正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

エルジンの懐中時計の分解掃除とロレックスの紳士物SWモデルを修理です

2016年07月10日 | ストップウォッチ
昨日は涼しかったのですが今日は朝から暑さ爆発です。

海水浴等いいお休みの日とも多いかと思います。

昨日はH様からのお預かりのエルジンの昔々の懐中時計です。
綺麗なケース、文字盤でした。機械も少し埃が歯車に噛んだ状態でしたが比較的綺麗な機械でした

早速分解して点検。受け石も割れていなく天真も大丈夫でした。
洗浄後、歯車等毛ボコリが絡んでいないか、埃が残っていないかチェックしてから組み上げました。












細かな調整が出来るようにゲージ付きの緩急芯になっていました。


少しほこりが入っていました。



タイミング調整まで出来たので今日から実測で時間調整する予定です。

次はロレックスの紳士物です。
1601ですが、機械は1560キャリバーの機械が入っていました。
外装では竜頭のねじ込みが効かない状態でした。













初めは機械部分を分解掃除です。
カレンダー送りの歯車の逆ネジが緩くなっていました。
分解掃除、タイミング調整です。

外装部分は新しいチューブを竜頭にねじ込んだらネジが効いたのでチューブだけの交換をしました。
が、
ケースとチューブがかなり固く入っていたので取り出すのにかなり時間がかかってしまい最終的にはリューターで削り出す作業になりました。

綺麗に外れて新しいチューブを合わせて昨日は終了です。


今日ケーシングして外装部分のチェックもする予定です。

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