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究極のブッダ〈大日如来〉から〈空海〉ヘ3

2020年11月06日 | 宗教
🌸なぜ「法灯」は、空海に受け渡られたのか

第五祖 玄宗皇帝の娘を蘇らせた神のごとき行者・金剛智
 ☆第五祖金剛智は、中部インドの王国の王子だった
 *出家し、第四祖の龍智の弟子となり、金剛界系の密教を授けられた
 ☆金剛智は観音様のお告げ「大唐国で密教を宣布せよ」で唐に渡る
 ☆唐は玄宗皇帝の時代
 ☆玄宗の愛娘が長患いで寝込み亡くなった
 *玄宗は、術者であった金剛智を宮廷に呼び寄せた

 *金剛智は童女と玄宗を訪問
 *金剛智は、生きたまま冥界に精神を飛ばし、地獄界の冥府におもむく
 *閻魔王に話をつけて、皇女の霊魂を返してもらった
 *玄宗の愛娘を、童女たちに先導させ、この世に連れ戻してきた
 ☆金剛智を疑っていた玄宗、密教に帰依した

第六祖 空海の前世の姿、大天才・不空
 ☆第六祖の不空はインド出身
 *叔父に連れられ諸外国をまわり、13歳のときに洛陽に人った
 ☆インドから来た金剛智に入門し修行をはじめた
 *神のごとき行者といわれた金剛智
 *金剛智が驚嘆したのが、天才少年の不空
 ☆不空は、密教の第六祖として大活躍する
 *玄宗の悪政から起きた反乱、安禄山の乱を呪力で抑えた
 *不利だった皇帝軍が、不空の祈祷で、形勢が逆転しはじめた
 ☆不空は、幾度もの国難を調伏祈祷の呪力にでしりぞけた
 ☆不空の名声は高まる一方で、国家鎮護英雄の扱いとなった
 ☆不空の命日は陰暦の6月15日
 *奇しくもこの日、日本で空海が生まれている
 *空海が不空の生まね変わりではないかといわれている

胎蔵界の密教を伝えた善無畏
 ☆「伝持の八祖」の菩無畏は釈迦の叔父さんの末裔
 ☆龍智は不死身の龍智弟子となる
 ☆龍智は、善無畏にあらゆる真言と秘印を授けた
 ☆善無畏は『大日経』経典等を漢訳し、密教を中国に伝えた

胎蔵界の密教を伝えた一行
 ☆一行は、善無民に弟子入りした中国人の僧
 ☆一行は、インドの僧の法力に驚嘆した
 ☆一行は、善無畏のやさしい人柄にほれ込む
 *経典の漢訳に協力した
 ☆一行の業績
 *『大日経』の解説書を残し、密教占星術の経典類を整理作成した

第七祖 中国の高僧恵果と空海の「運命的な出会い」
 ☆恵果は20歳のときに剃髪する
 *不空から胎蔵界と金剛界の大法を授けられた
 *善無畏の弟子から、胎蔵法他、諸尊の修法を学ぶ
 ☆恵果は、皇帝の病を加持祈祷で治した
 *庸の仏教界の中心的存在として活躍する
 *恵果は、1000人もの弟子がいたが、後継者を決めなかった
 ☆病で、死の影に襲われつつあった恵果
 ☆日本からの留学生として空海が現れる
 ☆恵果は、無名の留学生(空海)にすべての法を授けた
 *密教の全てを習得した空海は、日本へ旅立つ
 *恵果は安心し、3ケ月後に息を引き取る
 ☆約40年後、中国では仏教は、皇帝の弾圧で衰亡する
 *密教も徐々に消滅していった

 ☆空海によってもたらされた密教
 *日本で根づき、今もその法灯を継承しつづけている

                 (敬称略)
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⛳出典、『眠れないほどおもしろい「密教」の謎』








究極のブッダ〈大日如来〉から〈空海〉ヘ3
『眠れないほどおもしろい「密教」の謎』記事より画像引用)

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