大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

衆議院議員選挙のお値段、大府市の場合。

2014-12-02 19:59:00 | 議会

大府市議会12月定例会、12月2日、衆院選公示の日に開会しました。

議決を求めるために提案された議案は、初日は説明と、議員からの質疑のみで、詳しくは委員会で審査してね(これを委員会に付託するといいます)とし、賛成反対で決定を下すのは委員会の結論が出てからの定例会最終日なのですが、

衆議院議員選挙に係る費用は、議会を開いて「税金使っていいですよ」と可決するまで支出を待つことができない止むを得ないものです。そこで、初日である今日、「これだけ使うことになります。事後になりますが、承認お願いします。」として(これを専決処分の承認といいます)議案が出されました。

議案の中の、明細にあたる箇所がこの写真。(写真ではわかりづらいという方は、大府市議会HPの議案PDFの14ページでご覧ください)


説明文はこちら。(同大府市議会HPの議案PDFの12ページでご覧ください)

大府市で衆議院議員選挙にかかる費用は2,565万2千円です。

投票立会人報酬149万9千、職員手当等914万6千、アルバイト110万1千、通信運搬費220万6千、ポスター掲示板・棄権防止立て看板等設置委託料120万1千、投票用紙発券機の更新129万6千、・・・などなど。

大府市は愛知7区。こうして設置された掲示板はこのように。


事後承認の議案は、掲示板の材質の検討はどうか、期日前投票の場所の検討は、などが委員会で質疑された後、本会議場で全会一致で承認されました。

 

ちなみに、全国でかかる費用の詳細について、構想日本の伊藤氏が書いてくださっています。ご参考までにこちら→改めて考える選挙費用600億円の使い道 ~行政事業レビューシートから~


一般質問通告提出しました。

2014-11-28 21:57:04 | 議会

一般質問の通告を提出しました。
定住を切り口に、人口構成、住宅の供給と空き家のこと、現役世代に住み続けるまちとして選ばれ、愛着されるまちであること、という視点で問題提起、課題・目的地の共有をしたいと考えています。

25日の議運終了後、もう一項目予定していたキャリア教育などのお題で最終のヒヤリングをしていたのですが、翌26日に書き起こしをするつもりが体調不良に見舞われ、提出期限の今日になっても回復が見られないため、やむなく通告項目を一つに絞り、午後に原稿提出、最終〆切の17時までに図表を2点追加提出しました。
もう少し時間に余裕を持って作っておかないといけなかったなと、かなり反省しています。
上の写真は最終提出したもの、下の写真は聞き取りなど準備を進めていた時の、項目の下書きです。大きく2テーマで考えてたのがわかるかしら…

一般質問できるのもあと3月定例会しかないというのに、積み残しをこしらえてしまいました…( ´△`)


12月議会の日程が確定。

2014-11-25 21:58:00 | 議会

議会運営委員会が開催されまして。
大府市議会12月定例会の日程とプログラムが確定しました。
一般質問は14名が予定とのこと。議長、副議長、監査委員は質問しないのが慣例となっているため、20-3=17、3名はなさらないということで。まあ、必ず質問すればいいということでもないのですけどね…

日程、議案は近日中に大府市議会HPに掲載されます。

議案はこんな茶封筒で、中身を受け取ったら議会事務局に返却、ボロボロにならない限りは任期中通い封筒で使います。
7年前着任当時は毎回配りきりの新品封筒使ってましたが、通い封筒にすればいいのに、と素朴な独り言を事務局さんにいったことがありました。
おそらく私だけでなく何人かが、往復の通い封筒でいいよ、と提案したのでしょうね。
議会によっては、議員の自宅を職員が一軒一軒回って配っていると聞いたこともあります…

さあ議案の読み込みとヒヤリングだー💨


12月議会キックオフ。

2014-11-17 22:33:51 | 議会

大府市議会ではいよいよ12月議会キックオフな本日でした。

朝9時からの全員協議会は12月議会の提出議案の概要を執行部から説明。

会派代表者会議では、提出したい意見書がないか持ち寄り協議。

決算審査反省会は、9月議会で行った決算審査について、委員会ごと、会派ごとに反省点を提出済みで、そこから、議員個々がレベルアップを心がけるもの、手法として検討が必要なもの、執行部に見解を伝え改善を求めるもの、と振り分け。
手法について即改めるよう協議に入るものはナシとなりました。

その後、会派室で。
教育委員会と市民協働部から、議案についての説明を受け。
水野議員と私がそれぞれ所属する委員会からの持ち帰り案件を協議。
12月議会の他の議案の聞き取りや一般質問をどうするかなどの話し合いの日程を決めて終了。

☆☆☆☆☆

議案説明は概要のみで、議案そのものは開会日1週間前の議会運営委員会開催後に全議員に一斉配布されます。
が、概要を記したペーパーだけでも、細かな聞き取りをしたいと思う点は浮かび上がってくるので、それらは今後アポイントをとって、配布される紙資料だけでなく聞き取りもしていきます。
国の制度改正の影響による議案は、国がどのようにその制度を設け、どうしていきたいのか、と国の情報を収集します。

本日のスケジュールの中で印象に残ったのは、決算審査反省会。
すでに、会派単位あるいは委員会で反省点、改善すべきことなどを募ったあとなんですが、その集約ペーパーをもとに、なんと1時間15分にも及ぶ議員間討議。
私が着任した8年前は、何でも静かに、意見を発することなく「異議なし」でさっさと終わるのがよしとされていたように見受けたものです。
それが今や、何かありますか、と議長が発すると、誰かが挙手をして「この意見について補足説明を求めたい」と口火を切り、説明の後からはそれに関する意見が次々と発言されるという状況。
質問者答弁者が入れ替わり、それに関する意見が交わされる。最後のとりまとめや妥協点も、発言の中から出てくる。
大府市議会の中の雰囲気が、活発に発言する議会に変わってきたことを如実に感じたひとときでした。


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議会運営委員協議会、この任期のとりまとめと次に取り組み進めたいこと

2014-11-11 17:34:48 | 議会

議会運営委員協議会。
※本日のブログは議会・行政関係者向けになるかも。業界用語のオンパレードで、そこに注釈を省いてあります※

一般質問に一問一答制を導入してから、毎定例会ごとに振り返りを行っていますが、9月議会の後の振り返りで、「常任委員会ごとに年間研究テーマを設けて取り組んでいるが、そのテーマと被る質問をすることについてどうか」との提起があり、本日の協議で取り扱いについて改めて確認しました。
委員会で調査研究して、委員会として何らかの提言をしようとしている時に、その案件について何か意見があるなら、委員会の協議で提起提案し、委員会としての提言に反映するのが望ましいのでは、という側面と、質問内容に制限は極力加えるべきではない、との両方の考え方があります。
委員会の調査研究案件については、その核となる部分は個人質問に取り上げないこと。一方で、研究案件の核の部分をなるべく絞り、「広義に解釈すると」研究内容に「関わる」くらいのことであれば、やたらと制限しない原則で、発言の自由と個々の議員が持つ質問の権利を侵害しないことと最終確認をしました。

また、本会議場における一般質問で、初めて電子黒板をモニターとして使ってみたことを振り返り、電子黒板をその機能をより活かした活用をするために、その機能を活用して分かりやすい見える議会運営をするためにどうしたら良いか、との問題提起を、前回私から会派の意見として出しており、あわせて、どのような機能があるのか議員一同で研修する機会が必要との提案もさせていただいていました。
本日の協議で、全員の賛同をいただき、まずはどんな機能があり使いようがあるのか議員一同研修共有しようということで一致しました。その上で、わかりやすい見える議会運営にどう活かせるかの話し合いを今後していくことになります。

更に、議会内の様々な協議の場や説明を受けたり共有したりの場について、これまで曖昧であった公務との線引きについて、会議の名称と区分を再点検し、招集権者と公開範囲を協議してきた結果を、会議規則を改正し明文化した規程とするための、最終案と議決までのスケジュール案が提示されました。
これは、この任期で議会一同でやってきたことの明文化のひとつで、議会基本条例ではなくとも、大府市議会の取り組みの一定の答えと言えるものにあたります。
12月議会に議会運営委員会として提案することが間に合えば、12月で議決の方向で、早々に案の持ち帰りと反映の日程を決めました。

新年度予算の審査の方法についても、通告制の導入を前の3月議会で試行しており、本格実施に向けて最終調整を迎えています。

この任期は、大府市議会なりの歩みで、いろいろ「議論する議会へ」「黙って賛成するだけが議会じゃない」じわりじわりと確実に進んできたと感じています。
大府市議会の取り組みの手法の是非や、まだまだ市民に見える伝わる段階になっていないことなど評価はいろいろありましょうが、議会改革の定番である、議会基本条例の型とはまた異なるスタイルでの歩みです。
メンバーチェンジの時期が迫る中、こうして積み上げてきたものを、活かし、更に進めるメンバーチェンジとなることを、願ってやみません。

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