正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ロレックスサブマリーナの見直しと掛け時計の修理をしました

2010年03月05日 | 時計修理
昨日は雨模様でした。今日はなんとかもちそうですがまた雨みたいです。春になっていくんでしょうね。

 営業時間中修理をバンバンする予定でしたが、補聴器のお客様が見えて補聴器の測定とお試しようの補聴器の設定で修理する時間がなくなってしまいました。

 昨年修理させていただいたロレックスのサブマリーナです。
最近止まるとのことで再修理になりました。あけてみるとテンプの振りが弱くなっていました。もう一度分解しどこが悪いか点検しました。
キャリバーは1520
ゼンマイかな?2番車かな?なんて考えながらばらして部品を点検。
原因を発見しました。香箱のふたが少し浮いていました。香箱のふたが甘くなっていて使っているうちに浮いてきたんだと思います。
香箱自身を交換してくみ上げていきタイミング調整をして完了です。
2,3日時間をみてご連絡します。

 昨日も閉店後お店の中の温度は結構あがっていたと思います。カッターシャツを脱いでから掛け時計の修理をしました。
T様からのお預かりのアイチの60日まきです。30日まきをほとんど構造は同じです。(歯車の歯数などは違いますが・・・)
掛け時計や置き時計の修理は本当に気合が入らないとできません。お預かりの日数が長くなってしまって申し訳ございません。

基本的に腕時計の分解掃除と同じ要領でお掃除しています。まずはついている油分を完全に落として精製水を使って部品を綺麗に洗浄し、ほぞ穴部分の修正をしてベンジンでもう一度洗浄。そのあと組んで行き打ち方の調整をして完成です。
一度に10枚以上の歯車を押さえるのと、打ちからの調整に時間かかります。

昨日は頑張ってもうひとつ掛け時計を修理しました。
EIKOSHAの掛け時計です。ケース自体は綺麗な状態です。動かなくなったとのことでお預かりしたしました。
かなり昔の時計です。アイチの時計とは打ち方の構造がぜんぜん違います。どちらが修理しやすいかは難しい判断で両方ともややこしいです。
同じように分解して洗浄、ほぞ穴調整、打ち方の調整、してくみ上げてケーシング。

両方ともしばらく様子を見てご連絡しようと思います。

今日は家修理を予定です。明日は朝一番掛け時計の配達もあるのでほどほどに頑張ります。