大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

議会運営委員会、委員意見交換会、予算審査の手続きと先例集の見直し。

2015-01-19 17:14:00 | 議会

(自分のメモ書き起こしを兼ねているため、ちょっと行政用語が並んでます)

議会運営委員意見交換会(協議会から名称変更)でした。お題は3つ。
12月議会一般質問について運営上の振り返り
次の3月議会の予算審査に向けた「大府市議会当初予算審査要領」案の最終確認
委員会・協議会のあり方について会議規則の改正したものを受けた「大府市議会先例集」一部改正について

12月議会における一般質問の運営上の課題や注意事項の整理については、それぞれ会派で反省会を行ったものを持ち寄るのだが、運営上あるいは全員で共有して注意を呼び掛けるほどの課題はなく、個々で更にスキルアップに努めよう、というところ。
一般質問でパネルを使用した場合、壇上で掲げたパネルを指して説明すべきところ、実際の議場では臨席一同拡大したモニター画面を見ていて、発言者もモニ ターを見ながらの発言になってしまう。事後にネット配信画面を見ると、視線がどこを向いてるんだ?との印象にも映り、一考せねば、と私から発言。
これは個人的に改善を模索することであるが、おらが議会でパネル使用した発言者が極めて少ないため、パネル使用するとこういうことが起こりますよ、というのを、使用したことのない多数の議員にわかっていただくといいかなと思い、議運委員のみなさんの前で申し上げた次第。

委員会における予算審査時の通告制については、これまで協議してきたことの明文化を「大府市議会予算審査要領」として制定するもので、協議内容と要領に齟齬がないことを確認。
要領は本会議の議決が不要なので、その場で意見交換会を議会運営委員会とし、委員会として制定した。来月の新年度予算案説明会で、全議員に周知する。


委員会・協議会のあり方に関し会議規則の改正を行ったのを踏まえての「大府市議会先例集」の改正案については、ボリュームが大きいので持ち帰って確認し意見提出することに。
「招集」の項に、議長による招集手続きがないのが気になり、私から「自治法改正で議長に招集権」可能になったのでは?と確認。
先例集の一部改正にあたり、会議規則の一部改正を受けた部分だけでなく自治法改正に関する点も事務局において再確認しておくとのことに。自治法改正を受け た再確認はタイムラグ的に今更感と言われてしまえばそうだが、多岐にわたる先例集の改正はこれが機会なので、これまた申し上げた次第である。

委員会終わってから、正副委員長に「持ち帰り協議」となった先例集の改正案については、会派内の全員で話し合って持ち寄るものなので、全議員に配布してほしいとリクエストし了解いただいて、議運関係終了。


終わって5階から降りたら、2階では期日前投票、1階では写真展示をやってました。


【26年12月議会】賛成討論・大府市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について

2015-01-14 20:16:19 | 議会

もうひとつ、遅れましたが12月議会の討論原稿を公開しておきます。
こちらも、その場で大幅にアレンジしています。
賛成した理由について、私の発言順がまわってくるまでに、考えていたことのうちの多くが他の賛成討論で出尽くした感だったので、端折りました。
が、あとで動画を見返したら、端折ってもここは遺したい、というところも飛ばしてしまっていたり、本会議場での本番には、反省点も残るものになってしまいました。
動画はこちら。0:19:15あたりから2分足らずです。→大府市議会インターネット録画中継

【以下原稿】

この新規条例の提案については、平成24年の「子ども・子育て支援法」に基づき、子育て支援や保育に関して国の制度が変更となることに伴い制定の必要が生じたものであります。

まず、これまで当市議会でも議決してきたことでありますが、道路施工令の条例化などと同様に、国で一律に定められてきた多くの基準やルールであったところから、基本的なフレームは共通であっても詳細な基準を自治体ごとに定めることにより、地域の実情にあった仕組みや運用としていくことのできるように、という流れのひとつでもあるということについて。その点において、「国の基準に準ずる」と そのまま国の基準に流し込むのではなく全ての条項について定められていることは、大府市の自律性の表れであり、今後、社会情勢の変化などにより大府市により適した基準に変更する必要が生じた場合に、順応できるものと評価できることは、これまでも述べてきたとおりであります。

次に、家庭的保育等に関する基準、この条例の内容であります。この点については、現在の 大府市における保育サービスの質・量を担保すること、保護者や現場の負担を重くしないこと、今後拡充の可能性を残すことはあっても障壁とならないこと、こ の視点にたって内容を確認いたしました。大府市の保育サービスは官民力をあわせてニーズに応えていく体制で取組んでおり、そのあり方は評価できるもので す。この現状を阻む内容は含まれていないと判断し、賛成できるものと結論いたしました。運営基準については、国から示された従うべき基準、参酌すべき基準 に加えて、大府市ならではの高めのハードルを設けて、市民からより高い評価を受けられる保育サービスを確実に提供していくという手法も考えられるかもしれ ませんが、最終的なものは国の基準と同一の内容となっております。個々の基準について示された基準どおりでいいかどうか精査する過程を踏んでいることから、了解するものであります。
 現在の認可外保育所は、必ずしもこの新制度のいずれかにあてはめて運営せねばならないということではなく、その取り扱いについて今後国が改めて示してくる可能性もないとはいえず、また保育サービスへの国の財政負担の見通しについてもまだ流動的であることなど、国の動向を慎重に見守っていく必要があること、引き続きこれからも民間の保育サービスの質と量について市は事業者と連携を図り、適正な水準のサービスが提供されるよう監視・指導も続けること、これらをもって子育ての支援と女性の社会参画が一層図られるよう期待し、賛成の討論とします。


【26年12月議会】賛成討論・大府市災害見舞金支給条例の一部改正について

2015-01-13 20:37:24 | 議会

少し時期が遅れましたが、12月議会の討論の原稿と動画をまとめていなかったので、掲載します。
私は討論に立つとき、原稿が準備してあっても、委員長報告や他の討論者の発言を聞いて、その場でアレンジをしていますが、今回はかなり大きくアレンジして発言しました。
原稿全文をこちらに掲載します。動画では、約1分半ですので、原稿と動画の音声を比べていただくと、その場でどうアレンジしているかがわかると思います。
反対討論された方に対し、判断基準や考え方が全く異なることがわかるように、とアレンジした側面もありますので、お時間のある方は、私の直前に反対討論された方のものを聞いていただくと、よりわかりやすくなるかもしれません。
動画のリンクはこちら。0:27:30あたりからです。→大府市議会インターネット録画中継

【以下 用意していた討論原稿】

災害見舞金支給条例の一部改正について 賛成討論

災害見舞金条例を設けていない自治体もある中で、死亡時20万、床上浸水3万は、県内を比較して低い水準ではなく、そもそも福祉が不十分であるとは全くいえない。
制度を設けている自治体においても、自然災害のみと定める自治体も多く、交通死亡事故を対象としているのは犬山市と当方のみ。

原因者がなく避けようがない自然災害と異なり、交通死亡事故は原因者が必ずあるということと、原因者から被害者への補償が、市税支出でなくても自賠責など他のしくみで可能であることは委員長報告にあったとおりであり、これらの点から交通死亡事故の見舞金は税収出の対象ととする必然性がない、との考えのよる見直し提案は、適正な判断であったと考える。
 もとより当市市民が被害者となる交通死亡事故は件数が非常に少なく、見舞金の支出が経営上の負担となる規模ではないため、この見直し提案は経営合理化が目的でなく、そもそも福祉サービスとして制度が適正かどうかを検証した結果であり、(合理化のために必要な福祉を切り捨てたということには全くあたらない。)

福祉サービスについては、行き過ぎず不足なく、が重要と考える当会派において、この見直しは適切なものであると結して、賛成する。

 


常任委員会の年間調査、とりまとめに向けて。

2015-01-09 17:43:46 | 議会

建設消防委員会の年間調査研究取りまとめのため、委員長と事務局担当者と打ち合わせ。

建設消防委員会では、農業の活性化をこの1年間の研究テーマにしています

大府の農業の現状を市の農政課に聞き、市内の様々な種類の農業者さんとの意見交換から現状と課題の整理をし、大府市にとって農業を活性化させる必要性は?を委員間で議論、先進地調査を経て、
大府市農業の望ましい姿、そのためにどんなことが求められるか、を委員一同の意見から引き出し、まとめていく過程です。
早川委員長のもと、副委員長を勤めさせていただくのは昨年度に続いて2度目、委員会でテーマを決めて年間とりまとめていくのも2度目になりますが、こうした過程を事務局に丸投げせずに、自分たちでやっています。
年間取りまとめに向けた各委員の回答シートも出そろい、それをもとに来週の委員間討議の際に配る資料作成と、委員会としての年間調査報告書のまとめの項目までできたので、委員長が年間報告書の下書きを作ってくる、というところでお開き。

委員会の委員長・副委員長など役職は、実際にどれだけ仕事ができるかより、議会内の勢力や期数で決まる名誉職、とのイメージが強く、現在も数多の地方議会の中にはそうした議会があることは承知していますが、
大府市議会がこうした委員会の取り組みを続ける限りは、こうした地道な作業を厭わずにできることや意見を汲み取り、取りまとめをする力が求められます。

大画面に表示させながら話し合い、その場で資料作りができる環境は、事務局の負担軽減にもなっているかと。
ノートの画面を覗き込みながらでもできる作業、といえばそうですが、実際の会議では委員のみなさんに画面を見てもらいながらになるので、このほうが見やすさ、視認性など確認できます。


12月議会、初日議決の補正予算での発言。

2014-12-08 21:14:35 | 議会

大府市議会 12月定例会初日(12月2日)の、私の討論の動画です。

http://www.obu-gikai.jp/movie_replay.php?interpellation_seq=396

3分50秒あたりから約2分、わずかなメモだけでほとんどぶっつけ、生の言葉で発言しています。そのため、少々論理明解とはいっていないかもしれませんが。。。

大府西中学校で9月の水質検査で異常値を示し、校舎内の給水菅の経年劣化が原因として、急遽補正予算を計上し、年度末までに複数棟ある校舎すべての水道管 を取り替える、というものです。9月以降工事完了まで、手洗いやトイレなどはこれまでの配管からの水が使えますが、うがいなどはできない不便をきたすう え、夏休みなどの長期休みがないため、授業をしている横で工事を進めざるを得ません。
築40年以上の校舎、水質異常となる前に、配管取替えを計画的に予定してやっておくべきだったのではないか、との視点に立っています。

このときすでに右手は麻痺していて、ボタンをかけることができず、スーツのインナーはいつも襟付きシャツか白の丸襟のところ、こういうスタイルになっています。

動画を全画面再生してスクリーンショットを撮ると、画素が悪くてうまくできないので、PCで再生してるところを撮ってみました。