お召し列車(天皇陛下が乗車される列車ーコップに水を満杯にしても発車・到着で水がこぼれない運転)
乗り物酔いとは
原因
一定の速度で揺れずに直進している乗り物では酔いは起こりません(お召し列車)
発生しやすい状況
*乱暴な運転・渋滞・上り勾配・つづら折りのカーブ(連続したカーブ)冷暖房が悪い状態が長時間続環境
乗り物酔いは、乗り物の動揺で、三半規管が刺激され引き起こされる自律神経の失調状態です
症状
めまい、生あくびなどの症状から始まり、冷や汗、動悸、頭痛、体のしびれ、吐き気、下痢といった諸症状が現われます
乗り物から降りた場合、しばらくすると症状は回復し、後遺症も残りません
対策
乗り物の中で読書や携帯メール、携帯ゲーム機のプレイなど、眼球の動きを細かくするような行為を避ける
窓から遠くを眺めるなどすると酔いにくい
進行方向を注視していれば酔いにくいが、横を見るなどしてスピードを意識する方向へ視線がずれると酔う
そのため、ボックスシートでは、進行方向向きの座席のほうが酔いにくい
乗車以前に充分な睡眠とる、乗車前・中の飲食を避ける(但し余りの空腹は酔う要因になる)
薬物対策
鎮暈薬(めまいを鎮める)
*塩酸ジフェニドール ー椎骨動脈血流障害の改善によるめまいの改善
抗ヒスタミン薬
*市販の大部分は、乗り物酔い防止薬として抗ヒスタミン薬を処方してます
(緑内障には禁忌で、眠気などの副作用があるた運転者の服用は控える)
*ジフェンヒドラミン - 前庭の機能抑制と制吐作用があります
*メクリジン - 効果の発現は遅いですが、持続時間が長いため長時間の移動に効果あります
*プロメタジン - 強い抗動揺病作用と制吐作用があります
抗コリン薬
*スコポラミンが用いられ局所知覚麻酔薬です
アミノ安息香酸エチル
*胃粘膜への刺激を緩和し、嘔吐を抑制するたもちいる(6歳未満の幼児は禁忌)
睡眠改善剤
*ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素の成分は、吐き気・めまいの抑制や不安・緊張の緩和に効果を発揮します
日本耳鼻科学会からの乗り物酔い防止策・対策
質問 乗り物酔いしない為の留意点ありますか?
○前の日はよく眠る。食べすぎをしない
○バスは前から4・5番目の席、船は中央部に乗る
○乗り物内の換気をよくし、いやなにおいがこもらないようにする
○本を読まない。遠くの景色を見る
○気分をまぎらわすため、歌をうたったり、ゲームをする
○必ず乗り物に酔う子どもは、校医や主治医の先生に相談して酔い止めの薬を飲んでおく
質問 乗り物に酔ってしまったらどうするのがよいのでしょうか?
○乗り物からおりてしまうのが最もよい方法です
○できない場合は横になって、ベルトや衣服をゆるめ、腹式深呼吸をしまうす
○頭部を冷やしたり、室内の換気をよくし下さい
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