石川県白山市桑島(旧白峰村)で1994年12月に発見されたカメ類の化石が、世界最古のスッポンの祖先であることが分かり、発見者の愛知県江南市、無職大倉正敏さん。
化石は甲羅の部分の2片で、1億3000万年前の地層から出土した。これまでスッポンの最古の化石は、福井県勝山市と中央アジア・ウズベキスタンで90年代に見つかった1億1000万年前のものとされてきたが、今回は、それを2000万年も遡る。カメとスッポンの両方の特徴を併せ持つことから、平山教授は「カメからスッポンへと進化する途中の古生物で、両者をつなぐ貴重なミッシングリンク(未発見の化石記録)」と話した。
発見者の大倉さんにちなみ、「カッパケリス・オオクライ」と名付けられた。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110729-OYT1T00016.htm
読売新聞