ドイツの巨大鉄道橋を帝人の炭素繊維を用いたケーブルが支える
https://emira-t.jp/topics/15288/
ドイツ南西部の町・シュツットガルト近郊に架けられた鉄道用のシュタットバーン橋は、曲線構造を生かして荷重を支えるアーチ橋
全長127mのアーチ橋は全8車線のアウトバーン(高速道路)上を支柱なしに横断できる構造
わずか72本、合計1675kgのケーブルで約1500トンの橋を支える
ドイツの巨大鉄道橋を帝人の炭素繊維を用いたケーブルが支える
https://emira-t.jp/topics/15288/
ドイツ南西部の町・シュツットガルト近郊に架けられた鉄道用のシュタットバーン橋は、曲線構造を生かして荷重を支えるアーチ橋
全長127mのアーチ橋は全8車線のアウトバーン(高速道路)上を支柱なしに横断できる構造
わずか72本、合計1675kgのケーブルで約1500トンの橋を支える
世界で2社しか作れない!高耐熱「チラノ繊維」
宇部興産は、航空機エンジンへの採用に向け、量産と同じプロセスで高耐熱繊維「チラノ繊維」を生産する設備を整えた。高温領域のタービンで、ニッケル合金を代替して軽量化できる唯一の素材だ。
「タービンを軽量化できるネタは、チラノ繊維のほかにはない」と話す。同繊維は炭化ケイ素(SiC)でできた繊維で、耐熱温度は1800度C以上、重さは金属の3分の1。
10倍に引き伸ばしても破断しないポリマー
東レは14日、ゴムのような柔軟性があり、伸ばしても切れにくい生体吸収性ポリマーを開発したと発表した。初期の長さの10倍に引き伸ばしても、破断せずに復元する。血管、皮膚、消化器など、柔軟で動きのある組織や臓器を回復させる再生医療の足場材料としての用途を想定。2025―26年ごろの実用化を目指す。
紙やプラスチックの代替素材
TBMは環境にやさしく、紙やプラスチックの代替素材になる新素材「LIMEX(ライメックス)」の開発を手がける
普通紙を1トン生産するには、樹木約20本、水約100トンを使用する。ライメックスの場合、樹木も水も不使用で、石灰石約0・6―0・8トンとポリオレフィン約0・2―0・4トンで、紙の代替製品である「ライメックスシート」を1トン生産可能だ。「石灰石は世界中に存在している。水資源が乏しい国でも、その国の資源で自給自足で生産できるのも強みだ」と山崎は力を込める。同素材を用いた名刺は16年の販売以来、約2100社が採用している。
インターネットを1000倍速くする驚異の物質
https://forbesjapan.com/articles/detail/18733?cx_art=trending
1830年代にロシアで発見された希少な鉱物
ペロブスカイト(CaTiO3)はチタン酸カルシウムの鉱物名で、様々なイオンを収容できる構造が特徴だ。1839年にロシアのウラル山脈で発見されて以来、ペロブスカイトには非常に役に立つ特性があることが次々と判明している。
科学者たちはペロブスカイトにテラヘルツ分光を用いて高速データ転送を実現しようとしている。これに用いるのは有機・無機ペロブスカイトで、シリコンウエハー上にペロブスカイトを薄く成膜する。電気の代わりに光を使うことで、データ転送速度を従来の1000倍にすることが可能だという。
テラヘルツ波の波長は100GHz~10000GHzと、電波と赤外線の中間の領域にある。これに対し、携帯電話は2.4GHzが主流となっている。ペロブスカイトにハロゲンランプを照射すると、テラヘルツ波が透過して超高速データ転送を可能にする。研究チームは、ハロゲンランプを使った実験で、ペロブスカイトを透過するテラヘルツ波を変化させることに成功した。これにより、研究チームはテラヘルツ波にデータをエンコードし、データ転送を従来の1000倍に早めることが可能になった。
旭化成、クウェートで過去最大規模の水処理膜
中空糸ろ過膜「マイクローザ」
クウェートの海水淡水化プラント「ドーハ フェーズ1」に水処理膜が採用されたと発表した。納入する前処理用膜の能力は日量61万トン
ナノ炭素材料「カーボンナノブラシ」
NECは、世界で初めてナノ炭素材料の1つで
あるカーボンナノホーンの繊維状集合体「カーボンナノブラシ」を発見し、その作製に世界で初めて成功した。
https://wisdom.nec.com/ja/solutions/2016081701/index.html
http://jpn.nec.com/press/201606/20160630_01.html
カーボンナノチューブとカーボンナノホーン集合体の特長である高い導電性と分散性、吸着性をすべてひとまとめに兼ね備えている。その特性を生み出す一つの大きな要因は、カーボンナノホーンが複数個、細長く伸びながら放射状に連鎖している繊維のようなカーボンナノブラシの形状にある。もともと表面積の広いカーボンナノホーン集合体がひとつながりになれば、その高い吸着性がより強化されるであろうことは想像に難くない。カーボンナノブラシは、たくさんの微細なスペースにさまざまな物質を包み込むことができる、まさしく大きくて高性能な吸着剤なのだ。
その優れた導電性と吸着性をベースにキャパシタなど電気を貯めるエネルギーデバイスに利用したり、センサの応答速度を高められる電極材として展開していくことが有効だと見込んでいる。
また分散特性が非常に高いことから、プラスチックやゴムなど薄くて柔らかい素材に混ぜて導電性が与えられるし、できた素材をフレキシブルに曲げたりしながらパーツとして加工して、ウェアラブルやIoT関連デバイスのデザインに革新をもたらすこともできそうだ。塗料として提供することができれば電子部品の回路レイアウトも一段と自由度が高まる。
セルロースナノファイバー
第一工業製薬のCNF増粘剤が化粧品に採用
レオクリスタは、低添加量でも高い増粘性がある。通常はゲル状だが、力がかかると急激に粘性が低下する特徴を持つ。このため、スプレーとして噴霧できる。
ボールペンでは、筆圧でインクとして使える。化粧品のクリームなどにレオクリスタを添加すると、手に取りやすく、塗って広げやすくなる。また、レオクリスタを添加すると液体中の微粒子の分散性が高まる。
この「ペンキ」が、地球温暖化に歯止めをかけるかもしれない
http://tabi-labo.com/282726/solar-paint-energy
オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学で開発が進むこのペンキ。塗るだけで水素燃料を生成できてしまうというもの
同大学のKourosh Kalantar-zadeh氏とTorben Daeneke博士、彼らが研究を進めているソーラーペイントに含まれている成分は、硫化モリブデンと酸化チタン。
このペンキは、乾燥剤によく用いられるシリカゲルのように、大気中から水分を吸収するという特徴があります。そして、ペンキに含まれる上記成分が触媒としての役割を果たすことで、吸い上げた水分が「水素」と「酸素」に分解される仕組み。
三菱ケミカルが独自に開発した新素材、「デュラビオ」植物由来のバイオプラスチック
この新素材の特徴は、大きく4つある。(1)ガラスの代替に使えること、(2)塗装が必要ないこと、(3)黄色く変色しないこと、(4)トウモロコシ由来のバイオマス素材であることである
週刊ダイヤモンド