先週、読売新聞に今津の群生地の座禅草が咲き始めたとの記事が出ていたので、そろそろかな?と思って昨日行って来ました。
家を出る10時頃には自宅付近は青空も見える天気でしたが、蓬莱駅辺りから比良辺りまではみぞれ混じりの本格的な雨となりました。
このままでは撮影も無理か?と思いながら車を走らせていましたが、高島へ入り白髭辺りでは青空が広がってきました。
比良の山裾ではこの季節はこんな天気が多いのでしょうね。
先月の雪景色の撮影時と同じく、箱館蕎麦「鴫野」さんで昼食後、今津町広川の群生地へ向かいました。「鴫野」からは車で10分足らずのところです。
雪の中で咲く座禅草を期待してましたが、雪は所々に残っているくらいで、座禅草もまだ開いているものは少なく、見頃はまだ先のようでした。
地元の方とお話しさせてもらったところ、今年は暖冬の影響で雪も少なく早くから葉が伸びてきているとのことでした。
昨年は 70-200mm F2.8G (IF)に1,7倍のテレコンを使いましたが、今回はD4SにオールドレンズのAI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5Sを、D810にはAF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF EDを使いました。
流石にAI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5Sは、一脚を使用しましたが重くて扱いにくかったです。
D4Sでは殆ど外付けのストロボ・SB910を使っています。
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D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB910
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雪の中で開いているのが少くやっと見つけた個体でしたが、どうしてもこの角度からしか撮影できませんでした。遊歩道からの撮影です。
もっと積雪が多くても、地中から芽を出すときに発熱して周囲の雪を解かすそうです。
「人が居なかったら入って撮るんやけどな・・・」こんな言葉がそばで聞こえました。
私より年配のコンデジの男性でした。
そんなことが出来るのならこんな重い望遠レンズを要りませんわ!
あんた何考えているの?と言いたかったのは山々でしたが・・・喧嘩することもないし。
本当に群生地に入ろうとしたなら注意したと思います。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB910
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これも向きが悪い
そんなに都合良くこっちを向いて開いてはくれません。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB910
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どの個体も開くまでに横から葉が出てきています。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB910
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少し中の様子が見えました。ストロボのお陰ですね。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB910
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これはよく見えて、こちらを向いてましたが、周囲の雪は殆ど無い状況。
色が黒っぽいです。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB910
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この色が良いですね。雪の中ならもっと良かったのだが・・・
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB910
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この土手の辺りは毎年早くから開花しています。
昨年は2月2日に雪の中で咲いてました。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S SB9109
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ちなみに昨年2月2日の撮影の写真です。
これを見ると座禅草が周囲の雪を解かすことがよく分かりますね。
D4S AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF) TC-17E2 SB910
やはりこの組み合わせが扱いやすいでしょうね。手持ちでいけますから。
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6番と同じものをD810で撮影
D810 AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED 内蔵ストトボ使用
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2倍テレコン使用 600mm
マニュアルでのピント合わせが難しい。フィルム時代は全てそうだったのだが・・・
視力が弱ってきているのでしょうね。まだ老眼鏡が要らないだけマシな方です。
三脚ならライブビュー撮影で拡大してピントが合わせられますが、一脚では揺れて到底無理でした。
群生地の真ん中にかかる木道の上では、三脚は禁止です。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S TC-200 SB910
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600mm最短距離で撮影
一脚使用でも微ブレしてますね。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S TC-200 SB910
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ピントは外の部分にあってますね。
ファインダーでを覗きながら必死にピント合わせしてますが・・・難しい。
もっと何枚も調節しながら撮っておくべきでした。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S TC-200 SB910
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遊歩道の真下咲いていたものをMicro NIKKOR 105mmで撮影
このくらいの焦点距離では殆ど咲いているものを撮ることは困難でした。
相当な望遠が必要です。
コンデジの超望遠可能なカメラのほうが撮りやすいかも?
D810 AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED 内蔵ストロボ使用
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群生地はこんな竹林の中にあります。饗庭野の伏流水が流れる湿地です。
D4S AI Zoom Nikkor ED 50-300mm f4.5S TC-200 SB910
次回に続きます。
苦戦されたのがよく見て取れました。
座禅草は早春の花。
山登りではよく見かけますが今まで一度もカメラを向けた事がありません。
私なら、D300にシグマの500mmで750mmにするでしょうか。
また今年購入のシグマ180mmは、D800Eにつけるでしょう。
でも、園地なので中に入る事は許されませんね。
久しぶりのブログアップにいつもながら丁寧な編集作業、勉強させていただきました。
ザゼンソウの花(本当は包)の中の本当の花がよく写っていて、感心しました。
このザゼンソウの自生地の地面は、結構、乾いています。
埼玉県の秩父の自生地では、渓流沿いなので湿地のために、遊歩道から撮影します。4月末には、長野県の山麓の湿地帯で、ザゼンソウが咲き、さらにミズバショウが咲きます。まだ少し残雪があることも多いです。
このため、よほどの準備がないと、湿地には入ることができず、木道の上から撮影します。
昔は、水源近くにザゼンソウが咲いていたそうです。
以前に、ザゼンソウの発熱の化学反応の話を伺ったことがありますが、かなり複雑な化学反応です。
9番は昨年の作品のようですが、物語が始まるような風情のある素敵な作品ですね!
お花の発熱で周りの雪を溶かすなんて、生命力の強さを感じますし、その姿や色合いを見ていると、昔にタイムスリップしたような古風な感じもします。
私は一昨年の2月11日に行っていますが、その時は咲き初めで早かったです。
座禅草咲きましたね。
はやり今年は暖冬の影響で、真っ白な中に・・・というわけにはならなかったようですね。
周囲の雪を溶かすなんて、凄いエネルギーですね。
もう少し開いているかと思いましたが、まだ少し早かったようです。
滋賀県では余り見かけない座禅草ですので、ここ数年通っています。
家内がD300を持っていたので、APS-Cで70ー200とテレコンで使っても良かったかも知れないですね。
でも古いレンズもなかなかいい写りをしてくれます。
撮影できる場所が限られているので、難しい場所では有りまが、もう少し雪があればよかったと思いました。
750mm相当ならここでもバッチリですね。
こんな時には超望遠が欲しくなります。
今までの経験で、中を綺麗に撮るために外付けのストロボを持参しています。
容量もそこそこ大きいストロボですから案外遠くまで効果が有り、望遠レンズでも使い勝手が良かったです。
ここの自生地も湿地ですが、土手の乾いたところにも芽を出しているものも多く有り、案外その辺りの花は何時も開花が早そうです。
残雪の中のザゼンソウとミズバショウのコラボ、一度撮ってみたいものです。
発熱のメカニズムは分かりませんが、自然の営みの不思議さと植物の生命力に驚くばかりです。
何時もコメントありがとうございます。
9番の去年の写真が雪を解かしている状況が分かりやすかったので参考にアップしました。
今年はこんな姿を撮ることが出来ませんでしたが、今月末くらいに雪が降れば一番良いのでは?と思います。
何時もありがとうございます。
特に湖西の比良の山麓では、冬場に時雨れる日が多いようですね。
新聞記事を見て早速行ってきましたが、少し早かったようです。
やはり雪がある程度あるのが良いのですが、なかなか好条件の中で撮影するのは難しいですね。
近くでいつでも行けるなら良いのですが。
今年は今津でもほんとうに雪が少ないようです。
ザゼンソウの生命力の強さと不思議な力には驚かされます。
コメントありがとうございます。
ザゼンソウ早々にUPして下さりありがとうございます、
少し早かったのですね。
私は数年前に2回ほど写真を撮りに出かけました、
といっても雪の中に咲くザゼンソウは撮ったことが
ありません。
takayanさんが狙っているのは9番のような雪の中に
咲くザゼンソウなのですね。
滋賀はこちらと違って雪が多いと聞きます、雪に不慣れな私にはとてもこの時期は撮りに出かけられないですね。
少し早すぎました。見頃は今月下旬でしょうか?
もう少し雪があるかと思いましたが、やはり今年は暖冬のせいで、雪が降らないと地元の方が仰ってました。
例年ならこの時期は、15センチ位の積雪があるとのことでした。
そうです。狙い目は9番のような雪の中のザゼンソウなんですが、今年は余り条件は良くなかったです。
雪の多い時は除雪作業が行われ、道路の散水設備も整備されているので、スタッドレスさえあれば湖西方面も走れますよ。
でも雪に慣れていないと危ないかも知れないですね。
マキノの奥の茅葺き屋根の集落、在原地区は有名な豪雪地帯で、数年前に神社の鳥居が半分以上埋まった時に行ったことがありました。
流石にこの時の運転は怖かったです。
でも県内では、余り見られないような風景を楽しむことが出来ました。
余呉や朽木も県内では雪が多い所ですが、今年は積雪も殆ど無いようです。