紙やプラスチックの代替素材
TBMは環境にやさしく、紙やプラスチックの代替素材になる新素材「LIMEX(ライメックス)」の開発を手がける
普通紙を1トン生産するには、樹木約20本、水約100トンを使用する。ライメックスの場合、樹木も水も不使用で、石灰石約0・6―0・8トンとポリオレフィン約0・2―0・4トンで、紙の代替製品である「ライメックスシート」を1トン生産可能だ。「石灰石は世界中に存在している。水資源が乏しい国でも、その国の資源で自給自足で生産できるのも強みだ」と山崎は力を込める。同素材を用いた名刺は16年の販売以来、約2100社が採用している。