ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

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20世紀少年 -第2章- 最後の希望

2009年03月03日 | 造形憧憬




「20世紀少年」

第2章は劇場へ観に行きました。( たいへん空いておりました )
「おくりびと」 がアカデミー賞(外国語映画賞)を受賞したすぐあとだったことも
あってか、「おくりびと」 は大盛況の様子でしたが、その他の映画は ・・・・

 
 

「- 第2章 - 最後の希望」

 2015年、歴史では、2000年に起った細菌兵器をまき散らす巨大ロボットによる
人類滅亡計画 “血の大みそか” は、悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が
行ったものとされていた。それを阻止した “ともだち” は、世界の救世主と
崇められていた。“ともだち” は、「まもなく人類は終わりを迎えます。私を信じ、
私とある者だけが救われます」 と予言を広める。


 ケンヂおじちゃんは、絶対に逃げたりしなかった

 ケンヂの姪カンナは高校生に成長。行方不明のケンヂに代わり、ユキジに面倒
を見てもらっている。“血の大みそか” の真相を知っているカンナは、学校で習う
歴史に憤りを覚えている。高校に通いながら新宿・歌舞伎町の中華料理店でバイト
をしているカンナは、ある時、“ともだち” の重要な情報を知ったため命を狙われて
いるニューハーフのブリトニーをかくまうことになる。その捜査で知り合った新米
刑事の蝶野もカンナを信じ、協力を申し出る。

 しかし、“ともだち” 中心の国家に反抗するカンナは、高校では問題児扱いされ、
ついには “ともだちランド” での研修を命じられる。“ともだちランド” とは、社会の
ルールからはみ出した人間を矯正するための施設だ。同級生の小泉響子と共に、
“ともだちランド” に入ったカンナは、成績優秀者だけが行くことのできるボーナス
ステージに進む。そこには、ケンヂたちのこども時代1971年のバーチャル世界が
広がっていた。カンナは小学校の理科室、小泉はその屋上で “ともだち” の真相に
近づいていく。

 一方、“血の大みそか” 以来、散り散りになっている秘密基地のメンバーたちは、
それぞれ密かに闘いを続けていた。海ほたる刑務所に幽閉されていたオッチョは
脱獄をはかり、ヨシツネは集団を率いて潜伏、マルオはある人物の元に身を寄せ、
時を待っていた。そして、モンちゃんは独自の調査で 「しんよげんの書」 の存在を
発見する。

 ヤマネ、サダキヨ ・・・・・、“ともだち” の正体を知る同級生たちが次々現れ、
こどもの頃の記憶を呼び覚ます。いったい誰が “ともだち” なのか ・・・ ?
やがて、世界最大の危険地帯と呼ばれる新宿・歌舞伎町に、“ともだち” が視察に
訪れることになった。折しもカンナは歌舞伎町の教会にいた。

 「しんよげんの書」 には 「2015ねん、しんじゅくのきょうかいで、きゅうせいしゅは、
せいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまう」 と書かれている。
 <救世主> とは誰なのか ・・・ ? そして、世界は ・・・ ?

                                   ( パンフレットより抜粋 )





「気になるキャスト」

第2章メインとも言える、遠藤カンナ役の 「平 愛梨(たいらあいり)」 さんの
キレのある立ち振る舞いや動きが非常に印象的でした。第1章のメインだった
ケンヂ役の 「唐沢寿明」 さんがほとんど登場しない展開で、大きな役割を見事に
果たしたように思います。他のキャストも皆、個性的で素晴らしかったのですが、
彼女以外で私が印象に残った俳優さんを挙げるとすれば、ホクロの巡査役の
「佐藤二朗」 さんでしょうか ・・・ 。 ( なかなかいいです!ハマリ役です。 )






「キャスト」

■ オッチョ (落合長治) : 豊川悦司  澤畠流星(幼少)
■ ユキジ (瀬戸口雪路) : 常盤貴子  松元環季(幼少)
■ 遠藤カンナ : 平 愛梨
■ ヨシツネ (皆本剛) : 香川照之  小倉史也(幼少)
■ サダキヨ (佐田清志) : ユースケ・サンタマリア 藤原 薫(幼少)
■ 蝶野将平 : 藤木直人
■ マルオ (丸尾道浩) : 石塚英彦  安岡壱哉(幼少)
■ モンちゃん (子門真明) : 宇梶剛士  矢野太一(幼少)
■ ヤマネ (山根昭夫) : 小日向文世  安彦統賀(幼少)
■ フクベエ (服部哲也) : 佐々木蔵之介  上原 陸(幼少)
■ 漫画家 角田 : 森山未來
■ 春 波夫 : 古田新太
■ 高須 : 小池栄子
■ 小泉響子 : 木南晴夏
■ 13番(田村マサオ) : ARATA
■ マライア : 前田 健
■ ブリトニー : 荒木宏文
■ 仁谷神父 : 六平直政
■ ホクロの巡査 : 佐藤二朗
■ 敷島ミカ : 片瀬那奈
■ ヤマさん : 光石 研
■ 七龍の店主 : 西村雅彦
■ 斉木刑事 : 西村和彦
■ 漫画家 金子 : 手塚とおる
■ 漫画家 氏木 : 田鍋謙一郎
■ カンナの担任教師 : 甲本雅裕
■ 東野刑事 : 田中要次
■ スクリーン映像の男 : はにわ
■ 円卓会議のメンバー : 設楽 統・日村勇紀(バナナマン)
■ ブラハルツ国連事務総長 : Fred McQueen
■ タイマフィア・チャイボン : Samat Sangsangium
■ 中国マフィア・王 : 陳 昭榮
■ 式典の司会 : 徳光和夫
■ 歌舞伎町警察署長 : 石丸謙二郎
■ 山根邸の隣人 : 佐々木すみ江
■ オデオン座の老人 : 梅津 栄
■ ジジババのババ : 研ナオコ
■ 珍宝楼の店主 珍 : 小松政夫
■ 方丈目胤舟 : 石橋蓮司
■ 神様 : 中村嘉葎雄
■ キリコ (遠藤貴理子) : 黒木 瞳 
■ ケンヂ (遠藤健児) : 唐沢寿明  西山 潤(幼少)
■ アナウンサー : 羽島新一(日テレアナウンサー)
■ リポーター : 小倉 淳
■ ともだちパレードの見物客 : 池谷のぶえ
■ オッチョの妻 : 吉田 羊
■ 小倉のおばちゃん : 山梨ハナ
■ 井川 智 : 平山佑介
■ ともだちランドの研修生 : 遠藤 要
■ 春波夫のPVの中の力士 : 高山謙二
■ チョーさん : 竜 雷太
■ コンチ (今野裕一) : 清水歩輝(幼少)


 



● 原作 : 浦沢直樹
● 監督 : 堤 幸彦


20世紀少年 -第2章- 最後の希望



 


「感想と評価」

第1章と比べると、時間とストーリーが多少マンガチックに展開するのですが、
違和感を覚えるほどではなく、程良いアンリアルワールドといった感じです。ただ、
1作目を見ていないと、登場人物像や時間経過が少し見えにくいかもしれません。
何らかの結果や明確な秀逸さを求める方にはおすすめできないかもしれません。
あるとすれば、1960年前後に生まれ、高度成長期に少年時代を送った人たちの
心の中にあった未来への希望や不安の描写 ・・・ 物語の展開や結末はどうあれ、
評価云々のみで見てほしくない作品です。私世代の持っている人生観を理解して
ほしい気はしますが ・・・ 。

第五大成丸


20世紀少年最終章 「-第3章- ぼくらの旗」 は、この夏(8/29)公開です。



【 最終章 予告編 】






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