今回、出張で来ている松江には、江戸時代末期から続く松江藩籐細工という工芸があるそうだ。
竹と籐と云うのは、とても相性が良く、古くから竹籠に当飾りは多く使われてきた。
松江藩の籐細工?少し、興味があって調べてみると、
自然のぬくもりを感じさせる籐の籠(かご)を、松江市大庭町の長崎誠(ながさきまこと)さんは40年以上制作し続けています。
六弁の花びらのような形に作る「花結(はなむすび)」は一子相伝(いっしそうでん)の高度な技。
それを継承する5代目の長崎さんが編み上げる花結の籠はまさに逸品です。
花結とは
実に美しいフォルムの作品です。細部に渡るまで、気が行き届いた籠ですね。
松江藩籐細工は江戸末期に藩士の内職としてスタート。
明治維新以後も長崎家は続け、2代目の福太郎さんが花結を考案しました。
と、あります。
最近、山葡萄の籠にこの「花結」で編まれた物が珍重がられ、高価なバッグとして売られていますが、
元々は、この松江の籐細工から来て居るのか?
反対に、もともと素朴な山葡萄の籠で使われていた技法を、籐細工に取り入れたのか?定かではありません。
しかし、ここ松江で、長崎さんの所で代々、受け継がれて来たと云うことは、日本の財産ですね。
「shimagine」シマジンというサイトで、松江の籐細工が紹介されていました。
http://www.nhk.or.jp/matsue/shimagine/detail/20140629.html
こんな形で、次の世代に受け継がれて行くのですな。
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