中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
144)沙漠化の前線
7月2日、内蒙古自治区の阿拉善(アラシャン)盟を訪れ、3つのNGOの活動現場を駆け足で見学し、経験を交流しました。沙漠化と一言でいっても、その現象形態も原因も同一ではありません。私たちの本拠の大同の農村は「環境破壊と貧困の悪循環」が沙漠化の原因で、その根本は人口問題です。
ここ阿拉善は流動砂丘の東進が原因で、そのスピードは年に20メートルにもなるそう。その結果、以前は草原のなかに砂漠があったのに、いまでは砂漠がつながって、砂漠が草原を包囲する関係に変わったそうです。年間降水量は150ミリ前後で、自然条件は大同よりずっと厳しいのです。
ここはまた砂嵐(沙塵暴)の発生源でもあります。私たちが訪れたときも発生し、荒々しく歓迎してくれました。最初は遠くの空が黒くみえているだけでしたが、圏内に車がはいると周囲がまっ暗になり、強い風が吹き、さらに泥の雨が降ってきました。壊されたビニール温室もみました。
共通点もあります。いま問題になっている沙漠化は人間による開発が招いたものだといいます。草原を切り開いて農耕をはじめ、放牧の家畜を増やしました。燃料を確保するために、そこにあった灌木を伐採しました。自然条件を無視したそのような開発は長続きしません。畑は捨てられ、過剰な放牧が植生を貧弱化させました。すると砂が風で動き出し、流動砂丘が出現し、すべてを飲み込みはじめたのです。
【写真】流動砂丘(画面右手)が年20mのスピードで東進し、かつての草原を飲み込んでいく。
(2007年8月15日号)
ここ阿拉善は流動砂丘の東進が原因で、そのスピードは年に20メートルにもなるそう。その結果、以前は草原のなかに砂漠があったのに、いまでは砂漠がつながって、砂漠が草原を包囲する関係に変わったそうです。年間降水量は150ミリ前後で、自然条件は大同よりずっと厳しいのです。
ここはまた砂嵐(沙塵暴)の発生源でもあります。私たちが訪れたときも発生し、荒々しく歓迎してくれました。最初は遠くの空が黒くみえているだけでしたが、圏内に車がはいると周囲がまっ暗になり、強い風が吹き、さらに泥の雨が降ってきました。壊されたビニール温室もみました。
共通点もあります。いま問題になっている沙漠化は人間による開発が招いたものだといいます。草原を切り開いて農耕をはじめ、放牧の家畜を増やしました。燃料を確保するために、そこにあった灌木を伐採しました。自然条件を無視したそのような開発は長続きしません。畑は捨てられ、過剰な放牧が植生を貧弱化させました。すると砂が風で動き出し、流動砂丘が出現し、すべてを飲み込みはじめたのです。
【写真】流動砂丘(画面右手)が年20mのスピードで東進し、かつての草原を飲み込んでいく。
(2007年8月15日号)
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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別のことですが、私は英語が全然わかりません,私のメールには次のような文字があります、5月21日に出してくれたんです。先生の手紙かどうかわかりません。何かご用件があったら、私のブログに書いたほうがいいと思います。メールは駄目だと思います。
Green Earth Network <gentree@s4.dion.ne.jp>
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$B!!(BE-mail gentree@s4.dion.ne.jp
$B!!(BURL http://homepage3.nifty.com/gentree/
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私は7月24日から大同にきています。この機会に先生にお会いできればと思っていましたが、日本からたくさんのボランティアがきていて、時間をつくれませんでした。8月24日に帰国いたします。中国語版ブログにいつもコメントを寄せてくださることにお礼を申します。