11日と26日・土曜日の2回開催。26日は、全国的には7種販売されることになっているが、例によって秋田駅では4種のみ。7つとも、駅弁味の陣エントリー商品ではない。
店舗前の告知
うち、淡路屋「ひっぱりだこ飯」がトピコと重複。
「松坂牛食べくらべ弁当」は、名古屋の松浦商店の商品なので「愛知」扱い。トピコのほうでは27日のみ「松坂牛焼肉弁当」や「松坂牛&飛騨牛 食べ比べ弁当(正しくは ~食べくらべ弁当)」というのが売られるが、同じ製造元の別商品。
秋田のNewDaysで売られない3点は、1号機関車、E7系、E8系の容器に入った弁当。トピコでも売られないが、貨物コンテナ、東海道・山陽新幹線、九州新幹線の容器の弁当は来る。
【27日追記・NewDaysの次回は、11月8日・金曜日であると、ホームページでの26日分の告知に記載されていた(26日終了後削除されて、再度分からない状態。もっと上手に告知するべき)。】
お求め予定のかたは、よく確認して悔いのないように。→当日の状況など。
ひっぱりだこ飯は、中身だけでなく、ネーミングや容器(重そうではあるけれど)も含めて、ヒット&ロングセラーの成功例ですね。
秋田でもそういう駅弁が出るといいのですけれど、花善はともかく関根屋はどうもコロコロ変わりがち。がんばってもらいたいです。
引っ張りタコ他2軒求めましたが、さすがピックアップされただけにとても美味しかったです!
米も自社制作もあり納得でしたが秋田県では弁当に入れる代表的惣菜は今一つと感じました。
先頭グループは朝から並んでたようで...