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ロシア、崩壊の予感

2022年04月28日 | 国際情勢
🌸ロシア、崩壊の予感

 ☆ロシア周辺諸国の離反が始まっている
 ☆自由・民主主義、市場経済を基本とするOECD諸国
 *世界のGDPの半分以上を占めている
 *ウクライナ戦争で、OECD諸国は結束を強めている
 *中国、インド、ブラジル等々ばらばらで無極状態
 ☆OECD諸国を中心に
 *自由・民主主義の維持、集団安全保障体制の強化を維持すれば
 *ロシア制裁を進めればロシア崩壊する

「ロシア帝国」の急拡大とその反転の繰り返し
 ☆ロシア国は、モスクワ大公国という小さな都市国家から出発した
 *ロシア国、17世紀にウラル山脈を越えた
 *18世紀ウラジオストックと周辺の沿海地方を清朝から取り上げた
 *ロシア国その間、自由と民主主義、市場経済が定着しなかった
 ☆ロシア国、いつも力で社会を抑えつけては停滞を強め
 *戦争で敗北、大衆、地方、周辺衛星諸国の離反を招いて自壊していた
 ☆19世紀半ばのクリミア戦争結果
 *軍隊が発砲する「血の日曜日」事件が起こる
 ☆1917ロシア革命で権力を掌握したレーニン
 *第1次世界大戦から足を洗って国内征圧に専念するべく
 *領土を大幅に譲ってドイツと講和
 *極東では「極東共和国」を独立させて
 *シベリアに出兵した日本との緩衝国とする
 ☆1991年モスクワでの保守派クーデター失敗を受けて
 *ソ連の一部に過ぎないロシア共和国の大統領エリツィンが台頭
 *ソ連の諸共和国には「主権を欲しいだけ取れ」とけしかけ
 *ソ連邦大統領のゴルバチョフ追い落としをはかった
 *連邦諸省庁は職員への給与支払いにも事欠き
 *幹部は次々にロシア共和国の省庁へと移っていった
 ☆エリツィンは「ソ連の消滅」を一方的に宣言
 *ソ連は解体して、今に至るのだ
 ☆今のウクライナ情勢から
 *ロシアでの分裂と崩壊の予感が漂い始めた

収拾しようのないウクライナ戦争
 ☆ロシアのウクライナ作戦は先が見えない
 *攻撃開始時の作戦があまりにもまずかった
 *ロシア軍は戦車を600両以上、将軍クラスの司令官を10人弱失う
 *ウクライナ方面のロシア軍、作戦行動が不可能になる打撃を受けている
 ☆ウクライナ軍は守りに強い装備を持っている
 *米国などから提供されたスティンガーという「携帯ミサイ」
 (たった1人で持ち運び、発射ができる)
 *ロシアのヘリコプターや軍用機を撃墜している
 ☆ウクライナ黒海沿岸に迫ったつもりのロシア揚陸艦
 *ウクライナ軍に撃沈された
 *ロシア黒海艦隊の旗艦=司令艦「モスクワ」も撃沈された
 ☆第1次世界大戦以来の戦車の時代は終焉を告げているのに
 *ロシア軍はそれに対応していない
 ☆ロシア軍はキーウ周辺から引き揚げて
 *ウクライナ東部の完全制圧に目標を転じた
 *戦車がもう効かないから、大砲で集中砲火を浴びせて
 *都市を「地表から消し去る」作戦に転じた
 ☆大砲を発射すると
 *その位置はウクライナ軍が米国からもらったレーダーで探知
 *ドローンも使ってその位置めがけて長距離砲
 *ミサイルを発射して撃滅することができる。
 *ロシア軍はウクライナ東部を簡単に制圧できない
 ☆ウクライナ東部を制圧して停戦に至ったとしても
 *よたよたの勝利ぶりで
 *ウクライナを中立化、武装解除することはできない
 ☆西側のロシア制裁は恒久的なものとなる

2倍のインフレ、致命的な対ロシア制裁
 ☆制裁で主なものはまず、通貨ルーブルの弱体化
 *米国、西側諸国は、自国の銀行にロシアが預けている通貨を凍結した
 *ロシアの外貨準備総額の半分に相当する約3000億ドル
 *ロシアは、ルーブル下落を防止する介入のための資金を大きく失った
 ☆今でも続くEU等への石油・天然ガス輸出の収入
 *1ドル70ルーブル台と、ウクライナ戦争以前の水準に近づいた
 *いつまでこれを続けられるかはわからない
 ☆ルーブル下落が起きると、ロシア国内のインフレは高進する
 *ロシアは耐久消費財のほぼすべて、生産財の一部を輸入に依存している
 *大衆の実感インフレ率は2倍以上になるだろう

「無効化」されるロシア経済の命綱
 ☆制裁としてSWIFTからの放逐
 *銀行間のグローバルな送金・決済を迅速にできる仕組みSWIFT
 *SWIFTから放逐されても、貿易が全部止まるわけではない
 ☆しかしロシアで操業する外国資本
 *ロシアで稼いだルーブルを海外へ送金しにくくなる
 *外国から入れる商品、部品の支払いも不安定になる
 *外国の企業は文字通りなだれを打って、ロシアでのビジネスを停止する
 ☆ロシアの命綱である石油・ガスを無意味なものにする西側の企てだ
 *石油と天然ガスは、ロシア政府歳入の50%以上を占めてきた
 *この富から派生する商業等のサービスも含め
 *ロシア経済は韓国に伍する(人口は韓国の約3倍)程度
 ☆EUの企業はロシア原油の購入を既に控えている
 *ロシアは、EUに代わる大口の顧客を見つけることはできないし
 *買いたたかれることだろう

2024年、大統領選挙の暗雲
 ☆現在、プーチン大統領の支持率はなんと90%に迫る
 ☆クリミア併合の場合、ほぼ同時に原油価格が暴落
 *ルーブルも暴落してインフレが激化
 *ロシア国民の実質可処分所得は右肩下がりとなる
 *支持率も、ウクライナ戦争前には60%強にまで下がっていた
 ☆2024年には大統領選挙がある
 *緊急事態を宣言して大統領選を無期延期しろという声もある
 *それは国民の反発、世界からの非難を招くだろう
 ☆選挙を決行すれば、プーチンはもう当選できない
 *西側は、「リベラルで自由・民主主義勢力の台頭」に期待する
 *ロシアではこうした連中は10%もいるかどうか
 ☆国民は、自由・民主主義と市場経済を標榜したエリツィン政権
 *大混乱を起こし、デフォルトで任期途中の退陣
 *これで現れたのがプーチンに至ったことを覚えている
 *リベラル勢力はロシアの主流にはなれないのだ
 ☆これまでプーチンの力の基盤になってきたシロビキたち
 *公安警察や軍の連中は、プーチンに替わる神輿を探すことだろう

地方離反-ロシア分裂の可能性
 ☆憲法上は、大統領が任期途中に退いた場合
 *首相が代行に就任して3ヵ月以内に選挙を行う
 ☆エリツィン・ロシア共和国大統領とゴルバチョフ・ソ連邦大統領の争い
 *こうした中央権力の弱化がまた露になるかも
 *ロシア政治の重要な変数、「地方の動き」が問題になってくる
 *ロシアは1つの国として機能しなくなる

ロシアを怖れ、ロシアを見限る周辺諸国
 ☆ソ連崩壊後、もともと西欧文明に属していたバルト3国
 *EU、NATOに入って、ロシアとは訣別した
 ☆その他の共和国は時にはロシアに盾突きながらも
 *貿易ではロシアへの依存関係を続けたし
 *一部の国にとってはロシア軍が頼りになる存在だった
 ☆ウクライナでさえ、最近までロシアが一番の貿易相手だった
 *アルメニア、タジキスタンにはロシア軍師団が常駐して
 *同盟関係を維持してきた
 *キルギスにはロシア軍の空軍基地がある
 ☆「経済は中国でも、安全保障はロシアが切り札」
 *中央アジアでは通り相場だった
 ☆ウクライナ戦争で
 *「ロシアは武力で侵入してくる恐ろしい国」
 *「ロシア軍は弱くて頼りにならない」意識が広がっている
 ☆中央アジアのカザフスタン
 *中央アジア随一のGDPを持つ大国の足元がどうも定まらない
 *カザフスタンは以前から他の旧ソ連諸国と同様
 *ロシアのクリミア併合を認めていない
 *更に、カザフスタンは実質的にロシア制裁という踏み絵を踏んだ
 ☆プーチンは、ソ連崩壊の力学をウクライナで止めようとして
 *ロシア崩壊のスイッチを押してしまった
 *中国、インドなどは当面、ロシアを守っているが
 *ロシアが沈んでいくにつれて、見放していくだろう
                       (敬称略)                                     
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、週刊『現代ビジネス』








ロシア、崩壊の予感
(ネットより画像引用)

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