忍者の道具に「撒菱(まきびし)と云う道具があるが、
ウィキペディアによると、
撒菱(まきびし)とは、忍者が用いる道具のひとつ。逃げる途中にばら撒くことで追手に怪我を負わせる。撒蔆、撒芰とも表記する。
もともとは水草であるヒシの実を乾かしたものを使用した。菱の実、あるいはそれを模したものも三角錐の形状をしており、基本的にどのように置かれても、刺が追っ手の足を傷つけるように出来ている。木や竹から削りだした物もある。鉄製のものをイメージしがちだが、使い捨ての道具としては重く、かつ、高価で持ち運びに不便であるため、個人の使用には向かない。
持ち運びの際には竹筒に入れるのが一般的である。こうしておくと振付けるようにして敵の顔面に投げつけ、武器として使うことも可能であった。
とある。
工房オンセでも「撒菱」を作っている。
竹を割ると、中側に節の部分が残る。
これがあると、次の工程の竹剥ぎが、大変やりにくい。そこで、竹割り包丁で、この節の部分を切り落としていく、その時、いっぱい出て来るのが、今回の撒菱だ。
竹工房オンセでの修行の始まりは、この撒菱の上を素足で歩くことから始まる、
目を瞑って、頭の中の妄想を振りほどき、良い作品を作る事だけを考えながら、この撒菱の上を歩くのだ。
今度も新しい弟子が入ったが、この修行の道に耐えられるのだろうか? チャンチャン
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