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「Flowersーフラワーズー」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
企画・製作総指揮・大貫卓也
監督・小泉徳宏
蒼井優、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、鈴木京香、広末涼子、という日本を代表する(?)6人の女優さんが織成す“命”の系譜・・。
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ネタバレありますのでご注意を・・。
冒頭、白黒の画面に、蒼井優さん演ずる凛が登場します・・。昭和11年の桜の季節です。
この「凛さん」からの命の系譜を、時代が行きつ戻りつしながら辿ってゆく、そんな作品でした。
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この映画は、企画・製作総指揮の大貫卓也さんが「日本の女性のために」作られた作品だということで、確かに、男の私が観るのでは、おそらく女性の方がご覧になって感じるニュアンスの半分もワカラナイのだろうなぁ、と思いました・・。
劇中では、凛さんのエピソードの次にいきなり平成21年の奏(鈴木京香)と佳(広末涼子)の姉妹の時代にお話が飛ぶのですが・・。
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奏がとった田舎の父(平田満)からの電話は・・おばあちゃんが、いよいよいけないみたいだ・・。
この辺りで、もしかすると、おばあちゃんというのは、「凛さん」なのでは・・という予想はついてきますが・・。
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エンドロールの「写真」を見て、ようやく合点がいったので、一人で頷いてしまいましたが(しかし、パーマネントを当てた姿で3人の娘と写真に写っている蒼井優さんは、見事に“昭和の母親”のオーラを放っていました!)、凛さんの娘は三人でしたね。事故で夫(大沢たかお)を亡くした悲しみから、少しずつ立ち直ってゆく長女・薫を演じたのは竹内結子さん。
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勝気でいわゆる“ウーマン・リブ”の走り、でもその実はたおやかな女心を持つ次女・翠を演じたのは田中麗奈さん。
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そして奏と佳の母親であり、佳を産んだときに亡くなってしまう三女・慧を演じたのは仲間由紀恵さんでした・・。このエピソードは私もしんみりしてしまいました・・。
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この映画の見所の一つとして、「それぞれの時代に使われていた画面の色彩や音響、髪型やファッションなど」があります。凛さんの登場シーンはモノクロの画面にモノラルの音声。題字「Flowers」の出し方も、何となくその時代を感じさせてくれます。
薫や翠が登場する昭和30年代後半~40年代中盤は、「黄色」が際立つ独特の映像で、私も懐かしさを感じてしまいました。何なんでしょうかね。使っているフィルムのメーカーとかの違いなんですかね。総天然色って感じですね(笑)。翠がうさ晴らしに行くのは<トリスバー「裏窓」>(笑)。飲んでいるのは近頃あまり飲む機会がなくなった「水割り」か「ハイボール」!
昭和52年に登場する慧の着ているセーターの柄が何とも懐かしさを覚えます。映像の色は温かみがありますね。岩崎宏美懐かしいっす(^^♪!
そして奏と佳が登場する平成21年はどうなんでしょう??。今っぽいですね(当たり前だ(笑)。映画にもよるんでしょうけれども。音楽はいきなりジャズが流れていました。
そんな楽しみ方をした私でしたが、エンドロールが終わり明るくなると、ハンカチで涙を押さえる女性がたくさんいらっしゃって、やはり、そうなのだろう(なにがそうなのだ!)なぁ・・と、思う次第でした・・。
ひきばっち的満足度★★★
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
企画・製作総指揮・大貫卓也
監督・小泉徳宏
蒼井優、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、鈴木京香、広末涼子、という日本を代表する(?)6人の女優さんが織成す“命”の系譜・・。
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ネタバレありますのでご注意を・・。
冒頭、白黒の画面に、蒼井優さん演ずる凛が登場します・・。昭和11年の桜の季節です。
この「凛さん」からの命の系譜を、時代が行きつ戻りつしながら辿ってゆく、そんな作品でした。
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この映画は、企画・製作総指揮の大貫卓也さんが「日本の女性のために」作られた作品だということで、確かに、男の私が観るのでは、おそらく女性の方がご覧になって感じるニュアンスの半分もワカラナイのだろうなぁ、と思いました・・。
劇中では、凛さんのエピソードの次にいきなり平成21年の奏(鈴木京香)と佳(広末涼子)の姉妹の時代にお話が飛ぶのですが・・。
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奏がとった田舎の父(平田満)からの電話は・・おばあちゃんが、いよいよいけないみたいだ・・。
この辺りで、もしかすると、おばあちゃんというのは、「凛さん」なのでは・・という予想はついてきますが・・。
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エンドロールの「写真」を見て、ようやく合点がいったので、一人で頷いてしまいましたが(しかし、パーマネントを当てた姿で3人の娘と写真に写っている蒼井優さんは、見事に“昭和の母親”のオーラを放っていました!)、凛さんの娘は三人でしたね。事故で夫(大沢たかお)を亡くした悲しみから、少しずつ立ち直ってゆく長女・薫を演じたのは竹内結子さん。
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勝気でいわゆる“ウーマン・リブ”の走り、でもその実はたおやかな女心を持つ次女・翠を演じたのは田中麗奈さん。
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そして奏と佳の母親であり、佳を産んだときに亡くなってしまう三女・慧を演じたのは仲間由紀恵さんでした・・。このエピソードは私もしんみりしてしまいました・・。
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この映画の見所の一つとして、「それぞれの時代に使われていた画面の色彩や音響、髪型やファッションなど」があります。凛さんの登場シーンはモノクロの画面にモノラルの音声。題字「Flowers」の出し方も、何となくその時代を感じさせてくれます。
薫や翠が登場する昭和30年代後半~40年代中盤は、「黄色」が際立つ独特の映像で、私も懐かしさを感じてしまいました。何なんでしょうかね。使っているフィルムのメーカーとかの違いなんですかね。総天然色って感じですね(笑)。翠がうさ晴らしに行くのは<トリスバー「裏窓」>(笑)。飲んでいるのは近頃あまり飲む機会がなくなった「水割り」か「ハイボール」!
昭和52年に登場する慧の着ているセーターの柄が何とも懐かしさを覚えます。映像の色は温かみがありますね。岩崎宏美懐かしいっす(^^♪!
そして奏と佳が登場する平成21年はどうなんでしょう??。今っぽいですね(当たり前だ(笑)。映画にもよるんでしょうけれども。音楽はいきなりジャズが流れていました。
そんな楽しみ方をした私でしたが、エンドロールが終わり明るくなると、ハンカチで涙を押さえる女性がたくさんいらっしゃって、やはり、そうなのだろう(なにがそうなのだ!)なぁ・・と、思う次第でした・・。
ひきばっち的満足度★★★
ってそこから入るんかい!と^^;
良かったです。映像表現も好きでしたし、女性中心に辿る家族の絆がとても感じられて。自分を産んでくれたことを素直に母親に感謝したい気持ちになりました^^
岩崎宏美懐かしいよねー。
「熱帯魚」でしたっけ?
あ!もしかして缶ハイボールって出たのかなぁ!?最近お酒飲まなくなっちゃったので、「お酒情勢」に疎くなってしまひました(T_T)
>母親に感謝したい気持ちになりました
そうなんですよね~・・。年々母親の有り難味が身に沁みる、そんな年齢に我々もなったのでしょうか・・。竹内さんが演じた長女・薫の世代ですね~私の母親は・・。有り難いものです。
いや、ホントに、こうして見ると、男のバカさ加減(オレだけか?)がよく解りますよね~。
女性は懐が深いというか、“妻”から“母親”へ進化しますものね~。
男はいつまでたっても進歩がみられない(オレだけか?)ですからね(T_T)/。
>岩崎宏美懐かしいよねー。
「熱帯魚」でしたっけ?
多分そうですね(笑)
私、岩崎宏美の「思秋期」って好きなんですよ~「青春はこわれもの、あいし~ては、傷つき~♪」泣けます(T_T)。
最近gooの方にこちらからTBが飛ばないみたいです(涙)
コメントで失礼します。
不正なURLと言われてしまうので、コメントリンクも貼れないのですが・・・
時代はそれぞれですが、それぞれ自分が経験してきたことや、今感じている悩みなど、
自分にリンクして心を揺さぶられました。
すごく丁寧に作られた作品だなと思いました。
そうですか~。gooにTBが飛ばないですか。う~む・・。
>自分にリンクして心を揺さぶられました。
maru♪さんの記事読ませていただいて、本当に女性の方の心の機微にふれることができました。ありがとうございましたm(__)m
今後とも宜しくお願いいたします。
母を想う気持ちや子の幸せを願う心がじんわりと伝わってきました。
それに女優さんたちがみんな美しくて…
観た後に幸せな気持ちになれる作品でした☆
女性のお客さんは感涙していらっしゃった方がかなりいらっしゃいましたね・・。
>それに女優さんたちがみんな美しくて…
観た後に幸せな気持ちになれる作品でした☆
そうなんですよ(^^♪!あの6人にプラス真野響子さんですからね~!
幸せでした~(笑)!