前回は日が沈むまでの湖北の夕景を紹介しましたが、今日はその後のマジックアワーの時間帯の琵琶湖と竹生島の風景です。
暗くなって来るに従いISO感度を上げてシャッター速度を稼いでいるので、高感度ノイズで荒れた写真になっています。
D4Sは画素数が低くて高感度には強いのですが、高画素のD810は高感度には弱いです。
日が落ちてからもずっと手持ちで撮っているので、ISO感度を上げるしかないですね。
家内が一脚でも使ったらとアドバイスしてくれましたが、強情にも聞き入れずに手持ち撮影強硬でした。
湖岸の歩道に並んだカメラマンは殆どが三脚使用でした。
何のために何時も車に三脚と一脚を積んでいるのか・・・? せめてD800は三脚に載せた方が良かったかも知れませんね。
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帰ってくるコハクチョウと飛行機雲
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葦(よし)も琵琶湖にとっては大切なものです。
一時は湖岸をコンクリートで固める護岸工事が続けられ、葦原は本当に少なくなってました。
琵琶湖の水質保全に葦が重要な働きをしている事が分かり、葦を植え戻す事業が始められて、今では南湖でも葦原が増えてきています。
今は亡き父も定年後に、一時葦を植える作業のアルバイトに行ってました。
夏に日避けで使う葦簀(よしず)の材料でもあり、西の湖(近江八幡市)では現在も葦の生産が続き、冬場にはヨシ刈りが行われます。
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日が落ちてから続々と戻ってきます。
昨シーズンはこの時間帯まで、少し離れた田んぼでここへ帰るコハクチョウを撮ってました。
その時は本当に寒かったのですが、この日は日が落ちてからもそれ程寒くはなかったです。
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シルエットの竹生島が浮かび上がります。望遠で撮ると本当に近くに感じます。
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咄嗟に流し撮りしてはみたが、まったくピントを合わせる事ができませんでした。
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小さな鳥の群れが写ってますが、どんな鳥かははっきりとは分かりませんでした。
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お昼なら何ともない風景も、この時間帯には絵になる風景になります。
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夕日もきれいですが、マジックアワーの空のグラデーションも素敵ですね。
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琵琶湖には多くのコハクチョウが戻って来ています。
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対岸には灯が見えます。今津辺りでしょうね。
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帰る頃には綺麗な月が出てました。
今回で1月21日の湖北の風景を終わります。
撮影日 2021年1月21日
撮影地 湖北野鳥センター前の琵琶湖畔(長浜市湖北町今西)
機 材 Nikon D4S
Nikon D810
AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
TC-17E2
自宅から湖周道路を北上すれば約2時間の距離で、
この素晴らしい風景に出会えます。
滋賀県では琵琶湖の東西南北でそれぞれ違った枇杷顔の風景が広がり、
神社仏閣も多くて探してみればまだまだ良い景色を再発見できるように思います。
この近くなら朝一にコハクチョウやオオワシが、
餌場に飛び立つ瞬間を毎日見られますね。
夕方の散歩ならこの夕景、カメラ散歩も楽しいでしょうね。
何時までもこの風景が変わらぬ事を願うばかりです。
自宅付近では新名神高速の工事で、里山の山肌が酷いことになってます。
何時もありがとうございます。
こんにちは。
越境せずにこんな素晴らしい風景を楽しめる環境を
本当に羨ましいと思います。
しかも車で行けば三密も回避ですね。
こんなに素晴らしい夕景なら毎日でも、ボーっと見ていたいような気がします。
テレワーク後に散歩したい場所一番ですね。
尤も撮れる絵は夕日ばかりになってしまいますが
日本に誇る琵琶湖
このまま永く保存されることを願うばかりです。
湖北の夕景、同じような写真を並べましたが楽しんでいただけて良かったです。
余程スローシャッターでの風景以外は手持ち撮影ですが、
1台だけでも三脚に乗せれば良かったかな?と思いました(笑)
何時も試行錯誤しながら撮影で、まさに数撃ちゃ当たるの撮影スタイルです。
「ダイヤモンド富士」ですか。
良いですね、また写真が楽しみです。
本当はマニュアルでの撮影が一番やりやすいかと思いますが、
JPG撮って出しなら、同じ構図で条件を変えて
何枚かを撮っておく事が良いように思います。
風景写真は本来は低感度で、三脚使用でじっくり撮るのが基本でしょうね。
何時もありがとうございます。
琵琶湖、湖北の夕景を、楽しんでいただけたようで良かったです。
この辺りへは車でないとアクセスが悪いですね。
この季節の湖北にしてはこの日は穏やかで、青空が広がる好天でした。
きれいに空が焼けて、その中に竹生島が浮かび上がり、
コハクチョウが舞う風景はずっと昔から続いてきた情景なのでしょうね。
志村ふくみさんの作品「湖上夕照」は滋賀県立近代美術館お収蔵品となっているようですね。(現在美術館は改修工事中です)
まさに琵琶湖が夕日に染まる風景が描かれているようですね。
自宅から瀬田唐橋へ向かう県道は「夕照の道」名付けられています。
葦の群落が琵琶湖の富栄養化を防ぎ、水質保全に大きな役割を果たしてきた事が分かり、一時は激減した群落もあちこちで見られるようになりました。
琵琶湖と葦群落はその風景の素晴らしさと共に、環境面でも欠かすことのできない物ですね。
今考えると内湖の大中湖が全て埋められたことは本当に残念です。
かろうじて西の湖が残っていることが救いです。
母なる琵琶湖が、何時までも変わらぬことを願うばかりですね。
何時もありがとうございます。
今回も湖北の夕景を十分に楽しませていただきました。
寒い冬の夕暮れの景色なのになぜか暖かさを感じました。
手持ちで撮られたというのもすごいですね。
なかなか「強情」なtakayanさんですね(笑)
どの作品も素晴らしく全てがお気に入りです。
前回は設定について丁寧に答えていただきありがとうございました。
琵琶湖の夕景にも行きたいのですが
実は「ダイヤモンド富士」の撮影にも行きたいと思っています。
朝日より夕日を狙いたいので、同じような条件かと思います。
しかし、ISOやSSにWBに絞り値となかなか難しそうです。
まあ色々やって何枚も撮れば当たりもあるかもしれません(笑)
takayanさんは手持ちだったようですが
私は自信がないので三脚使用で写そうと思います。
自分では 見に行けない 琵琶湖の美しい夕景を たっぷりと堪能させていただき 、ありがとうございました。
古代から 延々と続いてきたであろう 美しい夕景の 一瞬の中におられたのは 貴重なことに思えます。
昨日コメントさせていただいた 志村ふくみさんの作品には、母なる琵琶湖が 色濃く投影されているのが感じられますが、その中に 「湖上夕照」という 作品があり、takayanさんの 湖北の夕景に その 作品名とイメージが 重なりました。
葦の群落は、
命の宝庫である琵琶湖の生態系を守り、水質保全を助ける 環境保全の観点からも、 また 滋賀の原風景を撮る写真の素材としても 欠かせない役割を持っている、と思います。
いつまでも 変わらず、母なる琵琶湖であってほしい、と 心から願っています。