大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

【視察報告】無作為抽出市民が政策討論に参加する「市民討議会」 その2

2011-11-29 23:44:25 | 政務活動費(政務調査費)
11月15日視察
【その1 に引き続き、政務調査費使用報告として議長に提出したものから転載】

●東京都町田市・公聴課「まちだ市民討議会について」

 市民討議会とは、無作為抽出市民に参加案内を送り、その中の参加意思を表明した市民に参加していただきグループワーク形式でテーマについて話し合っていただき、メンバーを入れ替えながらグループでの話し合いを深め、意見集約をし最終報告として政策提言をしていくものである。町田市では、「市政に声を上げることの少ない市民=サイレントマジョリティを捉えること、まちづくりへの参加のきっかけ作りとして、青年会議所より実施の提案があり、協定書を結んで協働で行っている。
 2007年から毎年開催し、今年で5回継続している。テーマは毎回異なり、実施事務局でテーマ選定している。公聴の手段のひとつであり、まとめて提出された意見は市政への参考とする(=反映を確約するものではない)としている。
 5~6人でひとつのグループになるよう編成し、討議の前にテーマに対し情報提供を市職員が行ったあと、くじびきでメンバーを入れ替えながら3回討議を行った。グループでの話し合いを発表してフロア全体で共有し、次の議論へ進むことで、全体で深めていく手法をとった。
 行政が中心となって進める市民討議会もあるが、青年会議所との協働により、「職員が進行すると市民がものを言いにくい」「職員により実施するにはノウハウ・経験不足」といった部分が効果的に実施されているとのことである。

【その3 では、大府市への提言 について掲載します】

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