🌸稗田阿礼は日本最初の女性作家2
⛳宣長は最先端の言語学者
☆『古事記』の編纂に乗り出した天武帝の意図
*諸家に伝わる帝紀(天皇の系譜)と本辞(神話・伝説・歌物語)には
*異同が多く、間違いも少なくない
*これを正しくする事は、大事業の基礎となる
*偽りを削り実を定めて、後世に伝えたいと考えた
☆諸家に伝わる帝紀と本辞にも、祭事等に欠かせない猿女君
*朝廷ばかりでなく、他の諸豪族も抱えていた
☆猿女君の巫女の役割
☆猿女君の巫女の役割
*神楽を舞うほか、多種多様の物語歌をうたい
*主たる者は、憑依状態になり、神の託宣を伝えることも業とした
☆天武天皇『日本書紀』の編纂での「帝紀及上古諸事」の言葉
*『古事記』の序文では「帝紀及本辞(=旧辞)」に変わっている
*本居宣長はこの「辞」という字に注目した
*宣長は、言語を事実や意思を伝達するための手段ではなく
*『古事記』の序文では「帝紀及本辞(=旧辞)」に変わっている
*本居宣長はこの「辞」という字に注目した
*宣長は、言語を事実や意思を伝達するための手段ではなく
*言語を人間生活の中心をなす最も重要な精神の活動として捉えた
☆皇国史観の狂信を招いたりもした宣長の極論
*物の見方も考え方も完全に古代人と一体化したところから生じた
⛳『古事記』は「作家」の作品である
☆『古事記』は、神代史は皇室の尊厳を明らかにするために
⛳『古事記』は「作家」の作品である
☆『古事記』は、神代史は皇室の尊厳を明らかにするために
*或る時代に、或る人が思いを構えて作った物語である
☆日本書紀の神代の巻に相当するものは
☆日本書紀の神代の巻に相当するものは
*古事記では、神話体系を構成しており、構成は立体的である
*イザナキ・イザナミの男女二神の結婚による大八島国の生成
*次いで天照大神を主宰者とする天上国家の成立
*天上国家の地上への移行
☆天つ神の御子の降臨による日本国家の創建の事柄
*極めて有機的に結びつけられており
*極めて有機的に結びつけられており
*「建国の由来」が見事に立体的に物語られている
*局部的の神話や神統や歌謡等は、これを支えている
*局部的の神話や神統や歌謡等は、これを支えている
*この事は「作家」の脳裡にしか起こり得ない
☆『古事記』と『日本書紀』の、最大の違いはここにある
*『日本書紀』が極言すれば「史料集」である
*『古事記』は一人の作家の、脳裡の構想で書かれた「作品」である
*大和朝廷に伝わるはずのない出雲系の神話や歌謡
*『古事記』は一人の作家の、脳裡の構想で書かれた「作品」である
*大和朝廷に伝わるはずのない出雲系の神話や歌謡
*稗田阿礼が取材し蒐集してきたものを聞かなければ、知る由もなかった
⛳「古事記」は、天武天皇と稗田阿礼は合作の作品である
☆諸家の巫女から集めた口承の伝説や歌謡の切片を
*探っては嵌め込んで行く知的なジグソーパズルに
*二人だけで熱中していたのでは……と想像される
☆天皇にたえず近侍するために、阿礼は男装の舎人で登用された
*天武天皇は、自分の最大の遺産となるはずの『古事記』の完成
*天武天皇は、自分の最大の遺産となるはずの『古事記』の完成
*夢に見つつ、志半ばにしてこの世に遺して逝った
☆巫女はときに憑依状態になって神の言葉を告げる
☆巫女はときに憑依状態になって神の言葉を告げる
*稗田阿礼にとって天武天皇は神である
*阿礼が天武天皇にに成り代わって
*阿礼が天武天皇にに成り代わって
*方針と制作の意義を反劉しながら
*上代の神神と人人の「意」と「事」と「言」をめぐって
*25年のあいだ来る日も来る夜も熟考に熟考を重ねつづけた
☆筆者は『古事記』を、天武天皇と稗田阿礼の共作と想定する
(敬称略)
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⛳出典、『「古事記」の真実』
「古事記=作品」「日本書記=史料集」「阿礼=女性」
(ネットより画像引用)
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