中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
184話)恒山老白干
この7月、渾源県下韓郷の道端の食堂にはいりました。「酒はどうするか?」ときかれて、「恒山老白干!」と答えました。最初に私がこの地方で活動したのはこの渾源県でした。そのころは、ほんとによく白酒を飲んだのです。でも、たいていはビール瓶のようなフタの「コーリャン酒」で、飲みきるしかない。アルコール度数は56度とか53度とか。1斤(500g)が2.7元。量り売りのそれは2元でした。それにくらべると、この恒山老白干は高級酒。パリの国際コンテストで「金賞」をとったということで、「国際金奨」を高々とうたっていました。でも、地元の多くの人は信じてはいなかったようです。
最近、その銘柄をみたことがありません。だから、わざと注文してみたんですね。すると店のあるじは、中庭にある貯蔵用の竪穴にはしごをかけて下り、箱入りのこの酒を2本、取り出してきたのです。なつかしい形のビンです。箱にはいっていることでも、当時としては、この酒がどんなにだいじにされていたか、わかります。残念なことに、箱に押印されている製造年月日はにじんでいて、読めませんでした。独特の香りもとてもなつかしかった。
1本をみんなで飲み、1本は高見が持ち帰って飲めとすすめられましたが、ことわりました。だいじにしまってあったものを、そこまでしたくなかった。それに酒というものは、どんな酒でも、その土地で飲めばおいしいけど、ちょっとでも離れるとだめですからね。どこで飲んでもおいしいのが銘酒でしょうけど、そうはありません。
最近、その銘柄をみたことがありません。だから、わざと注文してみたんですね。すると店のあるじは、中庭にある貯蔵用の竪穴にはしごをかけて下り、箱入りのこの酒を2本、取り出してきたのです。なつかしい形のビンです。箱にはいっていることでも、当時としては、この酒がどんなにだいじにされていたか、わかります。残念なことに、箱に押印されている製造年月日はにじんでいて、読めませんでした。独特の香りもとてもなつかしかった。
1本をみんなで飲み、1本は高見が持ち帰って飲めとすすめられましたが、ことわりました。だいじにしまってあったものを、そこまでしたくなかった。それに酒というものは、どんな酒でも、その土地で飲めばおいしいけど、ちょっとでも離れるとだめですからね。どこで飲んでもおいしいのが銘酒でしょうけど、そうはありません。
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初めまして。私は松下政経塾第28期生の中西祐介です。突然のご連絡失礼致します。
いつも生の中国レポート、楽しみに拝見しております。
さて、私は現在政経塾2年生であり、水をテーマに研究活動をしております。
と申しますのも、地元四国では年々渇水に悩まされており、山づくりから海までの河川流域を一体とした管理の不十分さが問題であると考えております。
そんな中、今回たまたま、日本を美しくする会の鍵山秀三郎相談役ご一行と、中国北京の掃除会に参加させて頂く事になりました。期間は10月9日~13日です。せっかくの機会ですので、小生はその後一週間程度中国の水や自然環境の視察にお伺いしたいと考えております。もし可能でしたら、是非高見さんにもお会いさせて頂き、現地の状況をお伺いしたいと考えております。
大変ご多忙の中恐縮ですが、何卒ご検討くださいますよう、宜しくお願い致します。
北京オリンピックもまもなく佳境ですね。
10月にお会いさせて頂けることを楽しみに致しております。
中西祐介
090-9108-5921
yusuke@mskj.or.jp
ぜひ現地でお目にかかりたいと思うのですが、私は9月1日から大同に行き、9月22日前後に帰国の予定です。10月25日に東京でセミナーを主催することになっており、10月は日本を離れることができません。
四国が地元ということですから、大阪を通過されることも多いのでしょうね。私たちの事務所にぜひお立ち寄りください。
中西さんの先輩にあたるかたでしょうけど、昨年、今年と松下政経塾の卒業生のかたにも大同にきていただきました。