From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

女子サッカープロリーグ「WEリーグ」旗揚げと「なでしこリーグ」のリブランディング

2020-06-05 | 女子サッカー(話題)


女子プロサッカー「WEリーグ」名称決定!5連覇中の日テレ「すでにやる気満々」参入意思(スポーツ報知)

なぜ今、日本女子サッカーの新プロリーグ創設が決まったのか?(Web Sportiva)

女子サッカー「WEリーグ」創設。プロ化を選ばないクラブへの影響は甚大(Web Sportiva)

日本初の女子プロサッカーリーグが2021年秋開幕 名称は『WEリーグ』に決定!(JFA公式)

3日、突如として女子サッカープロリーグ「WEリーグ」の旗揚げがJFAから発表された。
女子サッカーのプロ化は以前から出ては消えての繰り返しだった印象が強いが、今回ここで
発表を行ったというからには、何かしらの目途が付いたからなのかも知れない。

上記リンク等からの情報によると
・参加クラブは6~10チームを予定
・プロ選手は15人以上のプロ契約選手の在籍
・プロ選手の最低年俸は270万円(大卒社会人1年目に相当)を設定
・スタート時の1試合観客数平均5000人を目指す。(2019年なでしこ1部の平均は1340人(報知より))
・リーグ初年度から5年間はJFAがWEリーグに10億円の投資を行いチームの自立運営を促す。

これらの数字を見ると男子J2,J3の若手選手よりも好待遇なのが分かる。
それとリンク記事にも触れられていたが既存「なでしこリーグ」との関係性が
どうなっていくのかが気になるところ。
個人的にはWEリーグとなでしこリーグは男子のJとJFLのようなある意味
プロかアマかで分断されるかのようなイメージを持たれる不幸な関係性になって欲しくないと感じる。
最近は男子社会人県リーグレベルでも1.5キャリアという働きながらプレーをする
既存の社会人サッカーのイメージを脱却しようとする新たな価値観を創出する動きが
出てきているが、これも女子サッカー、なでしこリーグに起こしてほしいと思う。
リンク記事にもあったが、サッカー1本で活動すると社会性の欠如が問題視されがちになる。
既存のなでしこリーグで活動する選手の大半は雇用されることで社会規範を身につけている。





管理人は神奈川の男子社会人サッカーを多く見ている関係上、近年徐々に変わりつつある
彼らの環境の変化を好ましく感じているものであるが、この流れを女子サッカーにも導入してもらいたい。
既存の「なでしこリーグ」で改めてアピールして欲しいのは高校大学卒業でサッカーを引退してしまう
女子選手を少なくすること、働きながらでもサッカーが続けられる、仕事とサッカーを本気で
取り組むことが出来る人生設計プランを構築できるブランディングだと思う。
働きながらサッカーを行うというと、夢が無いように感じて来たのは古い価値観だと
思えるような社会に女子サッカーの世界でもなって欲しい。

長々と同じような表現が続いてしまったが、まだどのような資本が入り、
何チームが参加表明するのか分からない部分もあるけれどWEリーグも、なでしこリーグも
共に既存の女子スポーツのイメージを塗り替えるような既存のイメージに捉われない
新しい価値観を創出するリーグになって欲しいと祈念し結びに変えたいと思います。

(おまけ)

4日、なでしこリーグ公式YouTubeチャンネル「なでしこカフェ」でも
WEリーグについて、横須賀シーガルズOG大滝麻未選手(ジェフレディース所属)を
ゲストに招いて語られています。見逃し配信は上記リンクへ。


こちらは大滝選手の意気込み。選手側のマインドの変化にも期待したいですね。

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