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「皇室典範と典憲二元体制」「女子・女系天皇排除」「特別な国日本」

2023年08月15日 | 政治
🌸日本は、特別な国であるべし(6)

⛳戦前の典憲二元体制
 ☆皇室典範は、皇位継承など皇室にかんする重要事項を定めたもの
 *皇室典範は、明治憲法と同じ年に定められた
 *当初は皇室の家法として公式に発表されなかった
 ☆明治憲法の約20年後、国法として正式に公布された
 ☆戦後の皇室典範は法律の一種で日本国憲法に従属している
 *戦前の皇室典範は大日本帝国憲法と並ぶ最高法典だった
 *帝国議会は皇室の決まりに干渉できなかった
 *すべての法律が憲法に従属する現在とは、まったく違っていた
 ☆戦前の教育勅語の文部省通釈
 *「皇室典範並びに憲法を始め諸々の法令を尊重遵守し」とした
 *皇室典範を憲法と並べていた

「女子天皇、女系天皇」を排した井上毅
 ☆明治の皇室典範
 *皇位は「祖宗の皇統にして男系の男子」
 *男系男子にのみ継承すると定められていた
 *男系は父親が天皇の血筋をもつことを意味する
 *男子は文字どおり男性であることを意味する
 ☆裏返せば
 *「女性はいかなるばあいも天皇になってはダメ」
 *「男性でも、父親が天皇の血筋でないとダメ」
 ☆排除されているのは「女子天皇」と「女系天皇」
 *江戸時代までに8人推古天皇等の前例があっただ
 ☆井上は「女子天皇、女系天皇」を排した
 ☆女子天皇の前例があるが臨時の措置にすぎなかったとした
 *その後、本来の後継者たるべき男子に皇位が戻っている
 *彼女たちはもっぱら未婚独身だった
 *今後その伝統を強要できるかといえば、人道上無理がある
 *日本は男尊女卑で、女子天皇よりも皇婿の威厳が大きくなる
 *日本の事情に照らせば、天皇は男子に限るべきだ
 *女性の場合、万世一系が途絶えることだ
 ☆現在の皇位継承者不足なのに
 *我々は、いまだ井上の手のひらで踊っているのだ

「特別な国」論という落とし穴
 ☆井上の国体論から聞こえてくるのは
 *日本が特別な国という叫びである
 *その特別さは、万世一系に象徴された
 ☆天皇家は、アマテラスの神勅にもとづいて、公刊正大な統してきた
 *日本臣民も、忠孝の道徳をしっかり守ってきた
 ☆日本は、西洋化に邁進しながらも、アイデンテイテイーを失うまいと
 *なんとか日本特殊論がひねり出された
 ☆「日本は特別な国だ」という叫びは
 *「日本は特別な国でなければならない」という願望であり
 *「そのために努めなければならない」という努力目標でもあった
 ☆歴代の天皇がすべて「しらす」で、統治していたわけではない
 *武力を使って統治した天皇もいるし、暴政を行った天皇もいる
 *臣民もしばしば天皇を幽閉し、島流しにし、暗殺しさえした
 ☆君徳の結果の万世一系だったはずなのに
 *万世一系を維持するために
 *暴政が行われるという逆転が生ずる
 *それがこの「特別な国」論の落とし穴だった
                   (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『「戦前」の正体』






「典憲二元体制」「女子・女系天皇排除」「特別な国日本」
(ネットより画像引用)

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