『食物アレルギー』『輸血ミス』『血液型』『動脈と静脈』

🌸死の医学７

⛳食物アレルギーによるショック死
　（凶器はどこに隠れているかわからない）

　☆食物他のアレルギー
　＊一般的に知られている花粉症は、目のかゆみや鼻水が主である

　＊他に牛乳を飲んだり、卵やイカなどを食べると、じんましんを起こす

　＊死に至るほど重大なものではないが、「そばアレルギー」は死に直結する
　☆アレルギー反応

　＊体の免疫システムが暴走し、もともと害のなかったものに対して

　＊異常な反応をしてしまうこと
　＊アレルゲンという原因となるものがつくられた最初の段階ではいいが

　＊２回日以降にそれが体内に入ってきたときに激烈な反応を起こす

　☆そばアレルギーが危険というのは

　＊アレルギーの原因となるそばのタンパク質が

　＊腸から血管を通して全身に運ばれると

　＊肥満細胞がいっせいに腫れるという反応を引き起こすから

　＊呼吸の出入り口に浮腫ができ呼吸困難になり、死に至ってしまう
　＊そばはアレルギー物質を含む食品としての表示が義務づけられている

　☆韓国で実際起きた事例
　＊そばアレルギーの男性が山で咲くそばの花を避けるために

　＊しばらく町で暮らすため男性は町のホテルに泊まった

　＊その夜のうちに急死、ホテルの枕の中身がそば殻だった
　＊症状がひどい場合は、こんなことでも死んでしまう
　＊同様、鳥の毛にアレルギーのある人は羽毛布団が使えない

　☆我々の身近にどのようなアレルゲンがあるかわからない

　＊常に自分の体の状態と、周囲のものには注意しておきたい

⛳異なる血液型が混ぎるとどうなる
　（凝集が起こって死ぬ危険がある）

　☆医療ミスの一つに「輸血ミス」
　＊人間の体は異物が入っると、これに対抗するために抗体を作り出す

　＊その素が抗原であり、それは血液の中の血球にも存在する

　＊そのため異なる血液型の血液が入ってくると

　＊血清の中に抗体ができて、血球を凝集してしまう

　☆輸血の際に問題が起きないよう

　＊血液型をＡＢＯ式とＲｈ式に分類する
　＊血液型、血球の中に存在する抗原の種類区別される血液のタイプ
　 ☆抗原には､AとＢの２種類がある

　＊Ａの抗原を持つ血液をＡ型、Ｂの抗原を持つ血液をＢ型

　＊ＡとＢ両方の抗原を持つ血液をＡＢ型と決めている

　＊どちらの抗原も持たない血液をO型よぶ
　☆異なる血液同士が混ざったら少量の場合は溶血し

　＊腎臓から尿と一緒に出て行くので命に別状はない
　＊大量に入れてしまうとそうもいかない

　☆異型な血液が混ざり合うことで凝集が始まると

　＊人間の体はその固まったものを溶かそうとする働きを起こす

　＊凝集が多くなると、死ぬ危険に見舞われる

　＊溶けるのは固まったものだけではなく、血液も溶かしてしまう

　＊その為、赤血球がガス交換できなくなり死に至ってしまう
　☆O型のOは”抗原がない”「ゼロ」を意味している

⛳動脈と静脈、傷ついたときの違い
　（動脈を切ると多量の血が噴出する）

　☆動脈を切ってしまうと、心臓から力強く送り出している血管で

　＊真っ赤な血液がものすごい勢いで噴出する

　＊細い血管でも脈打つように噴出する

　＊太い血管になると瞬間的に多量の血液を失い命の危険にさらされる

　☆体内の血液が、３分の１以上流出すれば、確実に出血死する
　＊人間の血液量は、成人で体重の１４分の１ほどある

　＊急激に３０％以上の血液（１Ｌ以上)を失うと死亡する可能性は高い
　☆静脈を切った場合は、赤黒い血液が湧き出すように出てくる

　＊０.３Ｌほど出血すると、自然に止まってしまうので出血死少ない
　＊但し車に蝶かれて骨折し、静脈がむき出しになったときなどは

　＊空気を吸い込む可能性が高いし、組織中の脂肪を吸引して

　＊脳塞栓を起こすこともある、又水が入っても危ない

　☆風呂場などでカットした場合

　＊空気だけではなく、水までも吸い込んでしまう

　＊水の量が多いと血液が薄まり、赤血球が溶けるという

　＊溶血状態に陥って死ぬこともある
　☆動脈を切ったときも、静脈を切ったときも

　＊これらのことを覚えておいて、適切な処置をしなくてはならない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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⛳出典、『人はこんなことで死んでしまうのか』

『食物アレルギー』『輸血ミス』『血液型』『動脈と静脈』

（ネットより画像引用）