英オックスフォード大の新型ウイルスワクチン
英オックスフォード大の新型ウイルスワクチン、どうやってこんなに速くできたのか - BBCニュース
10年かかるワクチン開発を10カ月で行う
傑出した科学的才能。エボラ出血熱のアウトブレイクと、チンパンジーの鼻風邪。こうしたものが、その背景にある。そして研究チームの置かれている状況は、貯金ゼロの状態から出発
オックスフォード大学には、1796年に世界で初めてワクチンを開発したエドワード・ジェンナーにちなんだジェンナー研究所があり、世界有数の専門家が集まっている。そしてこの研究所が、未知の敵を倒すための戦略を練り上げた。
臨床試験には次の行程がある。
- 第1相:少人数を対象に行う治験で、安全性を確かめる
- 第2相:安全性を確認する検査を、さらに大人数で行う。また、ワクチンが、必要な反応を引き起こしているかどうかを確かめる
- 第3相:数千~数万人を対象とした大規模な治験で、実際に病気を予防するかどうかを確かめる