任期は4月いっぱいですが、 なんとか無事に終えることができそうです。みなさまからのお声をいただき、自分で足を運び調査研究し、市政を時に問いただし時に提言させていただいてきました。
2007年に、市民活動も地域活動も政治活動も行政も経験のないど素人で、普通に市民として生活していたひとりのワーキングマザーを、公式な議会という場に送り出していただいて、このように働かせていただいてきました。心から感謝申し上げます。
無党派として、いずれの政党とも距離を置き、一切の団体からの推薦も支援も受けない、世襲でもなく誰かの後継でもない立場として、議会に飛び込み、その独特の組織風土に挑んできました。異色の存在から、少しは議会という場に風穴を開けることができたと思います。議会の伝統も慣わしも知らず、法や行政の知識も一からだった私に、議会に飛び込む機会をくださったみなさま、知恵を授けてくださった先輩、専門家の方々がいてくださって、何を為すにも相互理解相互信頼がまずあってこそ、と身をもって示してくださった各地の議会の先輩方があってのことだと思います。
開いた風穴から、こんどはもっと風通しの良い議会になるように。まだ道は半ばだと感じています。
大府自治区の27年度総会に出席してきました。
私は地元推薦というものとは無縁です。議会では市全体の視点で提言したり物申したりしています。
また、在住地区には「われこそが地元の議員」と名乗られる方がすでにいらしたので、その先輩が地区の相談には小まめに乗っておいでなのだろうと思っていました。地域推薦をもらっている先輩がいるなら、私は割り込んではいけない、とか思っていました。
しかしだんだんに、「最初に議員になる前に、地元にお断りを入れなかった」私にも、あれこれと案内をくださる寛容さに感謝できるようになり、自分の住んでいる地区は当然身をもってよくわかることが多く、その現場としての在住地区に、変な遠慮をしているのはいけない、と思うようになりました。
変に遠慮したり勝手に壁を感じていたり、を、まず自分から払いのけてみたら、地域は本当に暖かく楽しいもでした。
2期目の4年は、区長さんに話しに行ったり、たまたま自治区の事務所に寄ってみたら作業中だったのでお手伝いさせてもらったり、地域パトロールも都合がついたときしか行けませんでしたが、一緒に歩かせてもらいました。
地域に育ててもらう、ってこういうことなんだと、実感できた4年間でした。
総会の会場に最後までいて、立ち話も延々として、帰ってくるときに、激励の言葉をいただきました。
一緒にパトロールした道を、演説してまわったらいいやん、とも声かけてもらいました。
頼ってもらえることがこんなに嬉しいこととわからせてもらいました。
また相談役のお役目をいただいて、戻ってきたい、と、地域のみなさんのお顔を見て思いました。