「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

山さんが見た「養子」がいる家族、甦るテキサスの情熱

2012-12-08 21:21:32 | ファミ劇日誌
暴風雨、地震、暴風雪・・・。

この一週間に起きた天からの贈り物というか・・・。

ちょっと疲れました(^_^;)

と、グチはこれぐらいにします。


【ファミ劇へのおさそい】

遅くなりました。

スコッチの色が濃かったのが、いきなり薄めになるのはご愛嬌というところなのですが、
これまで残されていた「懸案」的なものが出てくる2作です。

第219話 51.09.24 誘拐 (山さん)田中明夫 南条弘二 島田妙子

誘拐された高校生の兄が養子であったこと、その兄が誘拐に関わっていると疑われたことから、山さんの辛い捜査が始まります。

それまで、高子が緩衝剤になって山さんの息子(今作では洋一、復帰後は隆)養子ということはあまり突っ込んでは扱われませんでしたが、高子死後、山さんの家族を扱う場合どうしても避けて通れないテーマになりました。
露口さんは家族を扱う事よりも、山村の刑事としての活動を描いてほしいという要望があったようですが、山村家の家族を扱う事で、山さん自体を「スーパーマン刑事」にさせなかったという作り手の姿勢も見えます。
現に、高子にしても洋一=隆にしても、山さんの弱点として有効に活用された印象があります。
それが最終的に結晶化したのが殉職編だった・・・というのは、私の印象です。

今回登場する家族は実は非常にいい家族ですが、その良さが誤解を招いてしまったという部分もあり、山さんには非常に考えさせられた事件だったようです。
何となく、この事件がきっかけで洋一=隆を溺愛していくようになった感じもします。
それと同時に血の繋がらない家族というあり方を再確認したといったほうが良いかもしれません。

今回はセキトラ・カーアクションの関虎実さんが演者としてもカーアクションでも活躍されます。


第220話 51.10.01 ジュンの復讐 (ボン・チーム)岡田英次 川合伸旺 鹿内孝

テキサスの殉職は、拳銃密造組織の黒幕を捕えるという大きな課題を残していましたが、今回はその解決編。
執念に燃える一係の面々でしたが、テキサスが「逮捕」した中で唯一組織のボスと繋がりがあった勝田が射殺されたことで、捜査は行き詰まると思われたところで、ボスのアイデアで「臭い」の捜査の尖峰として、ある意味テキサスの「忘れ形見」である警察犬ジュンが招かれます。

今回の目玉は、
ハディラ v.ヒンメルブラウ=警察犬ジュンの卓越した演技。
ジュン自体がはみだし警察犬でありながら、天才的な能力を持った犬だということも判明します。
テキサスの忘れ形見という観点もあって、この作品でジュンの存在は太陽のセミレギュラーとして重要な位置を占めていきます。
それは、後にスコッチ転勤後の第一作がジュンの再登場であることからも証明されていると思います。

また、殉職したテキサスも殉職シーン以外にこの作品の為の「声の出演」を果たしています。

さらに、10月番組改変期ということもあり、派手な自動車爆破もあったりします。

復讐編としては、次々に関係者が殺されるというパターンは、ボギー殉職時に継承されますが、#220については#498と違い絶望的な側面での光明という部分では弱い感じがしますが、とにかく派手な感じです。

BGMにしても「怒りのテーマ’76」の間奏部分を使用するなどの特徴があります。

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