🌸日本は、特別な国であるべし(6)
⛳戦前の典憲二元体制
☆皇室典範は、皇位継承など皇室にかんする重要事項を定めたもの
*皇室典範は、明治憲法と同じ年に定められた
*当初は皇室の家法として公式に発表されなかった
☆明治憲法の約20年後、国法として正式に公布された
☆戦後の皇室典範は法律の一種で日本国憲法に従属している
☆明治憲法の約20年後、国法として正式に公布された
☆戦後の皇室典範は法律の一種で日本国憲法に従属している
*戦前の皇室典範は大日本帝国憲法と並ぶ最高法典だった
*帝国議会は皇室の決まりに干渉できなかった
*帝国議会は皇室の決まりに干渉できなかった
*すべての法律が憲法に従属する現在とは、まったく違っていた
☆戦前の教育勅語の文部省通釈
*「皇室典範並びに憲法を始め諸々の法令を尊重遵守し」とした
*皇室典範を憲法と並べていた
*皇室典範を憲法と並べていた
⛳「女子天皇、女系天皇」を排した井上毅
☆明治の皇室典範
*皇位は「祖宗の皇統にして男系の男子」
*男系男子にのみ継承すると定められていた
*男系は父親が天皇の血筋をもつことを意味する
*男系は父親が天皇の血筋をもつことを意味する
*男子は文字どおり男性であることを意味する
☆裏返せば
☆裏返せば
*「女性はいかなるばあいも天皇になってはダメ」
*「男性でも、父親が天皇の血筋でないとダメ」
☆排除されているのは「女子天皇」と「女系天皇」
*江戸時代までに8人推古天皇等の前例があっただ
☆井上は「女子天皇、女系天皇」を排した
☆女子天皇の前例があるが臨時の措置にすぎなかったとした
*その後、本来の後継者たるべき男子に皇位が戻っている
*彼女たちはもっぱら未婚独身だった
*今後その伝統を強要できるかといえば、人道上無理がある
*日本は男尊女卑で、女子天皇よりも皇婿の威厳が大きくなる
*日本の事情に照らせば、天皇は男子に限るべきだ
*日本の事情に照らせば、天皇は男子に限るべきだ
*女性の場合、万世一系が途絶えることだ
☆現在の皇位継承者不足なのに
*我々は、いまだ井上の手のひらで踊っているのだ
⛳「特別な国」論という落とし穴
☆井上の国体論から聞こえてくるのは
⛳「特別な国」論という落とし穴
☆井上の国体論から聞こえてくるのは
*日本が特別な国という叫びである
*その特別さは、万世一系に象徴された
*その特別さは、万世一系に象徴された
☆天皇家は、アマテラスの神勅にもとづいて、公刊正大な統してきた
*日本臣民も、忠孝の道徳をしっかり守ってきた
☆日本は、西洋化に邁進しながらも、アイデンテイテイーを失うまいと
☆日本は、西洋化に邁進しながらも、アイデンテイテイーを失うまいと
*なんとか日本特殊論がひねり出された
☆「日本は特別な国だ」という叫びは
☆「日本は特別な国だ」という叫びは
*「日本は特別な国でなければならない」という願望であり
*「そのために努めなければならない」という努力目標でもあった
☆歴代の天皇がすべて「しらす」で、統治していたわけではない
☆歴代の天皇がすべて「しらす」で、統治していたわけではない
*武力を使って統治した天皇もいるし、暴政を行った天皇もいる
*臣民もしばしば天皇を幽閉し、島流しにし、暗殺しさえした
☆君徳の結果の万世一系だったはずなのに
*万世一系を維持するために
*暴政が行われるという逆転が生ずる
*それがこの「特別な国」論の落とし穴だった
*それがこの「特別な国」論の落とし穴だった
(敬称略)
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⛳出典、『「戦前」の正体』
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「典憲二元体制」「女子・女系天皇排除」「特別な国日本」
(ネットより画像引用)
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