大阪生活も残り少くなり、行きたいと思っていた比叡山、広島の平和記念公園、安芸の宮島を駆け足で廻って来ました!低気圧が北上し日本海側に大雪を降らせた2月17日、琵琶湖西岸に位置し、やはり雪の降る比叡山延暦寺に参拝しました。延暦寺は標高800m程に位置し、昼の気温が1度、折からの西風強く体感温度はマイナス5度といったところか。山頂近辺は雪のため、西塔、横川方面のバス便も無く東堂のみの参拝となる。しかし、これが良かった。世界遺産の根本中堂は、訪れる人も少なく、冷たい静寂に包まれて、その昔の厳しい修行に思いを馳せることができた。薄暗い本堂で、1,200年消えたことがないとされる不滅の法灯と向き合う時、感動を覚えます。
そして滋賀と言えば、近江、近江牛を堪能した翌日は、新幹線で一路広島へ。実はこれまで58年の人生で、広島は何度も訪れたにもかかわらず、平和記念公園と宮島を訪れたことはありません。子供達も昔、母親に連れられて行ったにもかかわらず、です。
平和祈念ドームから原爆ドームを望み、目を閉じると、深い感慨に襲われます。色々な思いを感じ、自然と涙が出てきました。写真も撮りましたが、ここにアップする気にはなれません。原爆資料館では多くの外国人、日本の若者が展示されている写真や遺物を食い入るように見ていました。僕らの世代は太平洋戦争や、広島、長崎の原爆投下の悲劇について、出版物やメディアで触れたりする機会が多かったと思う。時代が過ぎれば風化するのは当たり前だと思わなければならない。その意味で、その世界の片隅で、という映画は、その境目を繋ぐ傑作だ。
広島でお好み焼きを食べ、急いで宮島へ。早くしないと干潮で鳥居が干上がってしまう!フェリーで宮島へ。辛うじて水上の鳥居を拝めましたが、神殿はすっかり干上がった砂の上でした。
大急ぎで廻った週末でしたが、やはり初めてというのは良いですね。なんたって新鮮です。また、心素直に感じることが出来ました。歳をとりました。
確かに比叡山の拝観中で底冷えのする寒さを感じると、この中で毎日勤行するお坊さんの生活がいかに過酷かが分かりますね。
琵琶湖、瀬戸内海、駈け足とは言え贅沢なコースでした。
お疲れ様でした