家族と介護のひととき♪

我が家は4人と1匹の5人家族です。
家族と過ごす毎日を想い出に残せたら嬉しいです。

第38回国際福祉機器展「腰痛を予防する介護の方法」の利用者・家族講座から学ぶ・・・

2011-10-31 | 介護
10月6日に国際福祉機器展にて、青柳啓子先生の「腰痛を予防する介護の方法」利用者・家族講座に参加した!
まず私のメモをもう一度再現して、自分の介護の負担を減らすことをおさらいしてみようと思う!

1.ボディメカニズムの原則

①介護者の支持規定面積を広くする。

(例)両足の位置・・・平行に両足を置く面積と斜めに両足を置く面積を比較しての介助方法。

②介護者の重心を低くする。

(例)腰をさげる。

③対象をコンパクトにまとめる。

(例)お米10㎏とマット10㎏(マットを丸める。)との比較。

④利用者の支持規定面積をせまくする。介助が安定して動きやすくなる。

(例)1.平行移動するときに手を組み膝を立てておしりだけの支持で移動・・・摩擦面が少なく抵抗感がなくなる。つまり支持規定面積が小さくなる。

2.椅子を持つとき・・・①腕をまっすぐ持つ。②腕を曲げて持つ。③体に付けて持つ。

⑤大きい筋群を使う。

⑥水平に移動する。

(例)トランスの場合・・・1.まっすぐに移動する。2.重心にあわせて移動する。

水平方向に移動した方がよい。(例)ベットから椅子に移動するときは、同じ高さで移動したほうがよい。なぜなら持ち上げると大変!全介助の場合は重心をくっつける。足の動き! 

⑦てこの原理を活用する。・・・石を転がすために長い棒を使う。

(例)1.ベットから起こすときの介助・・・ベットに足の膝をあて、頭を肘をついてあげる。つまり膝や肘がてこのてこの原理をつかっている。

2.左足を持ち上げるときの介助・・・左足の下に手をあて、右足の膝の上に力をいれて、左足を持ち上げる。

⑧介護者の体をねじらない。

(例)ベットから椅子へのトランス・・・利用者のほうを向きながら逆の動きをとる。つまり足だけ動かす。



2.寝返りから起き上がる動作・・・重心移動で対象を動かす。

(例)寝返り・・・①ひざを押す。②おしりを押す。③肩を押す。

トランス・・・左右の足の重心で椅子に移動する。



3.立ち上がる動作・・・関節(特にひざ)を屈曲・伸展させて介助する。腰をかがめず、まっすぐにする。(ひざを曲げる。)介助が大変だと利用者も大変!

(例)ペンをとるとき・・・膝をまげてとる。(素敵な女性かしら?)膝の筋力つくりが必要!膝をのせて腰をまっすぐして介助!つまりロボットのように動く!

(例)指1本で相手を立ち上がらせないには、おでこに手をあてると立てない!なぜなら重心を前にもっていくことができない!

(例)立ち上がる時に重心を前にして、まず重心がのったことを確かめて、おしりを後ろにつきだして、足の位置を90度よりひき足の重心をのせて、低いところから立ち上がる!つまり、椅子を選ぶときは、おしりと膝と足と地面の位置がすべて90度になるものを選ぶ!

さて青柳啓子先生には、講座後たくさんの方々から質問をされておりました。
もちろん私も夫様の介助についてもご相談のって頂きました。
青柳啓子先生の助言は的確でわかりやすく私にとっては、本当に勉強にもなり感謝するばかりです。
本当にありがとうございました。

たくさんの質問の中でも、硬縮ができない人の介助に対して、足が広がらないように両足でささえたり、寝返りするときには足を重ねたり、腕がのらないように腕を広く広げたりするとよいのでは?というお答えでした。

私の場合は、夫様のおトイレ介助では、背中にクッションを置き、膝を抑えて、尿がこぼれないようにパットでおトイレにたらすようにしたらよいのでは?という助言でした。
この方法で夫様のおトイレ介助もなんとかできるようになりましたが、さすがに力尽きてしまうときは、リフトにたよってしまうのが現実かしら?


      



                                 


最新の画像もっと見る