「水分不足で認知症に」
「実は体内の水分不足は、認知症と非常にかかわりが深いんです」と話すのは、『水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない』の著書もある国際医療福祉大学大学院教授の竹内孝仁さんだ。
竹内さんによれば、「老化とは体内の水分を失っていく過程」なのだという。そもそも、人間の体の大半は水分でできている。子供の水分量が約75%なのに対し、成人では約60%、高齢者は約50%と、次第に減少していく。
「血液はもちろん、体の細胞全てに水分は含まれています。中でも、体内で水分を最も蓄えているのは筋肉です。筋肉の75%は水分なので、筋肉量が少ない高齢者は水分不足に陥りやすい」(竹内さん)