エス・ティ・エス(愛知県豊田市、酒井孝嗣社長、0565・21・0624)は油の劣化を抑制する食用油還元装置「あげあげダントツくん」を9月に発売する。一般的な装置に比べ、フライヤーの油の交換頻度が約5分の1、30日に1回程度となった。フライヤーの油量18―36リットルに対応した3タイプを展開し、価格は49万6000―73万円。年販1000台を目指す。
飲食店や食堂、コンビニエンスストアなど向けに販売する。粒径2マイクロメートル(マイクロは100万分の1)と微細な不純物を除去する濾過紙と、油の酸化を防止する特殊セラミックスを併用し、油の劣化を防ぐ。油の使用量が減少し、フライヤーの油量18リットルタイプで、年間約50万円のコスト削減効果を見込む。菜種やごま、コーン油などに対応している。